マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

楽しいスライム

2015-07-29 | Weblog
久し振りにスライムを作って遊びました。

材料は「洗濯のり」と「水」と「ホウ砂」
スライムとは英語でぬるぬる、べとべとしたものを指し、
泥や糊はもちろん、
ナメクジや魚のぬるぬるなんかもスライムだそうです。
もしかして、納豆のぬるぬるもナメコのぬるぬるもスライムというのかもしれません。

今回は、スライム作りの水以外の材料、
ポリビニルアルコール(PVA・洗濯糊)とborax(ほう砂・硼砂)
という二つの物質について、
理科の先生に少し教えてもらったのですが、
それがとても面白い。

PVAは合成繊維の原料として、あるいは液晶など様々に利用されていて、
現代社会で欠かせない化学物質なのだそうです。
一方「硼砂」から取り出されたホウ素(B・原子番号5)は、
人体や植物にとって必須の物質で、
様々な形で利用されています。

「硼砂」の粉は目に入れば失明の危険がありますが、
精製水に溶かせば、目を洗うホウ酸水になります。
また、植物に大切な物質ですが、
昆虫には毒になり、ほうさん団子でゴキブリの駆除が出来ます。
スライムでもゴキブリ駆除が出来るかもしれません。
そのようなことを知っても知らなくても、スライムは楽しいのですが、
知って見れば、「へ~」と、驚いたり感心したり、
スライムから、いろいろ広がっていく、
それが一番面白い。








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小さなニンジン

2015-07-27 | グルメ
ミニキャロット、と言えばおしゃれ、
でも決してミニキャロットを作ろうと思ったわけではなく、
間引きニンジンでもなく、
葉はしっかり繁ったのに、
ひっこ抜いたら、
土の中から現れたのは、
直径1~2センチの
すごーく小さいニンジンだった、
(悲しい…と嘆いているのは畑を耕し、ニンジンの種を蒔いた夫
実は、50~60粒種を播けばいい所に、1000粒の種を蒔いてしまったそうです。)
というわけで、
ピクルスにしました。

2日経って
かりかり、ぽりぽり、味は上々!


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嵐が去って

2015-07-26 | 自然
増えた川の水もあっという間に下流へ流れ去りました。
土手がえぐられ、激しい水流があったことをものがたっています。
真夏の空が広がりました。
河原の夏草はまだ倒れています。
でももうすぐ草たちは起きあがり、
ますます元気に繁茂することでしょう。
この猫は何を見つけたのでしょう。
時折耳をぴくっとさせるものの、
じっと伏せの姿勢を保っています。
何をねらっているのでしょう?

橋の上からそれをじっと見ている私
…もしかして、トンビがその私を見ているかも…
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『わたしが外人だったころ』鶴見俊輔

2015-07-24 | book
高校生の頃、
鶴見俊輔らの出していた「思想の科学」を一生懸命読みました。
それらの本を通して「考える」ことを学びました。
今朝「鶴見俊輔」が亡くなったことを聞いて、
思い出したくない高校生の頃のことなど少しだけ思い出しています。
戦後70年の平和、と言っても、ベトナム戦争の頃、
日本の各地のアメリカ軍の基地から次々と戦闘機がベトナムに向かって飛び立ち、
ベトナムで爆弾を落し、枯れ葉剤を蒔き、人を殺し続けていたのです。
アメリカ兵の死体も日本の基地からアメリカに送り返されていました。
人は何でこんなひどいことが出来るのだろうと思い、
同時に自分の無力さを知りました。

「たくさんの不思議・わたしが外人だったころ」が出版されたのは1995年、
今年の5月に傑作集としてハードカバーになって出版された本を、
この間図書館で見つけて借りてきました。
鶴見俊輔は15歳でアメリカに行き、
「日本が負ける時は日本にいたい」と考え、19歳のとき交換船に乗って日本に帰ります。
そして直ちに徴兵されジャワに連れて行かれます。
敵国のラジオを聴いて翻訳して書け、と命令されます。
鬼畜米英の声が飛び交う中で、
鬼畜は自分のことだといつもおびえたそうです。
アメリカで「外人」として過ごし、日本に帰っても「外人」だったのです。
読者は、「国」って何だろう、「日本人」「外人」ってどういうこと?
とおのずと考え、「日本人」「ニッポン」と声高に喚くことに恥ずかしさを覚えるかもしれません。
そうやって考えることの大切さをこの本は伝えています。




 『わたしが外人だったころ』
      鶴見俊輔 文   佐々木マキ 絵     
          たくさんのふしぎ傑作集   2015年5月(1995年、7月) 福音館


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みたらし祭り

2015-07-22 | Weblog
「みたらし祭り」が始まりました。
みたらし祭りの「足つけ」は、数ある下鴨神社の祭りの中で一番好きな祭りです。

ちゅうぶ(脳卒中・ぼけ)予防にと、
家族で、お年寄りが孫の手を引いて、カップルで、
夕がた普段着で出掛けます。(早朝からしているそうですが、)
スカートや浴衣の裾を腿の辺りまでたくしあげて、
ろうそくを持って冷たい透明な井戸水のみたらし池に足をつけ、
「つめたいっ!」と悲鳴を上げながら歩きます。
どんなに暑い日でも、池から上がると、すーっと体が冷えるのが不思議です。
暗い森の中で露店の灯りが連らなって浮かび上がり、子どもたちの心はわくわく、
のはずですが、20日は露店が出ていませんでした。
日が決まっているのでしょうか?

素朴で風情のある風習です。
たしか、2~3日の祭りだったと思うのですが、
今年は8日間も(26日まで)やるそうです!

靴や下駄は脱いでポリ袋に入れて、

風が吹いて、みんなが手に持っているろうそくも、
段に供えたろうそくも消えてしまった!


風が治まると再びろうそくが灯り始めます。



もちろん、みたらし団子が供えてあります。

水から上がると、夕闇が迫って来て、
月が輝き、星が一つ、また一つと瞬き始めています。
森の中の灯りの無い小道を歩いていると、
叢に、ほんとに、かすかな明かりを点滅させているホタルに出遭いました。

森を出て、ノンビリ近辺を歩き、
川沿いの店に入り、
ボブマーレーの歌を聴きながら、
球磨焼酎を一杯飲んで、
少し酔って…
映画や音楽の話から、
安倍や森や下村らの妄動妄言を、皆で話し始めたら、
きりがない、祭りの夜が穢れます。

酒がまずくならない内に、奴らを頭から追い出し、
外の風に吹かれ、川の音を聴きつつ、
木の枝で休む鷺のシルエットを探し、
空を見上げて、星座を見つけながら歩いて帰りました。









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若ものたち

2015-07-20 | Weblog
若い人たちのデモが力強くて嬉しい。

湧き上がるように人数が増えて、
とくに若い女性たちの演説が素晴らしい。
理路整然としてしっかりしています。
渋谷で、梅田で自分の思いを自分の言葉で訴えています。
そのSEALDsの訴えはここで見れます。

またシールズがYouYubeにアップした(本当に止める) 6分でわかる安保法制も誰でも見ることが出来ます。

若者たちのデモは
ラップのリズムで飛ぶようにシュプレヒコールが繰り返されて、
人の波が揺れています。
様々な意見の違いを乗り越えて、
「戦争は嫌だ!」の一点を携えて集まって来ています。
そして、その中で彼らは学んでいきます。
あっという間に、学ぶのです。

希望が湧いてきます。
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思わず立ち止まる

2015-07-19 | 

思わず自転車を止めて、
近付いて
よく見ると、


数字は何だろう?
16…、カレンダーだ!


貝殻と、ふたを並べて、顔。


窓辺も
かわいい!
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「ニッポン無責任時代」

2015-07-18 | Weblog
「原発」「安保」「国立競技場」に共通するのは、
無責任
昔「ニッポン無責任時代」という題のサラリーマン映画がありました。
植木等の「スーダラ節」とか…
植木等の動きと共に脳裏に残っています。
映画は見てないけど…
今から思えばかわいい無責任です。

責任を人になすりつけ自分は関係ない顔をしてすり抜ける、
結局だれも責任を取らない。
いよいよ技に磨きが掛り、
責任逃れの術、名人級の政治家や学者や実業家や官僚が揃い組。

なになに長、が付く人間は責任を持つのが仕事。
社長も、学長も、会長も、委員長も、議長も、
そのことをすっかり忘れている。
責任を取れ!

東電の社長も、原子力発電所の所長も、衆議院の委員長も、
デザインコンペの審査委員長も、○○委員長も、○○会長も、

一番の責任者は勿論総理大臣、

責任をとれ!
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西陣京極あたり

2015-07-17 | Weblog
京極と言っても修学旅行生で賑わう京極通りのことではなく、
1900年前後から1950年代にかけて、寄席や芝居小屋、映画館が多数立ち並び、
西陣地区に形成された西陣織の労働者たち職人を中心に
文化・娯楽を提供した興行街のことです。(ウキペディア参考)
旦那衆は、今出川通りの向う側、
栄華を極める「上七軒(京都の五花街の一つ)」へ遊びに行ったのだそうです。

千本通りに市電が走り、それはそれは活気に溢れていたそうです。
映画館が一軒だけ残っていますが、ストリップ劇場かと思うような看板に思わずどきっとします。
すっかり寂れた町の、この辺りのレトロ感には何とも言えない魅力があります。

台風が近づく昨夜、
自転車で西陣京極まで行きました。

風にはためくお風呂屋さんの暖簾。


誰も居ない通り。
昨夜は祇園祭の宵山、
その上、雨、風!

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ヒトガタ・人形

2015-07-16 | Weblog
昨日、安倍晋三と丑の刻参りのことを書いたら、
ちょうど、下鴨神社から隣組を通して今年も「人形・ヒトガタ」が届きました。
ヒトガタの紙に家族などの名前を書いて、
その人形で身体の悪いところ(穢れや罪)などを撫でて、
息を吹きかけて、神社に持って行く、という
このあたりの風習で、下鴨神社の「名越の払い」の神事のためのものです。
8月7日の「矢取り」の時に、
人形を水(みたらし池)に流し、水中に立てた矢(斎串)を奪い合います。

地域の伝統行事には例年何らかの形で参加して来ました。
でももうヒトガタを持って行くのは今年で終りにしようと思います。

昨日の強行可決のニュースを改めて新聞で読んで…
庶民の、健康でいたい、仲良くしたい、少しでも豊かになりたい、などの願いが、
うまく利用され、操作され、
いつもいつもとんでもない形で裏切られ、
あまりに理不尽な世界が突きつけられる、
幾度も繰り返され、予想もしていたけれど、
よくよく分かっていることだけど、
泣けて来て…
今日はめげています。

コメント (2)
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