『サンシャイン・クリーニング』(原題:Sunshine Cleaning)
監督:クリスティン・ジェフズ
出演:エイミー・アダムス,エミリー・ブラント,ジェイソン・スペヴァック,
クリフトン・コリンズ・Jr.,スティーヴ・ザーン,アラン・アーキン他
絶対おもしろそうだと思ってDVDを購入したら、
すぐに売り払いたくなるほど期待外れだったものもあります。
本作は、鑑賞直後は買うほどじゃなかったかなと思い、
数日経ったいま、買ってよかったと思える作品です。
いわゆる負け組のがけっぷち姉妹が始めた事件現場の清掃業。
名前は“サンシャイン・クリーニング”。
姉のローズは、かつてはチアリーダーのスターで、
恋人はアメフト部のクォーターバック。
現在は家政婦として働き、小学生のオスカーを抱えるシングルマザー。
警察官となったクォーターバックのマックは別の女性と結婚したが、
ローズとは腐れ縁で、ずっと不倫中。
妹のノラは、毎日ぐうたら三昧で、老齢の父親にパラサイト。
この父親がまた、商才もないのに思いつきだけはピカイチ。
失敗にもめげずに、とことん金を無駄遣いしている。
ノラにオスカーを預けて、ローズはマックと逢瀬を楽しむ。
ノラから聞くおとぎ話に想像力を膨らますオスカーは、
学校でしょっちゅう問題行動を起こす。
ある日、校長たちからオスカーを病気呼ばわりされて、
ローズは私立の小学校へ転校させることを決意する。
そのためにはお金が必要。
マックから事件現場の清掃はカネになると聞いたローズは、
嫌がるノラを誘って清掃業を始めることにするのだが……。
事件現場の清掃業とは、現場から遺体が運び出されたあと、
血糊の付いた家具を拭くなどして、散乱した部屋を綺麗にするものです。
この仕事の話といえば、サミュエル・L・ジャクソン主演のサスペンス、
『ザ・クリーナー 消された殺人』(2007)が記憶に新しいところ。
本作はそれとはまったく異なる、陽の光が降り注ぐドラマです。
掃除ぐらいチョロいと始めたものの、現場の惨状は予想以上。
また、この仕事は病原体に感染する危険もありますから、
バイオハザード(生物災害)の知識も必要なうえ、ゴミ出しのルールも。
姉妹が奮闘する姿は笑えます。
ノラ役は『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009)で
女王を演じたエミリー・ブラント。そのギャップに脱帽。
さりげなく盛り込まれた社会問題と、人の弱さを包み込む優しさ。
日が経つほどに、元気がもらえたことをしみじみ感じます。
監督:クリスティン・ジェフズ
出演:エイミー・アダムス,エミリー・ブラント,ジェイソン・スペヴァック,
クリフトン・コリンズ・Jr.,スティーヴ・ザーン,アラン・アーキン他
絶対おもしろそうだと思ってDVDを購入したら、
すぐに売り払いたくなるほど期待外れだったものもあります。
本作は、鑑賞直後は買うほどじゃなかったかなと思い、
数日経ったいま、買ってよかったと思える作品です。
いわゆる負け組のがけっぷち姉妹が始めた事件現場の清掃業。
名前は“サンシャイン・クリーニング”。
姉のローズは、かつてはチアリーダーのスターで、
恋人はアメフト部のクォーターバック。
現在は家政婦として働き、小学生のオスカーを抱えるシングルマザー。
警察官となったクォーターバックのマックは別の女性と結婚したが、
ローズとは腐れ縁で、ずっと不倫中。
妹のノラは、毎日ぐうたら三昧で、老齢の父親にパラサイト。
この父親がまた、商才もないのに思いつきだけはピカイチ。
失敗にもめげずに、とことん金を無駄遣いしている。
ノラにオスカーを預けて、ローズはマックと逢瀬を楽しむ。
ノラから聞くおとぎ話に想像力を膨らますオスカーは、
学校でしょっちゅう問題行動を起こす。
ある日、校長たちからオスカーを病気呼ばわりされて、
ローズは私立の小学校へ転校させることを決意する。
そのためにはお金が必要。
マックから事件現場の清掃はカネになると聞いたローズは、
嫌がるノラを誘って清掃業を始めることにするのだが……。
事件現場の清掃業とは、現場から遺体が運び出されたあと、
血糊の付いた家具を拭くなどして、散乱した部屋を綺麗にするものです。
この仕事の話といえば、サミュエル・L・ジャクソン主演のサスペンス、
『ザ・クリーナー 消された殺人』(2007)が記憶に新しいところ。
本作はそれとはまったく異なる、陽の光が降り注ぐドラマです。
掃除ぐらいチョロいと始めたものの、現場の惨状は予想以上。
また、この仕事は病原体に感染する危険もありますから、
バイオハザード(生物災害)の知識も必要なうえ、ゴミ出しのルールも。
姉妹が奮闘する姿は笑えます。
ノラ役は『ヴィクトリア女王 世紀の愛』(2009)で
女王を演じたエミリー・ブラント。そのギャップに脱帽。
さりげなく盛り込まれた社会問題と、人の弱さを包み込む優しさ。
日が経つほどに、元気がもらえたことをしみじみ感じます。