夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

好きだった映画、嫌いだった映画〈2024年〉

2025年01月01日 | 映画(番外編:小ネタいろいろ)
2024年に劇場鑑賞した本数を2日前まで数えずにいました。
そろそろ数えてみるかと電卓を叩いてびっくり。
劇場鑑賞した作品は自分でも驚きの380本、配信やDVD鑑賞した作品は58本で、合計438本。
2023年は339本、2022年は300本ちょうど、2021年は278本、2020年は337本、2019年も300本ちょうど。
人生6度目の300本超ですが、自己最多だった2023年をはるかに凌ぐ。
 
各月の劇場鑑賞本数は、
1月28本、2月35本、3月25本、4月23本、5月27本、6月29本、
7月34本、8月32本、9月35本、10月40本、11月42本、12月30本。
母が入院した月亡くなった月はさすがに少なかったけれど、その後はなんかもう意地になっていたような。
 
DVD鑑賞した作品については「今年観た映画50音順」で昨日までにつぶやいたので、
ここに挙げるのは劇場鑑賞した作品について。
 
ベストを挙げる前にワーストを挙げます。
さすがにこれだけの本数を観ると、退屈な作品はまぁまぁあります。
けれど、途中で退席したくなるほどの作品はとても少ない。
とても少ないけどやっぱりあって、しょうもな〜と帰りたくなった作品を3本に絞るなら下記のとおり。
『映画 THE3名様Ω これってフツーに事件じゃね?!』←これは実際途中退席した唯一の作品です。
 
それ以外でどうにも好きになれなかった作品は下記5本でしょうか。
 
ワーストではないのだけれど、理解不能でまったくついていけなかったのは全部アニメ。
何も知らずに手を出してはいけない領域なのか。
ベストのほうは順位をつけることはできないので、好きだった作品を観た日付順に。
 
と、20本挙げてみましたけど、迷いますよね。
これやっぱりそれほどでもないかなぁと今さら思う作品もあるし(特に『アビゲイル』(笑))、
『ぼくとパパ、約束の週末』なども大好きだったから、これらを外すのもどうかなぁと思うのです。
あと、結局4回観た『ラストマイル』も面白かったですね。
 
また、下記2本の“美味しいものが出てくる作品”も捨てがたい。
 
そのほか、暗かったり悲惨だったり変だったりして、「好き」とはちょっと違うけど印象に残っているのは、
 
それから、『憑依』『破墓/パミョ』などの韓国ホラー、タイホラーの『バーン・クルア 凶愛の家』も強烈でした。
もはや絶対に外せないシリーズ、“ベイビーわるきゅーれ”“犯罪都市”には今後も注目。
応援したい『侍タイムスリッパー』も挙げておきたい作品です。
 
 
主演女優賞は『Shirley シャーリイ』エリザベス・モスに。『笑いのカイブツ』片岡礼子が演じたオカンも最高でした。
主演男優賞とはいえないけれど、いろんな作品で主演を張って楽しませてくれたグレン・パウエルにも賛辞を送りたい。
そしてなんといっても2024年に私が最ものめり込んだのは、8回観た『JUNG KOOK: I AM STILL』ジョングク
もう可愛すぎてたまらん。大好きです。(^O^)
 
これだけ観ると本を読む時間がつくれなくて、今年は86冊しか読めませんでした。
めっちゃ好きだった5冊を挙げると、まずは高殿円の『グランドシャトー』
映画と原作のエンディングどちらもよかった染井為人の『正体』でしょうか。
思い出に残っているのは、が息を引き取る直前まで病院の枕元で読んだ町田そのこ『ぎょらん』かな。
 
『四月になれば彼女は』は映画はまったく胸に響きませんでしたが、
2024年いちばん私の琴線に触れた曲はそのエンディングに流れる藤井風の“満ちてゆく”です。
 
まだまだなんぼでも書けそうなのですが、この辺にしておきます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2024年12月に読んだ本

2025年01月01日 | 映画(番外編:映画と読み物)
2024年12月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1704ページ
ナイス数:689ナイス
https://bookmeter.com/users/762098/summary/monthly/2024/12

■正体 (光文社文庫 そ 4-1)
読了してから映画版を観に行くはずが間に合わず、半分ほど読んだところで鑑賞しました。620頁弱の本作の登場人物を上手く組み合わせた映画化でした。原作よりもさらに時代が新しく、映画版では動画の中継によって真相が明らかになります。いとも簡単に冤罪を作る警察。面会に来た又貫から「なぜ逃げたか」と問われたときの鏑木の答え。涙がこぼれました。原作では鏑木は殺されてしまうけれど、生きて戦う映画版のほうがより感動的ではあります。現実には前者になる可能性のほうが高いと思うと悲しい。というわけでほぼ映画の感想ですみません。
読了日:12月02日 著者:染井為人
https://bookmeter.com/books/19195329

■ハンター・ハンター 憑依作家雨宮縁 (祥伝社文庫 な 25-5)
「慟哭の完結!」という帯の文字に気づかず読みはじめ、なんか続々と死んで行くよぉと思ったら終了か。思えばこのシリーズを読むきっかけとなったのは、最初に終わった“藤堂比奈子”と、もうじき終わりそうだった“よろず建物”のロスを回避するためでした。突如として再開された“坂口信”にはイマイチ惹かれないし、今のところは“ミカヅチ”“鳴瀬清花”でしのぎます。これよりも“堀北恵平”のほうが好きだったこともあり、終わっても特に感慨はないはずが、どういうわけか今はやっぱり寂しい。憑依作家はきっとどこかで生きていますよね!?
読了日:12月11日 著者:内藤了
https://bookmeter.com/books/22011836

■怖ガラセ屋サン (幻冬舎文庫 さ 48-1)
私が子どもの頃に聞いた都市伝説で覚えているものといえば、すぐに思い浮かぶのはやはり口裂け女。あんなの絶対ウソだとわかるから今は笑ってしまうけど、本作に収録されている中にはホントにありそうな話も登場します。特に昔だれかをいじめた過去があるなんて人は、見えないものが見えてしまうこともあるのでは。その点、幼稚園のときにいじめられっ子側だった私は大丈夫か!? そのことは何十年経とうが決して忘れませんし、もしもあのいじめっ子ふたりが現在も元気でいるならば、今からでも「怖がらせ屋さん」に頼みたいぐらいです。(^^;
読了日:12月13日 著者:澤村伊智
https://bookmeter.com/books/22087440

■たまごの旅人 (実業之日本社文庫)
近藤さんでしょ、「たまご」でしょ、表紙にはクロワッサンでしょ。てっきり卵料理が並ぶ話かと思ったら、「旅人」のほうでした。私自身は観光地にほぼ興味がなくて、どこかへ行っても同じ宿に連泊、出かけるのは近所のスーパーやモールぐらい。ボーッと本を読んで、美味しいものを食べるだけという旅が好きです。本作を読んで尚更思う、私にはツアーに参加するのは無理なのはもちろんのこと、添乗員は絶対にできそうにない。客のわがまま、聞けません(^^;。だけどこんなふうに観光地を巡るのも悪くはないかなと思うのでした。添乗員さん、凄い。
読了日:12月18日 著者:近藤 史恵
https://bookmeter.com/books/21918072

■超合理的!ミステリーの書き方 (幻冬舎新書 742)
映画でも本でも説教くさい作品は苦手です。本書を読んで、そっか、それで七里センセの本は説教臭がないんだわと合点がいきました。トリックを決めずに書き始めるとか、プロットがまとまったときにはタイトルも決まっているとか、もう目からウロコぼろぼろ。作家になりたいと思っている人は作家になれないものだとのこと。だけど本書はやはり作家を目指す人の参考になるのでは。応募先は賞金で決めろとは生々しい(笑)。健康に自信がおありのようで。あれれと言われないように、絶対倒れないでくださいね。とりあえずトマトジュースは買ってきたぞ。
読了日:12月22日 著者:中山七里
https://bookmeter.com/books/22165471

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