山形駅の霞城セントラルというビルの展望台から、山形城址の全貌を見ることができる。この城郭は11代城主最上義光(最大57万石)が築いたものが、骨格となっている。市の中心部にあって堀の周辺には、緑が残り、この季節紅葉が始まっている。二の丸内の規模は35.9㌶、土手周辺は2.2㌔mで、全国有数の規模を誇っている。三の丸は町人の町になり、二日町から十日町では順番に市が開かれ、最上特産の紅花市で賑わった。
城址内には、県立博物館、体育館、郷土資料館、野球場などがあり、現在山形城の復元工事が行われている。そのうちの郷土資料館は、市立病院濟生館本館を移築したもので、明治11年に建てられた洋風三層楼の東北で初めての医学教育施設であった。