みどりの一期一会

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親の介護、仕事どうする? 女性向けに体験談冊子(稲熊美樹)

2015-08-03 21:24:40 | ほん/新聞/ニュース
きょうの中日新聞生活面の記事は、
友人の稲熊美樹さんの「親の介護、仕事どうする? 女性向けに体験談冊子」。
働く女性にとって、親の介護と仕事の両立は、
深刻な課題です。

以前は「子育てと仕事の両立」が問題だったのですが、
高齢社会に突入して、介護の問題が顕在化してきました。
「仕事と育児と介護」のすべてが、のしかかってきている人もいます。

稲熊さんの記事、仕事に復帰されてから、
よりいっそう視点がさえてますね。



  親の介護、仕事どうする? 女性向けに体験談冊子
2015年8月3日 中日新聞

 仕事を持つ女性が親の介護が必要になった時にどうしたのか、百二十五人にインタビューした冊子「介護は『女の仕事』? 聞いてください生の声」が発行された。とりまとめたのは、男女の賃金格差解消などに取り組む団体「均等待遇アクション21」(東京)。両立できずに離職した人や、働き方を工夫して仕事を続けた人もおり、介護に直面した時の参考になりそうだ。

 東京都板橋区の介護ヘルパー平山敬子さん(63)が、父母の介護を始めたのは十年ほど前。きっかけは、父(94)が意識を失って転倒し、入院したことだった。

 実家まではオートバイで三十分ほどかかり、それまで実家に行くのは年に二、三回だった。まずはデイサービスを利用しながら、きょうだい四人が交代で毎日実家に通い、見守りを始めた。

 数年後、母の認知症が重くなり、弟(62)が「二人だけでの暮らしは心配」と、きょうだいが交代で泊まり込むことを提案。早期退職した弟を中心に、介護ヘルパーの訪問を依頼したり、まだ仕事をしていた次兄(65)と平山さんも実家に泊まるようになった。

 平山さんは仕事があったため、泊まり込むのは専ら週末。泊まる日数は少ないものの、ヘルパーの経験を生かして介護保険関連の手続きや、介護計画を立てるケアマネジャーとの折衝などを引き受けた。四人それぞれが得意分野を生かし、囲碁の相手をしたり、庭木の手入れなどをしたりしている。

 昨年十二月には、母=当時(97)=も在宅でみとった。介護を続ける中で、きょうだいの誰か一人だけに任せなくて良かったと思った。「自分たちの生活にもあまり無理がなく、父にもゆとりを持って接することができますから」と話す。

      ◇
 介護をきっかけに仕事を辞めた人もいる。教師だった東海地方の女性(63)は六年前、同居している夫(64)の母が太ももを骨折。四カ月の入院後、自宅介護に移ったのをきっかけに、定年の一年前に退職した。

 自分が働き続ける間、義母は全面的に家事を引き受けてくれ、三人の子育ても支えてもらった。「義母のおかげで仕事に打ち込めた。恩返ししたい。辞めどきだな」と思ったからだ。

 同じ教師だった夫は先に定年を迎え、非常勤で仕事を続けていた。義父のおむつ替えなどに夫は協力的だったが、夫が退職する選択肢は考えなかった。「介護を夫だけに任せると、逃げ場がなくなってしまう」と感じたからだ。

 退職して八カ月後、女性は義母=当時(85)=をみとり、その四カ月後に義父=当時(90)=も亡くなった。「恩返しができた。辞めて良かった」と感じている。

◆多様な事例参考に
 均等待遇アクション21は、インタビューを基に介護休業制度の充実など、行政への提言をまとめた=表参照。とりまとめ役の酒井和子さん(68)は「百人いれば百通りの家族関係や考え方、介護の悩みがある。子育てよりも孤立している人が多い。冊子でいろいろな事例を知ってほしい」と話す。

 一冊八百円で、送料百円。ファクス=03(5689)2320=か、電子メール=kintou21@siren.ocn.ne.jp=で申し込む。問い合わせは均等待遇アクション21=電03(5689)2320
(稲熊美樹) 


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