紅葉湖から帰って数日後の11月26日、
テニススクールに出掛けた。
夫が昨年6月の30日にテニスコートで倒れて以来、
私もほとんどスクール以外でテニスをすることがなかった。
夫が倒れたその日はすごく蒸し暑い日だったのに、
普段からプレイ中でもほとんど水を飲まない人なので、
テニス終了直後に
事務所で突然倒れてしまったのだ。
クラブのオーナーはじめ周りの方の迅速な処置のお陰で、
救急車で運び込まれた脳外科病院の医師のお話では
「重篤な脳梗塞だったのに全く後遺症もなく
奇跡的としか言えない。
すぐにでもテニスを再開してバンバンやってください。」
とのことだった。
しかしながら、長年の多忙な仕事生活でその後も
検査、検査、初めの内は幾つかの病院で毎月、
最近になって3ヶ月に一度ずつ、
おまけに、ごく最近には白内障の手術まで、
やはり、自由にテニスが出来る状態ではなかった。
おまけに、今年の夏の暑さは異常、外に出ることさえ憚られた。
そんなこんなで、私も月に2~3度、
スクールだけのテニスになっていたので、
いつの間にか運動不足になっていたらしい。
この日、
後に下がりながら大きく打たれたボールを取ろうとしたとき
そのまま後に倒れて、後頭部を打ってしまった。
すぐにコーチが駆けよって、起こしてくれ、
事務所に戻って事務員さんが氷で頭を冷やしてくれ、
自分ではかなりの音がしたような気がしたが、
多分、何でもないだろうと帰宅した。
そして、数日後からひどい頭痛で
携帯やパソコンを見るのも辛くなったので、
駅前の脳外科に出掛けた。
定期的に検査を受けているこのクリニックでは
この2月に受けたばかりで、全く問題がなかったが、
今回のアクシデントでも頭蓋骨にも血管にも
何の異常もない・・・しかしながら、頸骨が変形している、
と言われた。(続く)