マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

梅か桃か

2016-01-29 | 自然

梅と桃との違いがよく分からない。
勿論、実がなれば分かるけど…
ほころび始めた蕾が可愛いな!
と木に近寄って花をとくと眺めても
果して梅の花なのか、桃の花なのか、
でも、これはどうやら梅、
いい香りがするので、たぶん…
小さな丸い花、
ふっくら膨らんだ蕾も愛らしい。
ウメならば梅が生るだろう、
そうしたら、
いつか、梅干しと梅酒を作るぞ!
(でも、この2年間この地へ通って畑仕事をしている夫が言うには、
この木に梅の実が生ったのを見たことが無い、のだそうです…)

花器に挿した枝に花が咲き始めました。
夜の梅はひときわ風情があります。

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『死を待つ都市』

2016-01-26 | book
『人類が知っている全ての短い歴史 上.下』
ビル ブライソン著、2015年、新潮文庫
の上巻を読んでいるところです。
この本は、今私たちが生きて、ここにいて、
生命を、自然を、宇宙を考えている不思議を
科学の歴史をたどりながら大急ぎではあるけれど、
科学者たちの姿も通して、
とにかく見てみようと試みている本です。
その上巻の終りの方の「足元の炎」の項で、
東京が『死を待つ都市』と呼ばれていることを知りました
大地は動き、揺れ、炎を噴き出しています。
世界中どこでもその可能性がありますが、
特に可能性が高い都市として、東京は世界から『注目』されているのです。
「日本はすごい」などと言って浮かれている場合じゃないことは明白です。
地震の巣の日本列島に原発の再稼働なんてありえない、
というのが世界の常識です。

一つのシナリオが浮かびます。
真っ暗闇の未来。
大地震が起きて、
さらなる放射能汚染が広がり、
人が住めなくなり、
日本人は難民となって世界へ散らばり、
やがて日本列島は世界の放射能廃棄物捨て場となりはてる…

地獄への道ではなく、
違う未来へと続く扉をこじ開けなくてはなりません。
どうすればいいのでしょう。


信じられないほど広い宇宙の、信じられないほど小さな原子が、
ほんの一瞬、信じられないほどの束の間、寄り集まって命を宿し、
あっという間にまた宇宙のチリへと帰っていく。
それは本当に瞬間だけど、
地球上のありとあらゆる場所に命が存在する奇跡、
私が存在する奇跡、
すごすぎて、ただぼぉっとするしかないけれど、
その事実を知りたい、
命の秘密を知りたい、と思って考え続けることこそ、
人と他の動物との違いかもしれません。

この本の上巻は宇宙、惑星、地球について書かれていて、
下巻は生命、細胞、私たちまでの道のり…と続くようです。
下巻を買ってこなくちゃ。









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椿だらけ

2016-01-24 | 自然
村の畑の何ヶ所かに椿の大きな木があります。
野生味溢れる椿です。

一枝切って持って帰って来て、
と頼んだら、とても大きな枝を数本持って帰って来てくれました。
家中のあちこちに、花器を総動員して挿しました。

濃い緑と赤の対比が鮮やかな椿は英語でカメリア、
そういえば昔ボォイ ジョォジの♪カァマカマカマカマ カメリア~♫を聴いた時、
てっきり、カメリア、椿のことだと思いました。
その後(カメレオン)と唄っていると知ってビックリしましたが、
今聴けばちゃんとカメレオンと聞こえる、
おもしろいことです。

ところでこのキィボォドの、
横線(バァ)やカッコやゼロなど、
一部のキィが打てなくなりました。
困った!
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雪が降っている

2016-01-20 | 自然
早朝の寝床の中で聴く、
車が走る音が違う。
雪だな、ってわかる。
やんだり、少し強い降りになったり、

今の積雪5センチ。
空から落ちてくる速度が速い。
一つぶが大きくて重い。

今日は図書館に行こうと思っていたけれど、
なかなかストーブの傍を離れられない。
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冬の黄昏時

2016-01-17 | 自然
橋のたもとの
葉を落としたセンダンの木、

信号機や自動車のライトを浴びて、ピカピカ光る。

木に残った実が
花火みたい。

川と空のグラデーションは、
みごとな浮世絵のぼかしのようです。



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「じゃがいも」の物語

2016-01-16 | グルメ
昨年収穫したじゃが芋は食べ尽くしたと思っていたのに、
廊下の隅に積み上げた段ボール箱の中にまだ残っていました。
すっかり芽が伸びています。
何とか食べられそうなのを選んで、
肉じゃが、ポテトサラダ、
ポトフ、コロッケと連日ジャガイモ料理。
じゃが芋料理は大好きですが、
「じゃが芋の物語」もとても興味深い。
アイルランドのじゃがいも飢饉で、
大勢の飢えたアイルランドの人々がアメリカに渡り、
アメリカの都市の片隅で暮らし、
やがて政治家や小説家が誕生していく物語、
あるいは警官やギャングに…。

じゃが芋の芽や葉や実に含まれる毒。
その毒のある芽の発芽を抑えるために使われる農薬や放射能などのことも、
忘れるわけにはいきません。
TPPでどうなるのでしょう?

また、じゃが芋で造る「ウオッカ」や「アクアビット」「ジン」などの蒸留酒にまつわる物語。
また、片栗粉と呼ばれるでん粉もほとんどじゃが芋。

じゃが芋の原産地、アンデスのじゃが芋作りは多くのことを教えてくれます。
高度(温度)や雨量(湿度)や土質、季節によって、
本当にたくさんの種類のじゃが芋を創り出したアンデスの民の物語は、
最も興味深いものです。




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教訓…

2016-01-12 | グルメ
年末に冷凍庫の掃除をしていたら、
去年の3月が賞味期限となっている封をしたままのパイ生地がありました。
膨らまないかもしれないけれど、
捨てるのは勿体ないし、
ちょうどジャムを作ろうと思って紅玉をたくさん買ってあったので、
アップルパイを作りました。
膨らみは確かにいまいちだけど、
一応アップルパイができました。

食べた結果は、
リンゴは美味しかったけれど、
パイのサクサク感も小麦粉とバターの香ばしさもなく
残念な味、と言うよりはっきり言って「まずい!」
冷蔵庫(冷凍庫)に食べ物をため込まないように、という教訓でした。

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橋げたに十字架模様

2016-01-09 | Weblog
蓼倉橋から眺める冬枯れの草の色が美しい!
たぶん手前の濃い色のがツルヨシ、奥の白っぽいのがオギ。

この橋は、自転車と歩行者だけが通る小さな橋
コンクリートの橋げたの部分が、
橋の幅より広くなっています。
橋の幅を広げる必要が出来た時には広げられるようにということなのかな?
それとも最初は車も通れるような橋を作る予定が何らかの理由で、
現在のような小さな橋にすることになったのか?
とにかくそのはみ出た橋げたの部分のへこみに苔が生えて、
クッキリと緑の十字の模様が浮き出ています。
上から見ると西洋のお墓みたいです。




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お正月に読んだ本

2016-01-05 | book
お正月前に図書館で借りた新書を2冊を読みました。
どちらも日本の未来を考える上で大切なことを教えてくれる本でした。

『 ヒトラーの側近たち 』
ヒトラーを囲む(崇める)若い閣僚たちが、
急速に出世して権力を手にして、
どのようにヒトラーの狂気を、実行に移して行ったのかが書かれています。
世界経済恐慌のただなかで失業し、生活苦にあえぐ人々は、
軍需産業と関連する重工業等で経済が活性化することを歓迎しました。
そしてユダヤ人を「悪」と決めつけるヒトラーらの
ヘイトスピーチが過激になればなるほど支持者が増えていきました。
ナショナリズムの高揚は、
さらにヒットラーの側近の一人一人の行動を増幅させていくのです。

法治国家が、テロ国家へと転落するまでに、
幾度もそれを押しとどめようとする契機があるのですが、
反対勢力は次々と抹殺されていきます。
そして最後のダムが決壊するともう止めることはできません。

今の日本の状況と重なって見えて来ます。

『 ヒトラーの側近たち 』大沢武雄 著
 2011年、ちくま新書
***************************
『 原発と大津波、警告を葬った人々 』
阪神淡路大震災も東北地方太平洋沖地震も津波も
全く想定外などではなかったということを明らかにしています。
大阪大と京都大の研究者たちからきちっとした文書で報告があり、
警告を受けていたにも拘らず、
神戸市はその内容を無視し、防災対策に盛りこみませんでした。
また東北太平洋沖で大津波が起きる地震が予測されていて、
何度もそのために対策を見直す機会があったにも関わらず、
無視されていたのです。

2001年に東北大の広報誌に簑浦幸治氏は書いています。
津波堆積物の周期性と堆積物年代測定から、
津波による海水の遡上が800年から1100年に一度発生していると推定されました。
貞観津波の襲来からすでに1100年余の時が経ており、
津波による堆積作用の周期性を考慮するならば、
仙台湾沖で巨大な津波が発生する可能性が懸念されます。

しかし警告は誤魔化され、住民には隠され、
安全委員等には圧力をかけ、3,11のその日まで放置したのです。

そして今、
火山学者たちの警告を無視して、
川内原発が再稼働し、
さらに、地震学者たちの調査研究も誤魔化して福井の原発も再稼働へと向かっています。

もちろん地震が起きようと起きまいと、
津波が起きようと起きまいと、
原発は絶対悪だと、私は思っています。
ウランを掘り出す最初から、
廃棄物の処理に至る全ての段階で、
人の命を脅かし、自然を破壊し、
連鎖的に差別を生み出し、原発で働く人の暮らし、
原発の周辺に住む人々の暮らしをずたずたにするのが原発の正体です。

東電の犯罪、日本政府による大掛かりな詐欺は、
個人の一人一人の言動や行動とともにしっかりと検証し
責任を追及しなければ、何度でも同じことが繰り返されるでしょう。

『原発と大津波 警告を葬った人々』添田孝史 著
   2014年  岩波新書







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庭の困った奴

2016-01-05 | 自然
あんなに蔓延っていたドクダミ(十薬)もすっかり姿を消し、
雑草のロゼットだけが地面に残っている、はず、のこの季節、
競争相手がいない時期に、ぐんぐん蔓を延ばし、
緑の葉を茂らせているのが、この「ツルニチニチソウ」
紫色の花はかわいいのだけど…

どこにでも潜り込んでどんどん増えていく。
あっちもこっちも、縁の下にも、
蔓は強くて両手で思い切り引っ張ってもちぎれない。
根を引っこ抜くしかないけれど、
長いツルはどこまでもつながっていて、
なかなか根元にたどり着けない。

でも、まだ短いツルだけでも何とかしなければ、
と思いつつ春になってしまいそう。
今日はこの「困った奴ら」を何とか少しでも引っこ抜こうと思います。

写真の周囲50~60センチくらいの切り株はセンダン、
これも「困った奴」で、
切っても切っても、ハッと気がつくと、
枝を伸ばして葉を茂らせ、幹は一周りも二周りも太くなっているのです。
今年は何とか、木が諦めるまで切り続けなくては。



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