志木市庁舎は昭和47年の建設で築48年、耐震性能が不足し、予想される首都直下型地震の震度6,震度7では
倒壊する恐れがあるとのこと。また、経年劣化が進行し、電気、空調、給排水機器は耐用年数を超え、一部設備
で法令に適合していないことが指摘されているとのことです。
このため、令和4年度の完成を目指し、新市庁舎の建設工事が進められることになりました。総事業費は70億円。
先日1月19日には、「市庁舎さよならイベント」が開催され、様々のイベントが行われました。
5階フロアでは、次世代を担うアーティストたちのアートで埋め尽くすとともに、来場者が壁などに思い思いの絵を
描いてもらえるようにすることで、世界に一つだけの美術館を作り上げたようです。来場者数は10万にも及んだとか。
写真は、市庁舎の解体工事の安全祈願祭を実施しているところ(1月29日)。
新市庁舎の完成予想図。
新市庁舎は、現市庁舎の跡地に建設されます。このため、仮庁舎は5つの分庁舎になり、今年の1月6日より
業務が開始されました。新庁舎が供用開始となるのは2年半後となります。
市庁舎の敷地は東側が新河岸川、西側が柳瀬川となっていて、南側「いろは親水公園」となっていて
自然の豊かな場所となっています。
ただ、この土地は低地で明治43 年には、近隣の宗岡地区で最高水位8・195mを記録するなどの歴史があります。
このため、庁舎床面の浸水レベルに配慮するとともに、地階には機械室などの浸水でダメージを受ける施設
を設けず、災害対策本部を2階または3階に設けるなどの対策を講じるとのことです。