マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

雨は降ってないけど

2019-06-30 | 自然
雨は降っていないけれど、
空気が絞れそう。
暗くて、じとじとと蒸し暑い・・・、

この時期は憂鬱、
でも僅かに日が射し始めると、
トンボや蝶が飛びかい始める。
それを見ていると少し気が晴れる。

緑の中に薄紫のこの花はたぶんコバノギボウシ、
きれいだな。




この顔はマユタテアカネ!


草をかき分け地這胡瓜を収穫、
昨日採らなかったのでちょっと太くなり過ぎた。




オクラの花もきれいだ!


そして今日もまた、笊山盛りのインゲンマメ(三度豆)、
と、
今日は赤紫蘇も、

塩もみして灰汁だしして、
梅の上に載せた。

梅雨が明けて、赤く色付いた梅を干すのが楽しみ。


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「天国でまた会おう」

2019-06-28 | book
おもしろくて、どんどん読みたいけれど、
早く読み終わるのがもったいないので、
本を閉じてしばらく反芻する・・・
時々そんな本に出合います。
ピエール・ルメートルのこの本もそうでした。
ルメートルのミステリーは緻密で意外な展開が面白いのですが、
残酷描写がきつくて苦手でしたが、
「天国でまた会おう」はミステリーではなく、
ゴンクール賞(フランスの文学賞)を受賞した文芸作品。
ちょっと、ユーゴーやディケンズの小説を読んでいるような感じがしました。
第1次大戦の戦場での二人の兵士の出会いから始まります。
真面目で不器用な青年と、
生き埋めになったその青年を助けようとして、
顔の半分を爆弾で失った天才肌の画家、
その二人の主人公を中心に物語はどんどん転がっていきます。

兵隊の命など虫けらほどにも思わない権力者たち、
戦争を金儲けの手段にしか見ない資本家、
付和雷同する庶民が赤裸々に描かれます。
登場人物が、悪者も、役人も商売人も
それぞれ生き生きとして個性的で読むほどに引き込まれます。

二人は国を相手に大掛かりな詐欺(復讐)を企み、
少女の力を借り、ついに実行します。
はらはら、どきどき・・・

戦争とは、権力者たちが、金儲けのために、
貧乏人に殺し合いをさせることだ、
という作者の考えが貫かれています。
ハッピーエンドとは言えませんが、ラストでほっとしました。

題の「天国でまた会おう」は、第一次大戦で、
敵前逃亡の汚名を着せられ、
裏切り者として処刑(銃殺)された青年が
妻に残した最後の言葉だったそうです。
7年後に間違いだったことが分かり、
名誉回復したそうです。

『天国でまた会おう』
ピエール・ルメートル(フランス、1951~)
平岡敦 訳  早川書房 2015

同名で映画化されていますが未見です。
小説とラストが違うそうです。
見てみたいような、見なくてもいいような。
でもやっぱり見たいかな。

図書館で借りた重い単行本で読みましたが(上の写真)
調べてみると、文庫化(上・下)されているようです。
しかし、文庫の表紙絵が残念すぎる・・・






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ケラ(螻蛄)と コモリグモ(子守蜘蛛)

2019-06-25 | クモ・蜘蛛

子どもの時以来見てなかった「オケラ」に会いました。
そうそう、こんな奴だった、と思いだしました。
モグラのような手と、
(写真ではその手が見えませんが・・)
大きな頭部。
ビロードのような体。

コオロギの仲間だそうです。
地中を掘り進み、水上を泳ぎ、空を飛び、地上を歩く、
対応範囲が広い生物だけど、
鳥やモグラなどの天敵も多く、
また水分がないとすぐに死んでしまうそうです。
夏の夜の「じ~ぃじ~じー」の正体はこのケラ。


このクモの名はウヅキコモリグモというらしいです。

畑で草取りをしていたら、
真っ白いゴルフボールのような卵嚢をお尻に引っ付けてちょこちょこ逃げて
また土の中に潜り込んでいきました。
前方を向いた2個の目が目立ちます。(目は2個ずつ3列になっていました。)
身体は土に紛れますが、卵は!
孵化した子どもクモは母クモの背中に乗ってしばらく暮らすのだそうです。
(まだ見ていません。)
土の中のクモは、
ダニや小さな虫を捕食する、
畑の野菜にとって、ありがたい存在です。



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豆を育てて、豆を食べる

2019-06-22 | グルメ
スナップエンドウがどんどん成って、
喜んでいると、
エンドウ豆ができ始め、
エンドウ豆を食べているうちに、
スナップエンドウは大きくなり過ぎて皮が固くなってきました。
そのままほって置いたらぷっくりと中の豆も大きくなったので、
エンドウ豆のように、中の豆を出して豆ごはんにしたらおいしい!
もっとたくさんのスナップエンドウをこんな風にしても良かったな。
インゲン豆(三度豆)も少しずつ穫れ始めました。

(インゲンマメの花)

(初採り、インゲンマメ)
こんな風にずっと豆の新鮮なのが食べられるなんて、
豆好きなので、嬉しいです。
今は、インゲンマメの横に枝豆が生育中、
楽しみ!

豆類は、他の野菜に比べると、作るのが易しいので、私向き、
ですが、小豆や大豆やうずら豆、金時豆、黒豆・・・など
干して戻して煮て食べる豆を作るのは、
今の私には、グレードが高すぎます。

生の豆の時間はとても短い!
いちどきに実をつけ、
あっという間に枯れていく。

干して保存することは、
昔は、とても、とても、重要だっただろうことを実感します。



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玉葱・タマネギ

2019-06-19 | 自然
晴れ間を見つけて何とかタマネギを掘り上げました。
大きさはしっかりあるのですが、
個数が少なく、
残念ながら不作・・・
原因はハッキリしていて、
苗の植え付け時期が遅れたこと、
したがって、収穫時期が雨の多い季節になってしまったこと。
草取りがほとんど出来なかったこと、
追肥ができなかったこと、
の3つです。

畝の草の中にタマネギが隠れています。
右の畝にはニンニクが!


草を取るとこんな感じ。
(この写真の辺りだけよくできていました。
他の畝はほとんど全滅でした。)

でも、家でしばらく食べる分くらいは採れました。
30個超くらい・・・
さっそく、毎日玉葱料理、
タマネギのフライ、
カジキマグロのソテーにレモンバター玉葱ソースをたっぷり載せて、
タマネギたっぷり肉じゃが、
タマネギと豚肉と地元産のトウモロコシの炒め物、
タマネギのスライスたっぷりカツオのたたき、
タマネギとジャガイモの味噌汁、などを作って食べました。

キッチンで、タマネギは最も出番が多い野菜の一つです。

玉葱の登場する児童文学、
ルイス・サッカーの「穴」やジャンニ・ロダーリの「チポリーノの冒険」を思い出します。
ポケットにタマネギを入れて出かけ、タマネギをかじりながら重労働をする話も読んだことがありますが、
なんだったか思い出せません。
玉葱は今も昔も、世界中でとても重要な作物です。

ニンニクも玉ネギ同様、植え付け、草引き、追肥、収穫の全てが遅れて、
不出来ですが、
ニンニクはそれほど食べないので、
来期まで大丈夫かもしれません。

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ノハナショウブ・どんど花

2019-06-16 | 自然
風が強く、時々雨がぱらついていましたが、
スーパーに行ったついでに、
斎宮のノハナショウブ(天然記念物)を見てきました。

神社やお寺の境内でもなく、
公園や植物園の中でもなく、
山の中の湿地でもなく、
田畑の中に「どんど花」と呼ばれる
ノハナショウブ(アヤメ科)の群落があります。


古い文書に「この辺りは一面にどんど花が咲いて、紫の雲がたなびくようだ・・・」と書いてあるそうです。


ノハナショウブの名は、またもや、文字や植物の名前が混乱していてわかりにくいのですが、
ショウブ(菖蒲)と似ているけれど、
きれいな花が咲くのでハナショウブといわれていた・・・、
でも、園芸植物として、ハナショウブはいろいろなのが作られるようになったので、
原種はノハナショウブと呼ばれるようになった、ということらしいです。

↑  ↑  ノハナショウブ
ノハナショウブはアヤメとそっくりですが、
アヤメとちがって文目模様はなく、水辺に生育します。


↑  ↑  アヤメ、
文目模様が見えます。近所のゲートボール場横の花壇
咲く時期は、アヤメの方が早く、この写真を撮ったのは5月13日です。

5月の節句のショウブ(菖蒲・ショウブ科)は水辺に育ち、葉の形だけは似ていますが別種。
ショウブの葉は香りがよく、お風呂に入れたりしますが、
ハナショウブには毒があるそうです。
ほんとうにややこしい。




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國束寺(宮川2)

2019-06-14 | Weblog
宮川沿いの道から山の方へ
茶畑の間の道をたどるとすぐに「國束寺(伊勢西国三十三所元九番)」に着きます。

「國束寺」はかつては国束山の頂上にあった、とても古いお寺なのだそうです。
現在、山の麓に移築され、緑の中にひっそりと佇んでいます。

国束山は大文字山より低い400メートル超くらいの山です、
ハイキングコースになっているそうですが、
人の姿は見えませんでした。

石仏が道の脇や林の中にあり、ルートを示して、
山の頂上、かつての寺院跡まで続いているそうです。

あたりに良い香りが漂っているのは、ササユリ。
ツワブキや苔の間にササユリがちらほら咲いていました。

庭は自然な感じに手入れされていて、
境内に古いのや新しいのや、石仏や石灯籠がいっぱいあります。
簡素な赤い鐘つき堂がありました。

庭の中の、小さなお堂の中の石仏?なんやらあやしいけれど、おもしろい!


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宮川

2019-06-11 | 自然
大台ケ原を水源に、伊勢湾へと流れる「宮川」は、
清流で名高い川です。
一昨日午後に、時間ができたので夫の運転で宮川の上流へと、
少し車を走らせました。
見慣れた田園を抜け、
ほんの僅か走って目の前に現れた川は、
びっくりするほどきれいな水をたたえて、
ゆったりと流れていました。
橋の上から見える、この魚は何でしょうか?
鯉?

川岸には、満開のテイカカズラがびっしり絡みついた木や、

丸く茂ったヤドリギをいっぱいくっつけたエノキ?が。


空の色も、山の様子も、
河原の白砂も、
きらめく水も、
実際には過去には激しい変化があって今の風景が形付けられているとしても、
今は静かで、
永遠に続くように思えるのでした。

小さな橋を渡ったり、
また別の大きな橋で戻ったりしながら
数キロ遡り、

山のふもとのお寺にちょっと寄って、
帰路につきました。





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この木なんの木2

2019-06-10 | 自然
家の裏にあるこの木、
見上げると小さな実が見えました。

手に届く枝を手繰り寄せて、
よく見れば、イチジクそっくり。
これは、見覚えがあるかも、
図鑑を開いて、検索して、
たぶんこの木はイヌビワ・・・

名前はビワでもイチジクの仲間。
ビワはバラ科で、イチジクはクワ科、
解説によると、
イヌビワが日本にやって来た頃(江戸期)
日本にビワは古くからあったけれどイチジクはなかった、
ビワに似てるが不味いのでイヌビワと名付けた・・・

別の本には現在のイチジクが入ってくる前までは、
イヌビワはイチジクと呼ばれていた、と書いてあります。
図鑑はいろいろ持っていますが、
適当なことが?断定的に書いてあることがあり、
迷います。

でもとにかくビワには似てない!
イヌビワは黄色くならないし、
実を割った時の様子も全然違うし。

(熟せば甘くなり、食べられるそうです。)

ヤマイチジクと呼ぶ地域もあるそうです。
その方が分かりやすい・・・

でも植物の名は分かりやすい、ということはあまり重要ではないみたいです。
名付けられた当時の人の感性を、社会を、世相を反映しているので、
変えられない、ということかもしれません。
人の名も同じかもしれません。




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アメフラシ!

2019-06-07 | 自然
波打ち際に、
大きなナス(20~25㎝)のようなものが打ち上げられていました。
でもナスではない。
足のないタコのようなイカのような感じで、
よく見たら、動いている。
何か生物に違いないけれど、

頭の奥で、テレビか本か何かで見たことがあるような・・・
でも、なにかわからない

岸に打ち上げられて困っているのかもしれない。
と思って海へ放り投げたら、
ただ波に翻弄されてごろんごろんしている。

スマホで検索・・・
なんと「アメフラシ」でした。
もう少し歩いていくと、
さっきのより少し小さめのアメフラシも発見。

さらに、気持ち悪いので近寄らなかった、黄色いラーメンのような「ぐにゃぐにゃ」が、
海藻に絡まっていくつかあったのですが、
それがアメフラシの卵だということが後で分かって驚愕!
そうか、卵を産みに来ていたのか、と・・・
それで、真ん丸のナスのような形になっていたのかも・・・
海へ戻すなんて、迷惑だったのかも・・・

貝殻をいくつか拾って、
謎の海藻でしばらく遊んで、
アメフラシが海のなかで泳ぐ姿を想像しながら帰路へ。

(謎の海藻)






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