『マーク・アントニー』(原題:Mark Antony)
監督:アーディク・ラヴィチャンドラン
出演:ヴィシャール,S・J・スーリヤー,スニール,リトゥ・ヴァルマ他
昨年より日本全国で巡回中の“第6回 インド大映画祭 IDE2024”。
その上映作品がついに塚口サンサン劇場にもやってきました。
ボリウッドは機会があれば結構観ているつもりだけど、ヴィシャールのことは記憶にありません。
タミル語映画界で人気のある俳優らしい。でもこの人は私の好みとかけ離れすぎていました。(^^;
科学者のチランジーヴィは、過去の人々と通話可能な電話を発明、長い年月をかけて完成させる。
まずは、かつて自分が送迎を怠ったせいで足を負傷した妻を救うため、当時に電話をかけて妻の怪我を防ぐ。
すると妻は怪我をすることもなく、夢だった教師の職に就いて現在の夫婦仲も円満に。
気をよくしたチランジーヴィが出かけたクラブでは、ギャングのアントニーと敵対するエカンバラムがひと悶着。
エカンバラムは自身の身内を殺したアントニーを銃殺し、巻き添えを食ったチランジーヴィも死んでしまう。
20年が経過し、アントニーの親友だったジャッキーが、アントニーの息子マークの親代わりを務めていた。
ジャッキーの息子マダンとマークは実の兄弟のように育ったが、
実はアントニーがエカンバラムに殺されたのはジャッキーが仕組んだことだったとわかり……。
チランジーヴィが死んでも、残された電話の使い方をマークやマダンが知るに至り、
過去に電話をかけては自分たちの親に忠告して現在を変えようとします。
電話をかけられるのは1日1回のみ。現在から過去にしかかけられません。
電話に出た相手が未来からの電話を信じずに切ってしまえば、もう同じ日にはかけられない。
話に慣れるまでが大変です。まず、名前を覚えられないじゃあないですか。
チランジーヴィはラーム・チャランの父親と同じ名前だから覚えられるとして、エカンバラムとか、無理。
父親と息子が出てくれば、どちらも同じ俳優が特殊メイクを施して演じていて、何が何だかわからない。
おかげで前半は睡魔に襲われた箇所がいくつもあります。
イケメンいない。イケメンじゃなくてもいいけど、好きなタイプとはかけ離れすぎ。
むさ苦しい兄ちゃん、いや、オッサンがいっぱい出てきてあーだこーだと言われてもウザいだけ。
終わってみれば、まぁ楽しくないわけじゃなかったけれど、私は今後ヴィシャールはパスします。
ほかに見たいボリウッド俳優はたくさんいるのですから。