7月30日
次に海地獄に連れて行ってもらった。
5万余坪の敷地には熱帯植物園や熱帯性の水連などが
たくさんあり、美しい花とその香りでうっとり、ワクワクとした。
特にオオオニバスの大きさには目を見張った。
年に一度、このハスの上に乗って遊ぶ行事もあるそうだ。
南アメリカ・アマゾンのギアナ地方原産で、
葉の直径は 2mに達し、縁は5~10cm上曲し、たらい型になる。
私も乗ってみたいと思ったが、25kgまでの子供だけとのことだった。
さて、海地獄は、やはり1200年前、鶴見岳爆発によって
出来た広大な池が海の色に見えるところから命名され、
泉質は酸性ラジウムで、硫酸鉄を有しているそうだ。
この棒の先には、卵の入った籠が括りつけられていた。
残念ながら、昨夜からの暴食で?
私達の胃袋には、卵の味見をする隙間もなかった。
次に、血の池地獄に連れて行ってもらった。
摂氏78度の 赤い熱泥を噴出し、
酸化鉄や酸化マグネシウムを含有しているそうで、
この成分を傷や皮膚病に効く軟膏として売っていた。
それにしても、同じ時期に鶴見岳爆発によって出来た
温泉郡なのに、どうしてこんなに色も成分も違うのだろう。
運転手の藤島さんの話では、日本には9種類の温泉があり、
その中の8種類が別府にある。
湯量は1日に137,040klで、日本一であるとのことだった。
3時間の観光、
藤島さんの立て板に水のような説明でとっても楽しかった。
(続く)