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映画「禁じられた遊び」から「愛のロマンス」他 ・・・ベルリンフィル ジルベスターコンサート2020

2021-03-01 | コンサート

                                   2021-03-01 BSプレミアム

曲目は
1.ベートーヴェン作曲・・・序曲「レオノーレ第三番」ハ長調作品72
 生誕250周年の最後の日ということもあって取り上げたのだろう。この曲は3つの中では最も演奏機会が多く、歌劇「フィデリオ」の第2幕第2場で演奏されることがある。
 大臣到着を知らせるトランペットのファンファーレが印象的である。ベルリンフィルの18番ともいえる曲なので迫力十分。
2.ファリャ作曲・・・バレエ音楽「恋は魔術師」から「前奏曲」「火祭りの踊り」
 この曲はバレエ音楽で内容も遊び人で女たらしの夫が死んでからも幽霊になって元妻の未亡人を嫉妬し続けると面白そうなので,バレエとして見てみたい。

                  ギタリスト パブロ・サイエンス・ビジェガスの演奏

3.ロドリーゴ作曲・・・アランフェス協奏曲
  やはり、有名な第2楽章の哀愁をたたえた旋律が美しい。
  ソロにはスペイン出身の世界的名ギタリストのパブロ・サイエンス・ビジェガスが軽
やかで繊細なタッチで、この曲を聴かせてくれた。
 ギターは音が小さいのでオーケストラの中では音が消えそうになってしまうことがある
が、無観客であったことや録音も良かったことにより、感動的な演奏になった。
 4.  作者不詳・ヘイゼル編曲・・・映画「禁じられた遊び」から「愛のロマンス」
が続いて演奏された。ヘイゼルの編曲はオーケストラの演奏が控えめになっていて、この
曲を引き立てていたと思う。
 ビジェガスの演奏は時に笑顔を浮かべて雰囲気をかもし出し少しゆったりとしてテンポ
で魅力的であった。
5.ヴィラ・ローボス作曲・・・ブラジル風バッハ第4番 
 (1)前奏曲
 (2)コラール(奥地の歌)
   (3)アリア(カンティガ)
 (4)踊り(ミゥヂーニョ)
 ピアノ曲を管弦楽曲化したという。
6..リムスキー・コルサコフ作曲・・・スペイン奇想曲 
 (1)朝の歌
 (2)変奏曲 
    (3)朝の歌 (1)の繰り返し
 (4)情景とロマの歌
 (5)アストゥリアのファンタンゴ
 リムスキー・コルサコフらしいオーケストレーションでスペインの雰囲気を分かりやす
く表現している。
7.ショスタコーヴィチ・・・組曲「馬あぶ」作品97aから第3曲「民族の祝祭」
   見事なアンサンルのベルリンフィルならではの華麗な演奏を楽しめた。  
  今後は音楽監督キリル・ペトレンコはどんな曲を演奏会に取り上げていくのだろうか?
興味の持たれるところである。



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