『大阪最後の日』
監督:大木ミノル
出演:若林奈緒子,浅尾典彦,内田貴紀,阿見松之介,沖一文字,西出明,
夏守陽平,森本麻衣,荒木梨香,みぶ真也,坂本大星,下西里奈
先月末、DVDのリリースリストの中にあるのを発見。
大阪人としては惹かれるタイトルですが、映画の検索サイトを見ても何の情報もなし。
いったいこれはなんぞやとレンタル前に調べました。
ナナゲイ階下のシアターセブンにて定期的に開催されている“グラインド・カフェ NEO in JUSO”。
これは、「軽食やドリンクを取りながら奇跡の映画や関連トークを楽しむ」イベントだそうな。
「奇跡の映画」ってどんなんよというツッコミはさておき、
今年の2月、その第14回の席で上映されたのが『女流作家の苦悩』という作品で、
『大阪最後の日』シリーズの第1弾、上映時間は8分弱。
同シリーズとして制作されたのは、15分前後の計6本。
『女流作家の苦悩』以外がどこかで上映されたのかどうかは不明。
とにかくその6本をまとめて収録しているのが本作です。
最後の1日を迎える大阪を舞台に、
何も知らずに過ごす人々をシニカルに描いたオムニバスコメディ。
と、AmazonのDVD紹介には書かれていますが、
う~ん、ネタ、画質、演技、そのほか何もかもがビミョーだぁ。
第1話、『女流作家の苦悩』。
女流作家歴8年の下田と、その担当で出版社勤務歴30年の浅田。
なんとか原稿を貰って帰ろうと、PCに向かう下田の横に張りつくが、一向に進まない。
下田のご機嫌取りにと抹茶のパウンドケーキを差し出すも、
下田は抹茶が嫌いだと言って余計に不機嫌に。
やっと完成したかと思いきや、下田が書いていたのは昨日〆切の別原稿だった。
第2話、『印刷戦線異常なし』。
印刷工場長歴30年の金井と、アニオタ歴10年の岩崎。
岩崎が同人誌100部の代金として200,000円を持参するが、
金井は400,000円の契約だったと主張。
契約時を思い返し、お互いに自分の記憶に間違いはないと言い合いに。
金井が今ここにある高いカップラーメンと1部が同額だったと言うが、
岩崎がカップラーメンの底をひっくり返して見ると105円の値札が付いていた。
第3話、『借金チキン』。
賭博歴40年の丸山と、闇金集金歴20年の沖田。
丸山がチキンラーメンを食べようとしているところへ沖田が乗り込む。
沖田は自分にも食わせろと言い、ほかに食材は何があるのかと尋ねる。
ニラにシイタケに豚肉があると丸山が答えると、全部入れろと沖田。
ちょっと豪華なラーメンができあがり、ふたりですする。
食べかけのラーメンを丸山に渡して立ち去ろうとする沖田。
借金をなかったことにしてくれるのかと思いきや、沖田は丸山をズドン。
第4話、『取り合う二人』。
子持ち土建業歴8年の小川と、アニオタ歴10年の岩崎。
あるマニアックなゲームソフトの発売日、同じ店で手を伸ばして取り合いに。
小川は岩崎に譲ろうとするが、どうやら小川は娘から頼まれた様子。
ならば小川が買うべきだと岩崎は言い張る。
どちらも譲り合って引かない状態になり、
しまいに小川はゲームソフト代がなくなったから買えないと、岩崎に押しつける。
……すみません、この話のオチ、うろ覚えです。
第5話、『接触事故』。
勘違いしている妻・下田と、接触事故の加害者・森山(♀)。
森山は下田の夫の車に接触、下田の自宅マンションへ謝罪に訪れる。
下田の夫は不在、妻は夫の浮気相手がやってきたと勘違い。
終始かみあわない会話に誤解は解けない。
妻が包丁を振り上げて森山に襲いかかったところへ、
本当の浮気相手が登場して「アンタ、誰よ」。
第6話、『大阪最後の日』。
上流階級の少女サキと、下町育ちの少年タケシ。
タケシはサキに想いを寄せているが、憎まれ口ばかり叩いてしまう。
バイオリンを抱えて公園にやってきたサキと話をしていたところ、
サキの父親が追いかけてきて、バイオリンを渡せと言う。
サキの父親は科学者で、大阪が一瞬にして消える威力を持つ爆弾が
バイオリンケースの中に入っているらしい。
ある合言葉を言えば、爆弾のスイッチが起動してしまう。
父と娘が和解、タケシの想いがサキに通じたと思われたそのときに、
サキが合言葉を叫んでしまい……「みんな大好きだよ」。
ブラックユーモアだかなんだか知りませんが、まったく笑えません。
ネットにあまりにも情報が少ないので書いてみましたが、ツライ。
『オゾンビ』を借りようとしていた人に「借りなくていいです」と言いましたが、
これか『オゾンビ』かと聞かれたら、『オゾンビ』と即答します。
これがあの監督!?とぶっ飛ぶような作品が今後制作されることに期待。
監督:大木ミノル
出演:若林奈緒子,浅尾典彦,内田貴紀,阿見松之介,沖一文字,西出明,
夏守陽平,森本麻衣,荒木梨香,みぶ真也,坂本大星,下西里奈
先月末、DVDのリリースリストの中にあるのを発見。
大阪人としては惹かれるタイトルですが、映画の検索サイトを見ても何の情報もなし。
いったいこれはなんぞやとレンタル前に調べました。
ナナゲイ階下のシアターセブンにて定期的に開催されている“グラインド・カフェ NEO in JUSO”。
これは、「軽食やドリンクを取りながら奇跡の映画や関連トークを楽しむ」イベントだそうな。
「奇跡の映画」ってどんなんよというツッコミはさておき、
今年の2月、その第14回の席で上映されたのが『女流作家の苦悩』という作品で、
『大阪最後の日』シリーズの第1弾、上映時間は8分弱。
同シリーズとして制作されたのは、15分前後の計6本。
『女流作家の苦悩』以外がどこかで上映されたのかどうかは不明。
とにかくその6本をまとめて収録しているのが本作です。
最後の1日を迎える大阪を舞台に、
何も知らずに過ごす人々をシニカルに描いたオムニバスコメディ。
と、AmazonのDVD紹介には書かれていますが、
う~ん、ネタ、画質、演技、そのほか何もかもがビミョーだぁ。
第1話、『女流作家の苦悩』。
女流作家歴8年の下田と、その担当で出版社勤務歴30年の浅田。
なんとか原稿を貰って帰ろうと、PCに向かう下田の横に張りつくが、一向に進まない。
下田のご機嫌取りにと抹茶のパウンドケーキを差し出すも、
下田は抹茶が嫌いだと言って余計に不機嫌に。
やっと完成したかと思いきや、下田が書いていたのは昨日〆切の別原稿だった。
第2話、『印刷戦線異常なし』。
印刷工場長歴30年の金井と、アニオタ歴10年の岩崎。
岩崎が同人誌100部の代金として200,000円を持参するが、
金井は400,000円の契約だったと主張。
契約時を思い返し、お互いに自分の記憶に間違いはないと言い合いに。
金井が今ここにある高いカップラーメンと1部が同額だったと言うが、
岩崎がカップラーメンの底をひっくり返して見ると105円の値札が付いていた。
第3話、『借金チキン』。
賭博歴40年の丸山と、闇金集金歴20年の沖田。
丸山がチキンラーメンを食べようとしているところへ沖田が乗り込む。
沖田は自分にも食わせろと言い、ほかに食材は何があるのかと尋ねる。
ニラにシイタケに豚肉があると丸山が答えると、全部入れろと沖田。
ちょっと豪華なラーメンができあがり、ふたりですする。
食べかけのラーメンを丸山に渡して立ち去ろうとする沖田。
借金をなかったことにしてくれるのかと思いきや、沖田は丸山をズドン。
第4話、『取り合う二人』。
子持ち土建業歴8年の小川と、アニオタ歴10年の岩崎。
あるマニアックなゲームソフトの発売日、同じ店で手を伸ばして取り合いに。
小川は岩崎に譲ろうとするが、どうやら小川は娘から頼まれた様子。
ならば小川が買うべきだと岩崎は言い張る。
どちらも譲り合って引かない状態になり、
しまいに小川はゲームソフト代がなくなったから買えないと、岩崎に押しつける。
……すみません、この話のオチ、うろ覚えです。
第5話、『接触事故』。
勘違いしている妻・下田と、接触事故の加害者・森山(♀)。
森山は下田の夫の車に接触、下田の自宅マンションへ謝罪に訪れる。
下田の夫は不在、妻は夫の浮気相手がやってきたと勘違い。
終始かみあわない会話に誤解は解けない。
妻が包丁を振り上げて森山に襲いかかったところへ、
本当の浮気相手が登場して「アンタ、誰よ」。
第6話、『大阪最後の日』。
上流階級の少女サキと、下町育ちの少年タケシ。
タケシはサキに想いを寄せているが、憎まれ口ばかり叩いてしまう。
バイオリンを抱えて公園にやってきたサキと話をしていたところ、
サキの父親が追いかけてきて、バイオリンを渡せと言う。
サキの父親は科学者で、大阪が一瞬にして消える威力を持つ爆弾が
バイオリンケースの中に入っているらしい。
ある合言葉を言えば、爆弾のスイッチが起動してしまう。
父と娘が和解、タケシの想いがサキに通じたと思われたそのときに、
サキが合言葉を叫んでしまい……「みんな大好きだよ」。
ブラックユーモアだかなんだか知りませんが、まったく笑えません。
ネットにあまりにも情報が少ないので書いてみましたが、ツライ。
『オゾンビ』を借りようとしていた人に「借りなくていいです」と言いましたが、
これか『オゾンビ』かと聞かれたら、『オゾンビ』と即答します。
これがあの監督!?とぶっ飛ぶような作品が今後制作されることに期待。