9月26日(火)
30年ほど前、スイスのツェルマットに行った時、
食事に入ったレストランで素晴らしい経験をした。
舞台で数人の演奏者がスイスの音楽を演奏し、歌を歌い、
地元の中高年の方達が一緒に歌い、踊っていた。
20分ぐらいすると、各テーブルにその方達が分かれて入り、
私達のテーブルに付いた、そのリーダーの方の話では、
彼は四肢技師の方で、普段は手足の不自由な方達の為に、
義足や義手を作っていらっしゃるとのこと。
各月、1週間だけ、ここで楽しませてもらっている、と言われた。
やがて、また演奏が始まると、隣のテーブルの男性が
私の手を引いて、演奏に合わせて踊り出した。
他の女性が私の夫の手を引っ張って、同じように踊り、
たくさんの人が笑顔と掛け声で踊り回る姿に私は狂喜した。
そして、十数年前、またツェルマットを訪れた時、
ワクワクしながらその店を訪ねたら、もうなくなっていた。
ガッカリしていたが・・・、しかし
日本にも同じような雰囲気の場所があった!
東京銀座7丁目、ライオンビルの5階、音楽ビアプラザライオン。
アルプス音楽団コンサート 17時開場 18時30分開演
(クリックしてね)
一晩、約40分ずつ、3回のステージ。
アルプホルン3本の演奏から始まり、
トロンボーン、トランペット、チューバ、ピアノ、アコーディオンの軽快な演奏。
本場仕込み、50年の美しいヨーデル
ビールやワインを飲みながら、いろいろつまみながら一緒に歌い、
今月のお誕生日の方を舞台に招いて、リクエストの歌をプレゼント。
牛の首に付けるカウベルも演奏に一役
先着9名様、こちらでお手伝いして下さい・・・の言葉に
出て行くと、先程のカウベルを一つずつ渡され、
「ドレミの歌」の演奏。
私は「ラ」だった。
もちろん、上手に振った・・・つもり!
この後、お客様全員が輪になって踊り、
フィナーレは3mもあるアルプホルンを客席のテーブルに置き、
目の前で、素晴らしい音を聞きながら・・・
ドイツ・ミュンヘンで2度行ったビアホール「ホフブロイ・ハウス」で
5時間も居座って大興奮したあの雰囲気と似ていた。
3回の演奏を全て聴かなければこの面白さは伝わらない。
ミュージックチャージ2,000円は決して高くないと思った。
次回は10月15日。
休日の場合は、開演が17時半から らしい!
楽しかったぁ! また行きたいな!