「お葬式のときはなんでみんな黒を着るの?」と
友だちが子どもに聞かれたそうです。
「よう答えんかってんけど、知ってる?」とメールが来ました。
私は10数年前から某博物館に勤めていますが、
「喪服の色」というのは人類学関係者の宴会の席では
たまに話題にのぼるネタであったりします。
そもそも日本では「喪服は白」だったそうですね。
明治時代、英照皇太后の葬儀のさいに、西欧諸国にナメられないように、
西洋風の黒を着用するように明治政府からお達しがあったのが
そもそもの黒の発端だとか。しかし、西洋ではなぜ黒なのか、
そこまでは私にとってはまだ謎のままです。
仏教では、黒は一度染まったらほかの色には染まらないという解釈から、
改宗しないという意味が含まれているとも聞きました。
しばし忘れていたネタでしたが、
最近になって友だちからそんなメールが届いて、
映画を観るときにも葬礼の場面にはふたたび注目するようになりました。
前述の韓国作品『友へ チング』にもお葬式の場面がありました。
男性はみんな黒服に黒ネクタイでしたが、
喪主は神主さんのような帽子をかぶり、上から下まで白づくめ。
焼き場で泣き崩れる女性は白一色のチマ・チョゴリでした。
おぉ、やっぱり白なんだと思った一場面でした。
たかが色とは思えません。
国によって、地域によって、民族によって、
それぞれ深~い意味があるんでしょうね。
友だちが子どもに聞かれたそうです。
「よう答えんかってんけど、知ってる?」とメールが来ました。
私は10数年前から某博物館に勤めていますが、
「喪服の色」というのは人類学関係者の宴会の席では
たまに話題にのぼるネタであったりします。
そもそも日本では「喪服は白」だったそうですね。
明治時代、英照皇太后の葬儀のさいに、西欧諸国にナメられないように、
西洋風の黒を着用するように明治政府からお達しがあったのが
そもそもの黒の発端だとか。しかし、西洋ではなぜ黒なのか、
そこまでは私にとってはまだ謎のままです。
仏教では、黒は一度染まったらほかの色には染まらないという解釈から、
改宗しないという意味が含まれているとも聞きました。
しばし忘れていたネタでしたが、
最近になって友だちからそんなメールが届いて、
映画を観るときにも葬礼の場面にはふたたび注目するようになりました。
前述の韓国作品『友へ チング』にもお葬式の場面がありました。
男性はみんな黒服に黒ネクタイでしたが、
喪主は神主さんのような帽子をかぶり、上から下まで白づくめ。
焼き場で泣き崩れる女性は白一色のチマ・チョゴリでした。
おぉ、やっぱり白なんだと思った一場面でした。
たかが色とは思えません。
国によって、地域によって、民族によって、
それぞれ深~い意味があるんでしょうね。