赤城神社(群馬県前橋市三夜沢町)は関東地方を中心に300社あるうちの総本社。杉の木立に囲まれたパワースポットです。
他の赤城神社と区別するために「三夜沢赤城神社」と呼ばれることもあります。
創建は崇神天皇(3世紀から4世紀頃)とされており、古代から信仰があったようです。
赤城山と水源である沼の神霊を自然崇拝の対象に、農耕の神、東国開拓の神々などを主祭神に祀っています
上野の勢多の赤城のからやしろ やまとにいかであとをたれけむ (金槐集・・・源実朝)
将軍を初め武将達が崇敬し、一般の人の信仰も集めてきました。
手水場(ちょうずば)の後には、うっそうとした森を背景に、神池が拡がっています。
神池には、大きな鯉が泳いでてました。
拝殿。通常はここまで、その先の中門、金堂には社務所で参拝を願い出てもお参りできません。
なおこの日は雨でしたが、ここから鳥居に向いて先を眺めると、ちょうど富士山が見えるようになっているとのことです。
境内には樹齢300年以上の杉の巨木があり、最も太い杉は1000年以上もあり県の天然記念物になっています。苔むして時代を感じさせます。
神楽殿。毎年5月5日には市の重要無形民俗文化財に指定されている太々神楽が奉納され、境内(手前の広場)では奉納武道大会も
開催されます。
太ゝ神楽の奉納。前橋市のホームページより。
奉納武道大会。前橋市のホームページより。
階段を上り坂道があって、上っていくと中門や金堂を眺める位置に行くことは出来ます。
中門の前に3本あるのは県指定天然記念物「たわら杉」となっています。奥の本殿の中には宮司のみが入れるのだとか。
参道の松並木は慶長17年(1612年)に大前田村河東の彦兵衛が寄進したと言われ、3.2Kmの間にアカマツ、クロマツが約1200本
植えられています。また山つつじも植えられ春には開花します。この松並木は、その長さが日本一ということです。
これらは、県道16号線の東側の遊歩道として群馬県の自然環境保全地域になっています。