巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が〈伝説〉のミュージカルを映画化。
「マンボ」「トゥナイト」「マリア」「アメリカ」「サムホエアー」「クール」など不朽の
ミュージカル・ナンバーがダイナミック且つスタイリッシュに蘇る。
【脚本・製作指揮】トニー・クシュナー
【監督・製作】スティーブン・スピルバーグ
【撮影監督】ヤヌス・カミンスキー
【音楽】シモン・ボリヴァル指揮ニューヨーク・フィル他
【配役】
トニー・・・アンセル・エルゴート
マリア・・・レイチェル・ゼグラー
アニータ・・・アリアナ・デボーズ
ベルナルド・・・デビット・アルバレス
リフ・・・メイク・フェイスト
チノ・・・ ジョシュ・アンドレス・リペラ
ダンス・アット・ザ・ジム:マンボ The Dance at the Gym: Mambo
前作の体育館のダンスシーン。その中の中心的な曲がマンボ。
バーンスタインのウエストサイドストーリー(組曲)の中にマンボが入っていた。
このマンボの演奏で名を馳せたシモン・ボリヴァルの演奏。この映画のニューヨー
クフィルの指揮者をしている。
マリア Maria
鉄製の屋外階段からマリアを訪れるトニー。「ロミオとジュリエット」、ヴェローナの
ジュリエットの部屋のヴァルコニーと言ったところである。
歌詞のなかの「Beautiful sound ofIevver heard,Maria」との言葉が50年以上経った今も
頭の中に残っていて響き渡る。
トゥナイト Balcony Scene (Tonight)
トニー(左)、(右)
前作では、当時ラジオで(今ならSNS?) で数限りなく流されていた曲である。
アメリカ America
前作のウエストサイドストーリーのアメリカは、ビルの屋上のシーン。アニータ(リタモレノ)の踊りはすばらしく、
最も印象的であった。
今回のシーンは大きな通りの交差点。この映画の中ではアップした画面がさらに最高の見せ場となつた。
アメリカでのベルナルド(左)とアニータ(右)
マリアとトニーのデート、地下鉄に乗ったり、教会に寄ったりする。本作映画の新しいシーンである。
ワン・ハンド、ワン・ハート One Hand, One Heart
クロイスターズ美術館内にあるゴシック様式のチャペルでマリアによって歌われる。
音楽はリメイク版ということで、バーンスタイン作曲のものが用いられているかが
この映画のために作曲された唯一の曲?
■ 今回と前回の比較
①前回の方が時間をかけて丁寧に作られている。
②スピード感と音響効果は今回が上。
③女性が入る踊りは、今回の方が迫力がある。
④男性だけの踊りは,前回に比べると統制が取れていない。
⑤今回はウエストサイドの街が再開発中ということで、街が乱雑なのは残念
⑥ウエストサイドストーリーはアメリカ版「ロミオとジュリエット」と言われるが
ト ニーとマリアのラブシーンは力を入れて作られている。
(了)