『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』(原題:Downton Abbey: A New Era)
監督:サイモン・カーティス
出演:ヒュー・ボネヴィル,ジム・カーター,ミシェル・ドッカリー,エリザベス・マクガヴァン,
マギー・スミス,イメルダ・スタウントン,ペネロープ・ウィルトン他
封切り日に109シネマズ箕面にて鑑賞しました。
世界的大ヒットTVシリーズとのことですが、TV版は一度も観たことがありません。
劇場版第1弾の『ダウントン・アビー』(2019)でその存在を知り、
先に吹替版を観てたいそう面白かったから字幕版も観たのでした。
今回はなぜか吹替版の上映はなくて、字幕版のみ。迷わなくて済みます(笑)。
監督は第1弾のマイケル・エングラーからサイモン・カーティスにバトンタッチ。
顔ぶれは前作と同じですが、たいして覚えてもいないのですよねぇ。
イメルダ・スタウントン演じるモードが花嫁の母なのかしらと思いましたが、
そうじゃないのですね、ルーシーはモードの侍女なのですか。へ~っ。
で、名前がしょっちゅう出てくるシビルって誰よ。
などなど、気になる名前はいろいろあるのですけれど、
人物関係を逐一追っていると話についていけなくなりそうなので、どうでもええということで。
マギー・スミス演じるたぶんこのお屋敷でいちばん偉い婆様、ヴァイオレット。
遠く離れた「おフランス」、美しい南仏の別荘を所有していたモンミレール侯爵が他界し、
なぜだかヴァイオレットに遺すと遺言していたことから大騒ぎに。
ヴァイオレットとモンミレール侯爵はいったいどないな仲やってんと皆が邪推します。
納得が行かないのはモンミレール侯爵夫人。
どうして夫は私に遺さずにどこの誰とも知らん婆ぁに遺しとるねんというところ。
この侯爵夫人をナタリー・バイが演じています。
しかしその息子は寛容というのか出来た男というのか、
父親の遺志に従うのは当たり前のことだと、クローリー一族を当該物件の別荘に招待。
高齢のヴァイオレットに代わり、娘や息子夫婦が南仏へと向かうのでした。
一方、ダウントン・アビーでは映画のロケが始まっています。
クローリー家の主ロバートは断ろうとするけれど、
場所を貸すことで金が入るなら、屋根裏の雨漏りが修理できるじゃないかと喜ぶ女性陣。
こんな感じで、ヴァイオレットのかつての恋愛疑惑を解く話と映画のロケ話が同時進行。
TV版を観ていなくてもじゅうぶんわかるし、前作の話を忘れていても大丈夫。
この雰囲気を味わうだけでも楽しいです。
ヴァイオレットがついに臨終。というのはネタバレになりますか。
イケメンでゲイの執事トーマスは映画の主演俳優についていく決意をして辞職してしまうし、
こんなふうに人が入れ替わり立ち替わりしながらまだ続いて行くのでしょうね。