まろねふの廊下からの呟き

中年オヂさんの呟き転じて、人生備忘録となる…

初めてのナロー

2006年05月05日 | 廊下から
5月3日から5日まで、広島最大のお祭り(?)「フラワーフェスティバル」も無事に終わり、広電も無事に輸送の使命を果しました。
しかし、3日間も超多客輸送を行うと、『どうせ同じ運転するなら、のんびり電車を運転したい…』と思う事もよくあります。

4年前に、三岐鉄道へ中部国際空港埋立土砂輸送の貨物列車を撮影に行った際、どうせならと近鉄北勢線、現在の三岐鉄道北勢線を全線乗って来ました。初めてのニブロクのナロー線でドキドキワクワクの初体験でした。
三岐鉄道の伊勢治田駅から歩く事1時間、道に迷いながら北勢線麻生田(おうだ)駅まで歩き、初めてのナロー鉄道との対面をしました。レールはヘロヘロした感じも無く、思った以上にしっかりしていましたが、木立の中にある駅の雰囲気は、街の鉄道では感じない匂いで一杯でした。

“平成のナロー” 麻生田にて


桑名行電車 ク171他 六石(現廃駅)~麻生田


ホームの人との高さを比べると…小さい


ク143の車内。私の目線で撮影しました


三重交通時代の生残り? サ137 阿下喜にて

全線乗ってみて感じたのは、近代化されているとはいえ、ナローのいい雰囲気は残っていました。現在は近鉄から三岐鉄道に経営が移り、経営改善により駅の統廃合も進んでいるようです。応援の意味も込めて、また訪れたい鉄道です。

最近はどこにも行かないので新鮮なネタがありません。古い思い出話ばかりですがご容赦を…


キハ120のトイレ

2006年05月02日 | 廊下から
毎週のように通っている藤原模型店では店長と一緒に、生きてゆく上では全く必要の無い知識の会話で盛り上がる事もしばしば(いつも…?)ありまして、先日は旧客の洗面所の水を飲んだ事で盛り上がりました。『ビンボーな子供はそんな水でも飲んだ』で意見は一致しましたが、さすが旧客の洗面所の水を飲んだ経験のある方は少ないのでは…?

最近は、新規にトイレを設ける車両も見られ、身近なところではキハ120にトイレが付きました。このトイレ、スペースの制約からか最近のバリアフリー対応とは行かなかったようですが、コンパクトな洋式トイレでした。ただ、ちょっと便座の位置が低いのがいかがなものかと…
実際に使用してみると、水の節約の為でしょうか使用前には泡状の薬剤が出てくるのに驚き、当たり前だと思っていた水洗ペダルも無く、擬音装置『音姫』には更に驚きました。

薄暗くて紙も無く、正面にぶら下がった消臭剤と睨めっこしながら用を足した、昔のトイレもちょっと懐かしいような…(笑)





浜田鉄道部のキハ120は、三江線のキハ40の置き換え用に配置されたのが最初で、後に山陰線キハ47ワンマン車両とも置換えを行いました。当時からトイレの無い列車に批判が集まり、マスコミでも取上げられる事もあったようです。特に悪評が高かった列車が益田発出雲市行の快速列車で、石見地方から『やくも』に接続するため、利用者も多く尚且つ快速運転を行ったので、トイレが無かった事が批判され、すぐにキハ58系に置き換えられたこともありました。
当時は、『構造上設置は無理』とか『地元が負担してくれれば改造する』と言っていたトイレ設置も、時代が変ればこうもあっさりと設置されるのですね。これで、『トイレ休憩の為、5分停車します』の案内放送も聞けなくなるのでしょうか…


悪評高き、上り出雲市行快速列車。 浜田駅にて


おまけ… 昔懐かしい客車のトイレ。大井川鉄道スハフ42184