フェズは人口が140万人の都市。808年にムーレイ・イドリス2世により建設されたイスラム王朝の都市で、その後1000年以上、モロッコ
の中心として信仰、芸術、商業の面で栄華を極めてきました。しかし、近年は、経済はカサブランカにその地位を譲り、政治の中心はラバト
となっています。フェズ出身の有能な人材は、これらの都市に移り住むむようになりました。
しかし、メディナ(旧市街)は、世界最大の迷路都市として世界遺産に登録されています。
● 陶器工房
工房では、お皿などの食器、壺、タジン鍋、瓦、タイルなど多くの製品を作っています。
その中で興味を引いたのは、街角に設置される泉、小さなタイルを並べ、隙間を埋めて裏返しにします。
そうすると上の写真のような泉が出来上がります。
このようにして作られた、フェズの旧市街、ネジャーリン広場にある大きな噴水は、とても魅力的です。
フェズで生産される陶器は、北アフリカ (マグレプ地方・・・モロッコ、アルジェリア、チュニジア)では人気が高いようです。
特に、この食器の青は、、「フェイズ・ブルー」として有名です。
● ミントティー
モロッコでは、アルコールはイスラムのため御法度。ミントティーが喫茶店などで、よく飲まれています。
ツアー一行は邸宅にミントティーの試飲に行きました。
ミントの葉を用意します。
そして、中国茶葉。
それを急須に入れ、何回か入れ替えます。味を出すための作業です。
● 細街路
メディナ(旧市街)は細街路が入り組み、迷路のようになっています。
車は通りませんが、ラバ、ロバ、リヤカー、バイクなどが通ります。ラバが通る時には道を空けなければなりません。
フェズの細街路で最も狭いところ。人一人がやっとです。
● 皮なめし工房
フェズ川沿いにある皮なめし工房。20家族で行っていますが、14世紀の手法を今も保っています。
上は染色桶、手前は皮の干し場、日によって色を変えるのだとか、この日は黄色の皮でした。
砂漠の山羊は、遮水性、防火性があるとのこと。軽くて丈夫でお勧め品との説明がありました。
詳しくは、「めいすいの海外旅日記 第4日 フェズ」 をご覧下さい。