昨日、近所に住む中学生のF君が「お宅の木に玉虫がいるので採らせて下さい」と虫網を持って訪ねて来ました。
しかし、うまく捕まえられなかったようです。「やはり、2時頃が一番飛ぶようです。高いところを飛びキラキラ光り美しい」と言っていました。
調べてみたら、確かに日差しの強い時に飛ぶようです。天敵の鳥は、キラキラ光り色が変わるので怖がって採らないということです。
今日、長さを継ぎ足した虫網を持って、再び訪ねて来て、捕まえることができたといって、見せてくれました。
「玉虫色」というと、見方や立場によっていろいろ解釈できる曖昧な表現をたとえていう言葉。
「タンスの中に入れておくと着物が増える」、私は防虫剤の役割を果たすのかと思っていました。
「法隆寺の玉虫厨子」は装飾螺鈿に玉虫(ヤマトタマムシ)約2600匹の羽を使ったといわれていますが、
今はほとんどなくなっているとのこと。昭和35年に作られたレプリカでは5348匹の玉虫が使われたそうです。
人気のある昆虫なので、昔から日本人に好まれているようです。
生きた玉虫を見かけることは、子供の頃から、ほとんどありませんでしたが、まさか我が家の木に住んでいるとは知りませんでした。