今季は珍しく、いろいろと連続ドラマをみている
まず、専門チャンネルで再放送中の、ショーケンの「前略おふくろ様」
見てみたかったから嬉しい、第一回しかみてないけど凄く面白いっ
冒頭は、アパートで、疲れ果て寝ているショーケンからはじまる
どうやら、母親に手紙を書こうとしたらしいのだが3行しか書いておらず
まわりには書き損じの屑紙が散乱している、字はおそろしく汚い
バックには、お母さん(田中絹代)の「手紙」が語られる
その内容がバツグンにいい
「前略さぶろう様
これでもう丸一年 あなたの手紙をもらっていません
母はちっとも心配していませんが 生きているのか死んでいるのか
それだけでもお知らせください 生きてる場合はいざしらず
死んでいる場合は お葬式の仕度など色々と都合がありますから
ご存知のように こっちには結婚式とかお葬式の大好きな
親戚がいっぱいおります あなたが死んだと言ってやったら
きっともうみんな「ただ酒」が飲めると 大喜びで集まってくるでしょう
私も苦労のタネが減って こんな嬉しいことはありません
母に期待ばかりさせていないで 死んだのなら死んだと
一刻もはやく知らせてちょうだい 母は遠く山形から
ドキドキ期待して待っています・・・・・・・」
優しい田中絹代の声で、最後はクスクスと笑いながら嫌味たっぷりに語られる
それで弱りきった息子は、一生懸命に返事を書こうとした様子なんだが
文章は苦手だわ字は汚いわ仕事でクタクタだわで、畳の上で寝てしまっている
っていうのが冒頭シーン
もうこれだけで、お母さんはこういう人で、そんな人に育てられた息子は
きっと朴訥で真面目で優しくて、でも面白味のある男なんだろうなと、想像できる
知らなかったけど「倉本聰」さんなんだ、さすがだねぇ
倉本さんといえば昼ドラも今すごいね、チラリとしか見てないけど
話はもどって、そんな男の所へ親戚の放蕩娘が転がり込んでくるんだけど
はじめはただ邪魔がっていただけなのに、その娘の恐ろしく「汚い字」をみて
「おなじ部族」という愛情が芽生えてくる、ってとこもすごく面白かった
お料理もしっかりしていて、ドジョウの柳川とか鯉のあらいとかがちゃんと映る
セットも昭和で、喫茶店のレジの壁に貼ってあるのは「エマニエル夫人」だったりする
あと「笑い」のテンポがすごくいい、ゲラゲラ笑ってしまう、懐かしい
今とちがって「全員」まともに演技のできる役者ばっかりだから、安心してみてられる
楽しみができた
ほかは.........................
※リバース
一回目をみたけど面白かった、でも原作が読みたくなって迷っている
※ツバキ文具店
これはもう間違いない、ストーリーも好きだし雰囲気はもろ好み
まずツバキってのがいい、椿は花模様でいちばん好きだ
第一回目の話は、自分にもろ共通する話だったので切なくて泣いた
この3つは、金曜日の同時刻に放送されるので困っている
うちの「録画機能」は同時が3本までなので、もうギリギリだ
ほかバラエティもかぶっていて録画できず、困っている
最後はHNKの時代劇、藤沢もの
※立花登青春手控え・2
パート1が面白かったので楽しみにしていた
主人公の「立花登」に横恋慕する、バカ娘役の子が可愛い
甲高く高飛車に「にょ~びょ~りゅ~っ」っていうとこが大好きで
アタシはよく物真似をしてるんだけど、今回は「のぼるさん」なんて言って
シオらしくしているのでツマラナイ、もっとヤンチャやってほしい
さらにもう1本「女囚セブン」がスタートするし、来月からの「みをつくし料理帖」も楽しみだ