めいすいの写真日記

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東京ガス・ガスミュージアムを訪れる

2010-04-08 | 見学記


 東京ガス(株)の「ガスミュージアム」(東京都小平市大沼町2-590)を訪れました。
 建物は2つあり、左手は「ガス灯館」で明治42年建築の東京ガス本郷出張所の建物を移築したもの、
 右手は「くらし館」で明治45年建築の東京ガス千住工場計量器室を移築したものとなっています。
 手前は東京や横浜にあったガス灯とハーブの花壇が整備されていて美しい庭園になっています。入場無料。
 


 訪れた時は夕方に近く時間も限られていたので、ガス灯館だけに入り、ガス灯について説明を受けました。
 右手、ろうそくの明るさに比べ、ガス灯の明るさが数段上であること。
 さらに、左手のガスマントルが発明されると一段と明るさが増し光も安定したとのこと。
 明治時代、ろうそくの光しか知らなかった人々は、その明るさに大変驚いたようです。
 ただ、ガスマントルはすぐに電球に取って代わられてしまいました。
 一番右手は花形をしたガス灯。

 

 銀座通りのガス灯(中央)の錦絵と実際のガス灯(右手)。銀座通りには、ガス灯のためのガス管が敷設され、
ガスの工場からガスが圧送されていたとのことです。「文明開化」の雰囲気が伝わってくるようです。



 これらのガス灯は「点消方」という人がいて、一つ一つの街灯に夜になると点灯し、朝方には消していたようです。
 
二階はギャラリーになっていて、いわゆる「鹿鳴館時代」の雰囲気の漂う明治時代の錦絵がたくさん飾られていました。
 「錦絵」には、ガス灯が書き込まれていることがあり、企業としてこれらの絵のコレクションを行ったそうです。 

明治という古き佳き時代、特に「ガス灯」という柔らかな光をつぶさに見ることができ、大変有意義なひとときを過ごすことができました。

PENTAX K7 + TAMRON 17-50mm F2.8 で撮影

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