中禅寺の山門。中禅寺は中禅寺湖畔の歌が浜にある天台宗の寺院。世界遺産に登録された日光山輪王寺の別院であり、
坂東三十三観音霊場の第18番札所にもなっています。
左手奥にあるのが立木観音堂(本堂)で、中央の杉の大木には瘤があります。
この瘤は「身代わりの瘤」と呼ばれ病気などの身代わりになってできる瘤ということです。杉の木にこのような瘤が出来るのは珍しい。
本堂にある立木観音(千手観世音菩薩)。重要文化財。高さ約6m。
日光山の開祖である勝道上人が船で湖を遊覧していた際に、湖上に千手観音の姿を感得し、桂の木に立木のまま十一面の千手観音像
を刻みました。この観音様の下には、まだ根が残っているそうです。
この「千手観世音菩薩」を本尊として、中禅寺が開かれたというのが寺の由来です。
立木観音のお守り。指で握ると色が変化します。諸願が成就し、年度ごとではなく、このまま、ずっと御利益があるとのことです。
黄緑、青、紫、等々。黄色になった時が一番願いが叶いやすいとか。