先週の土曜12日、の午後から関東地方に未曽有の台風が上陸し、
次々とその状況が報告されていたが、
我が家も 友人や親戚にも全く何の被害もなく、
いろいろ強風に備えて片付けていた物を元に戻し、
全て徒労に終わってラッキーだったね、
と胸を撫で下ろしていた。
ところが、ここ数日 次々に被害状況が
テレビで放映されるようになり、
静岡からいわきまで広範囲に渡って
とんでもない事が起こっていたことを知った。
福島で3・11による被災、そしていわき市に移って来て
ようやく、新しい生活が軌道に乗り始めた矢先の今回の水害、
水が引いた後の御自分の家を見て放心状態の方々、
たくさんの方達が同じような状況にいらっしゃる。
天災だから仕方がないが心が折れそうだ、と言われた言葉、
こんなに辛い時でも、どなたも泣き叫ぶことなく、
じっと冷静に耐えていらっしゃる姿に、
日本人の本質を見るようで、しばらく涙が止まらなかった。
10月14日、私達夫婦にとって、とても楽しいことがあった。
すぐにでもアップしたかったのだが、
このような惨状の中、楽しい事を書くのは気が引けて・・・
しかし、これは私の日記だから、数年後にも思い出せるように、
やはり残しておこうと書き始めた。
昔、夫が仕事でロスアンジェルスに行った時お世話になり、
その後も何回か、お宅にお邪魔させていただいていたHさん御夫妻は、
アメリカに永住されてもう50数年になる。
老後に帰国されるかどうか未定だが、
日本に戻られる度にホテル住まいも大変だからと、
千葉にマンションを買われてもう10年になるという。
定年後、時々帰国されるのだが、その都度御連絡を下さって、
今回も品川のプリンスホテルで
昼食を取りながら、4時間ほどのおしゃべりを楽しんだ。
昨年は奥様が大きな病気にかかり、
今は爆弾を抱えながらも、お元気になられて、
今回の帰国中に、ずっと行きたかった美術館巡りをなさるとか。
日本に何度も襲い来る大きな災害を憂い、
世界情勢、政治、医療、トランプさんの事、
いつも日本の新聞にも目を通していらっしゃるので、
隣人と話をしているように気楽で、さらに、
アメリカの事もよく分かるように解説をして下さり、
興味深く、話は尽きない。
毎回いただくSee's チョコは、
大きくて、454gもあり、しかもおいしい。
来年は来られるかどうか・・・と奥様が言われた。
絶対、大丈夫、また必ず・・・、
と心からの握手でお別れをした。