7月28日
福岡に住んでいた母の姉が亡くなってから、丁度6年になる。
仏教では6年目が七回忌に当たるそうだ。
木戸南蔵院に伯母夫婦は眠っている。
羽田から福岡まで1時間45分。
朝、9時前に家を出て、博多経由福北ゆたか線に乗り、
南蔵院に着いたのはお約束の午後3時、少し前だった。
伯母夫婦には子供がおらず、親戚もほとんど年長なので、
私の家族だけが代表でお参りすることになった。
二人はこの釈迦涅槃像の中の小さく仕切られた
アパート風のお墓の中に眠っている。
30分の読経をいただいた後、茶店で一息つき、
駅まで戻る道すがら、熱心に仏像の周りのお掃除をしている人が、
「今日は御遠方から御苦労さまでした。」と声をかけてくれた。
お顔を見てびっくり、先ほどのお坊様だった。
「何でもやらんばいかんとです・・・・。」すがすがしい笑顔だった。