『映画 ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』
監督:堂山卓見
声の出演:水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一,
声の出演:水田わさび,大原めぐみ,かかずゆみ,木村昴,関智一,
井上麻里奈,水瀬いのり,永瀬廉,山里亮太,藤本美貴他
イオンシネマ茨木にて、前述の『なのに、千輝くんが甘すぎる。』とハシゴ。
国民的TVアニメ“ドラえもん”の劇場版通算42作目。
のび太の性格よりもしんちゃんの性格のほうが好きな私は当然“クレヨンしんちゃん”派です。
とはいうものの、スルーするわけにはいかないから、どちらも毎作観ています。
“ドラえもん”のほうが居眠りする確率が圧倒的に高くて今回も心配でしたが、寝なかった!
監督は『映画 ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』(2015)で演出を担当した堂山卓見。
今度の舞台は空に浮かぶ理想郷(ユートピア)。
のび太は、出来杉くんが読んでいた本に登場するユートピアに興味津々。
きっとユートピアには善人しかいなくて、テストなんかもない。
またしても0点やら10点ばかりだった答案用紙を持ち帰った日、
なんとかユートピアに行けないものかと考えていると、空にそれらしきものが浮かんでいる。
さっそくドラえもんにそのことを話し、ユートピアを探す旅に出発することに。
しずかちゃんを誘いに行ったらジャイアンとスネ夫にも見つかってしまう。
過去の新聞に載っていた「ユートピアか!?」という記事を頼りに探し回ると、
最後に行き当たったのが空に浮かぶ楽園“パラダピア”。
案内してくれたネコ型ロボット“ソーニャ”によれば、ここでは誰もがパーフェクトになれるという。
パーフェクト小学生になれると知ってはりきるのび太だったが……。
のび太ってわがままだよな~、自分はまったく努力せずにドラえもんに甘えてばっかり。
……などと思いはじめると、のび太を見るたびに嫌になってしまうのです(笑)。
で、今回もなかなかにイライラさせられながら、それでも睡魔には襲われず観ていたら。
結局は作り手の思うツボ。
わがままのび太が最後にはみんなの目を覚まさせる台詞を吐き、グッと来る。
パーフェクトな人間なんていないし、いろんな人間がいるから楽しい。
だからってジャイアンとスネ夫にいじめられているままでいいのか!?とは思うけど、
のび太にとってはあれがジャイアンとスネ夫で、意地悪されないと物足りないらしい(笑)。
なんだかんだで今後も観ると思います、ドラえもん。
出来杉くんのスピンオフとかないですか。