マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

枇杷の花

2013-01-31 | Weblog
1年の一番寒いこの時期に1か月以上にわたって咲き続ける枇杷の花、
薄茶色の枝と分厚くて大きな緑の葉との対比が独特の風情を醸し出しています。
小鳥たちも毎日たくさんやってきてにぎやかに花をつついています。
暮れにまだつぼみのある一枝を切って壺に差したのですが、
次々と花が咲いていつまでたっても枯れないので、捨てるに捨てられず、いまだにそのまま。
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苺のショートケーキ

2013-01-29 | グルメ
昨日は家人の誕生日でした。
ディナーは当人のリクエストの鶏肉料理とイチゴのショートケーキです。
全部手作りは大変なのでケーキの台は出来合いのを買ってきました。
スーパーにいっぱい並び始めたイチゴをいっぱいはさんで、
クリームは少々控え目にのっけて、
台所には他にもキーウイやイヨカンや桃の缶詰なんかがあったのでそれものっけてできあがり。
切り分けて食べ始めてから、そうだ写真に撮っておこう、というわけで、
当人の笑顔はカットしましたが、、、

イチゴのショートケーキは懐かしい味です。
白いクリームと赤いイチゴは嬉しい色。

祖母も、昔我が家に下宿していた学生さんたちも好きだったな。「苺のショートケーキ」
多い時は7人もの学生が下宿していました。
祖母は一時はまかないもやっていました。
誰かのお誕生日には誰かが「苺のショートケーキ」を買ってきました。

「ごっそうさん」と祖母の声が聞こえてきます。

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バス停「河原町正面」

2013-01-23 | Weblog
「河原町正面」でバスを降りて、東へ向かうと高瀬川が流れています。
小さな橋を渡ってさらに東へ行くと鴨川にぶつかります。
そこに「正面橋」がかかっています。

「正面橋」です。ごうごうと地響きを立てて車が走る北の五条大橋と南の七条大橋の間に、こんな静かな橋が架かっているなんて!

正面橋の北側は川に沿って石積み風の土手が残っています。

昔昔、この橋を渡ると正面に大仏さんがあったそうです。
「正面」の名はそこから来ています。


秀頼は東大寺の大仏の1.2倍もの巨大な大仏を建造しました。
残っていれば京の風景も変わっていたことでしょう。
徳川家康は知恵者と言われた秀吉をさらに上回る知恵者でした。
秀吉亡き後、秀吉の供養と言いくるめ豊臣家の持っている莫大な財産を大仏を作ることによって食いつぶさせたのです。
何もなくなった豊臣家が滅ぶのは時間の問題でした。
そして、、、銅製の大仏は、砕いて溶かされて、
銅貨「寛永通宝」になって、なんと明治の中ごろまで300年近くに渡って流通することになりました。
(木製の大仏はそれ以前も何度も建立されているが、地震や火事で消失している。)

橋は渡らないで再び高瀬川の方へ歩いて行くと、
ここは、かの有名なニンテンドーの発祥の地です。
凝った古い小さなビルはそのままにリニューアルされ、隣の新しい大きな任天堂のビルと並んで建っています。
文字の並びに注目!
路地を歩いていたら、波板トタン一面の壁画を発見!!
ぐるりと歩いてみましたが普通の住宅のようでした。



(写真は1月18日に撮ったものです。)
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風邪をひいた

2013-01-19 | Weblog

朝起きたら雪が積もっていました。
椿の葉の上に積もった雪は肉眼で結晶が見えそうです。
曇った空からの日差しは意外に暖かくあっという間に雪は溶けてしまいました。
なのに、
風邪をひいてしまいました。
喉が痛くなって、鼻がつまり、咳が出る、頭が重くて、体のあちこちが痛い、微熱が出る、音がうるさい、、、
そんないつもの風邪の症状に今回は、眼が涙目になって腫れぼったくなる、という症状が加わりました。
今日は家の中でダラダラと過ごすことにします。
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地面の図

2013-01-18 | Weblog
工事のための印だと思うけど、なかなかアートな図なので自転車で通りかかって思わず写真に撮ってしまいました。

昔は地面に絵を描くのは子どもたちでした。
陣取りやケンパーなど地面に絵を書いて使う遊びもさまざまありました。
暗くなって線が見えなくなるまで遊びました。
ポケットの中にはろう石のかけらがいつも入っていました。
子どもたちは遊びを考える天才、
人数に合わせて年齢に合わせて、
その都度自分たちでルールを作りなおして一番面白くなる方法で遊ぶのです。
アスファルトであれ、土や砂地であれ、地面を使う遊びは他にもいろいろありました。
泥団子作りや砂山崩しや落とし穴作り、蟻地獄掘り、アリンコでもさんざん遊びました。
禁止されていましたが、男の子たちは釘さしをやっていました。
その釘はレールに置いて汽車に轢かせてとがらせたと聞きました。
今は昔の物語。
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ITの未来

2013-01-16 | Weblog
久々に大阪まで電車で出かけたら、
私の席から見えた範囲ではありますが、
半数の人が、うとうと居眠りをしていて、
あと半数の人はずーっとスマホ等を操作していました。
眼に悪そう、なんて思いながら見ていましたが、
10数年前には見られなかった光景です。


10年後はどうなるのでしょう?
私がいくら頭をひねったところで何もわかりませんが、
テレビで「顔認証」が進んでいるという話をやっていたので厭がおうにも想像してしまいます。
既に今、スマートホンなどで見知らぬ人を撮影して「顔認証」を使って検索すれば、
その人の生年月日や名前が自動的に表示されるというのです。
その人がフェイスブックなどに参加していれば、機械が自動的に検索するのだそうです。


あと10年もすれば、個人情報を守るのは至難の技になるに違いありません。
「いい感じの人だな。」と思って写真を撮ればその人の情報がすっと表示される。
氏名、生年月日、学歴、財産、勿論前科やそしてもしかしたら遺伝情報なども、、、

アイスランドではすでに全国民の家系、遺伝子を集積して解明するプロジェクト(アメリカの会社による)が始まっています。
それによって遺伝による病気の発生を防ぎ障害者が減り医療費が削減出来て介護の負担も減る、
と言うのが理由です。
それでみんなが幸せで豊かになる、、、というわけです。
なんと浅はかな、と私は思いますが、とにかく実行され、
アイスランドでは、人間の究極のプライバシーともいえる情報が、
既にコンピューターに多く集められ国家と企業によって管理されています。

もっとはっきり言えば個人の遺伝情報が商品となったわけで、今後、
さらにデータが売買されるようなことも起こるに違いありません。

私が妊娠した時、お腹の赤ちゃんの遺伝子診断なんて考えもしませんでしたが、
もう数年後なら、そのようなことを医者から言われたりしたのかもしれません。
そんなことを悩む時代じゃなくてよかった!
そんな選択を迫られる女性は本当にかわいそうです。
弱者を初めから認めない社会って何だろうと思います。


多様性が大切と口ではいいつつ、
世界は確実に多様性を自ら潰す道を選んでいます。
そんな未来、どう考えても「なって欲しい未来」ではありません。
でも少しづつ馴らされて、それが当たり前で何とも思わなくなるのかもしれません。
恐るべき管理社会の到来です。
そんな未来など、どぶに捨ててしまいたい、
と心底思うのですが、、、


子どもたちが描く未来の暮らしの絵の中に「テレビ電話」が描かれていた時代はとっくに過ぎ去りました。

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すごい松

2013-01-15 | Weblog


賀茂川と合流する少し手前、高野川にかかる出町橋、
よく通るのに今まで気がつきませんでした。
青々とした葉が茂り可愛い松ぼっくりがいくつも付いています。
ある時たまたまコンクリートのわずかな隙間に落ちた小さな種を、
空気と雨水が育てたわけで、
人間の知恵など比べるべくもない自然の手品です。
おみごと!
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センダン(古名・おうち、あうち、楝)

2013-01-12 | Weblog
毎日見ているうちにだんだん愛着がでてきたのがこの木です。
仕事の帰り、家まであと少し、
信号の向こうに大きく手を広げたような格好で橋のたもとに立っています。
特別大きな木でもないし、根元の方は橋や歩道の柵にくいこんで無理な形になっています。
それが却ってこの木に動きを与えていて、この木には生きている感があるのです。
葉を落とした今の時期は、夕暮れ時に、大きいのや小さいのや鈴なりの薄茶色の実が自動車のライトや信号のまたたきにあわせて光って見えます。
初夏の花の時期には薄紫の花がいい香りを振りまき、
しげった葉の間に緑色の実が大きくなり始めると始めると、
まだ緑色の葉は長い葉柄の根元からぽろりともげ易くなります。
今も木の下にその長い葉柄だけが散らばって残っています。

(写真の緑色の葉のように見えるのは全部やや楕円の房になった実です。
葉はもう一枚も残っていません。)




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絵馬

2013-01-10 | Weblog
神社に行くと古い絵馬を見るのが楽しみです。
もう絵が判別できないほど古いものがそのまま掛けてあることもあります。

先日東山安井の金比羅さんに立ち寄りました。
近くの服地屋さんに急いで行きたかったのでその日は絵馬館には入りませんでしたが、
外にかけてある絵馬だけはしっかり見てきました。
安井の金比羅さんは縁切り寺で有名だそうで、
パワースポットとしてどのガイドブックにも載ってるそうです。
流行というのはおもしろいものです。
多くの若い人たちが縁切り石の穴をくぐるために並んでいました。


絵馬の歴史は古くて、
形も材質も絵柄も変化に富んでいます。
明治になって、神道国教化政策によって、神仏分離政策が強制され、
呪術的な要素のあるもの、仏教的なもの、
民間信仰によるものは撤去されたり、焼かれたりして排斥されました。
日本の庶民の心の歴史の証ともいえる絵馬はほとんど失われてしまったのです。
でも江戸時代に奉納された立派な絵馬はこっそりと残されたり、
なによりその精神は何事もなかったのように甦って、
今では神社に行けば様々な絵馬が花盛り、
原始宗教的?といえなくもない願いが絵馬に込められています。

絵馬館



様々な絵馬が絵馬館の外に吊るしてありました。

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『図書館ラクダがやってくる』

2013-01-08 | book
先日「こないかなロバの図書館」をここで紹介しましたが、
その本を読んだあと、ネットで検索していたら、
「図書館ラクダがやってくる」という題名の写真集が出ていることを知り、
図書館にリクエストしていました。
その本が届いたので早速紹介します。

『図書館ラクダがやってくる』
マーグリート・ルアーズ 著、 斉藤 規 訳
2010年、さ・え・ら書房

世界各地(13カ国)の様々な移動図書館の写真とその解説文が書かれた写真絵本です。
それぞれの場所のそれぞれの社会情勢の中で、
子どもたちに本を届けたい、という思いが形になった、素晴らしい実例です。
子どもたちの輝く顔がどんな苦労も吹き飛ばしそうです。

想像の心をはばたてて、物語を綴り、自由にものを考えて表現する、、、
食べ物を食べるのと同じくらい大切なことだと思います。
小さい時に絵本や多くの物語に触れることは喜びです。
そんな喜びをたくさん知った子どもは心の中に大きな暖かい袋を持つことができ、
大きくなって世知辛い世界の中にも生きていく力を蓄えることが出来ると、
私は信じています。

表現の自由こそ人間に最も大切なことの一つだと思います。
ファシストがいつも、真っ先に攻撃を仕掛けるのは思想、表現の自由です。
ファシストにとって、人は自分のロボットであればいい、
ロボットが勝手にいろんなことを考えていろんなことを言い、
いろんな表現をすることはもっとも目障りなことなのです。
現日本の政権が思想統制を強めていることは歴然で、
それこそがファシズム度を測る指標になります。


(ケニアの図書館ラクダ、1頭のラクダが約500冊、200キロの本を積み、
もう1頭はテントや組み立て式の本棚を運びます)


(インドネシアの水上図書館、木製のディーゼルエンジンの舟も約500冊の本を運んでいます)


(タイの先住民族の山奥の村に本を運ぶのはゾウです。丸太や穀物を運ぶのに使われているゾウは教材や黒板も運びます。それぞれの村に2~3日滞在しながら、7~8の村を回ります)

(ジンバブエの農村地帯を行くのはロバの図書館。最新式の荷車は太陽光発電で動くロバの映像図書館で、ビデオやテレビがみられます。)
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