伊香保温泉の階段の街並みを見た後、さらに足を伸ばして源泉まで行ってみることにしました。
その入り口にある河鹿橋 (かじかばし) は朱塗りの太鼓橋。秋にはもみじ、かえで、くぬぎなどで周辺が一斉に色づき
素晴らしいとの話です。夜にはライトアップもされるとか。しかし、残念ながら今は冬です。
この橋の上流は伊香保温泉の温泉水が流れているようで赤茶けた水の流れになっています。
少し歩いた所に「飲泉」ができる場所があります。ここでの飲泉は利尿作用があり、便秘、痛風に効果があるとのことです。
ヨーロッパでは温泉は盛んに飲用として用いられると聞いたことがありますが、日本ではそれほどでもありません。
どんな味がするかと思いましたが、異様な味がしました。まさに薬を飲む感じです。
その傍らに「万葉の歌碑」がありました。
こうした歌がこの地で詠まれたいたということは、古くから、この地が栄えて教養のある人が住んでいたということを
思わせます。
そこから、しばらく歩いた所には源泉があります。現代風のガラスのドームの下には温泉が湧いていました。
ここにはベルツ博士の銅像がありました。
ドイツ人医師のベルツは日本政府の招聘により日本各地の温泉を視察し、明治13年「日本鉱泉論」を政府に
提出しました。その内容は温泉についての種々の改善策を述べた建白書とのことです。
この当時、すでに湯治場として有名だった伊香保とのつながりも深いようです。
PENTAX K7 + TAMRON AF17-50mm F2.4 で撮影
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