めいすいの写真日記

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映画「北北西に進路を取れ」・・・アルフレッド・ヒッチコック監督作品

2022-05-02 | 映画

                                                                                                                NHKプレミアム・シアター 2022/4/29

    スパイ映画「007ロシアより愛を込めて」(1963)の元祖?
 アルフレッド・ヒッチコック監督の集大成とも言われるサスペンス映画の名作。
 広告会社のロジャー・ソーンヒルは,別の人物と間違えられ、殺されそうになってしまう。
 事実を突き止めようとするロジャーだが、国際的な陰謀に巻き込まれ,逃げ回ることに・・・。
    主演ケーリーグラント、謎の美女を演じるのはエヴァ・マリー・セイント。
 スピーディーな展開と絶妙なラブストーリー、4人の歴代大統領の巨大な彫像のある
ラシュモア山のクライマックスは有名である。

【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【脚本】アーネスト・レーマン
【撮影】ロバート・パークス
【音楽】バーナード・ハーマン
【出演】ロジャー・ソーンヒル : ケーリー・グラント
     イヴ・ケンドール :エヴァ・マリー・セイント
        フィリップ・ヴァンダム :ジェームズ・メイソン
        クララ・ソーンヒル(ロジャーの母)
         教授 :レオ・G・キャロル

製作国:アメリカ
製作年: 1959
原題  : NORTH BY NORTHWEST

 広告会社の重役ロジャー・ソーンヒルは、ホテルのロビーでの会合の最中、
偶然別の人物に間違えられて、広壮な邸宅に連れていかれてしまう。
そこで待っていたタウンゼントという男(ヴァンダム一味)は、彼をスパイのキャプランと決めつけ、
 どこまで情報を嗅ぎつけたのかを教えろと迫る。

 ソーンヒルがあくまで否定すると、男の手下たちが強引に酒を飲ませて車に乗せ、崖から転落させて殺そうとする。
泥酔しながらも海岸ベリの曲がり道の多い山道を、カーチェイスが始まる。見栄えのするシーンだ。

 ソーンヒルはUNIPOのタウンゼント氏を証人になるであろうと国連で演説することになっている国連本部を訪る。

 ところが国連のロビーで会ったタウンゼントは、邸宅にいた男とは別の人物だった。
2人が噛み合わない会話をしていると、そのタウンゼントの背中に手下(ヴァンダム一味)
のひとりが投げたナイフが突き刺さる。ソーンヒルは、殺人容疑者として大きく報道されてしまう。

架空の人物とも知らず、なおもキャプランを追い求めるソーンヒルは、シカゴに向かう
特急寝台列車「20世紀特急」に乗る。その車内でイヴ・ケンドールという女性と親しくなる。
彼女はソーンヒルがお尋ね者であることを承知していて、彼を自室に招き入れてかくまう。
ところが同じ列車にヴァンダム一味も乗っていて、実はケンドールは彼らと通じていた。

 ケンドールはキャプランと連絡をとったと言って、ソーンヒルを郊外の広大な平原に向かわせる。
 しかし、その平原でいつまで待ってもキャプランは現れず、そのかわり農薬を散布していたはずの軽飛行機が襲いかかってきた。

  平原を縦横に逃げるソーンヒルを追い回すうち、軽飛行機は通りかかったタンクローリーに衝突して炎上してしまう。
   ロジャー・ソーンヒルは広告会社の重役とはとても思えない、やり手スパイの活躍だ。

ソーンヒルは、こっそりと部屋を出て行った彼女の後を追う。向かった先は骨董品の
オークション会場だった。彼が会場に乗り込むと、はたしてケンドールがヴァンダムと手下に
囲まれて客席に座っていた。ヴァンダムはソーンヒルの出現に驚くが、出展品の人形を落札すると、
ケンドールを連れて会場を出て行く。

  ソーンヒルは手下たちに見張られて動けなくなるが、とっさにオークションの客に扮して、
出展品にでたらめな値を付けて会場を混乱させ、警官に連れ出される形で脱出に成功する。

ソーンヒルは、ケンドールがヴァンダムに連れられて出国することを知らされた。
憤激したソーンヒルは、彼女をヴァンダムから奪う行動に出る。アジトに潜入して様子を
うかがうと、すでにケンドールの正体は見破られていて、彼女を殺害する予定になっていること、
そして彼らが盗み出したものは人形の中にあることを知った。それらの情報をひそかに
ケンドールに伝えるが、近くで待機している飛行機の離陸は間近に迫っていた。

 

 ソーンヒルとケンドールは、ヴァンダム一味が盗み出したものは人形の中にあることを知り、
それを持ち、逃げようとするが、追われた先は4人の歴代大統領の巨大な彫像のあるラシュモア山の
真上だった。その先は、目もくらむような断崖絶壁である。

【感想】スリル、スピード、サスペンス。ヒチコック監督が現在の映画の方向を見越して作った
素晴らしい映画となった。 ケーリー・グラントは「007ロシア寄り合いを込めて」のショーンコネリーと
変わりの無い演技をしていると思う。ラブシーンもボンド・ガールとは言えないまでも楽しめる良いようだ。
   ケンドール 役のエヴァ・マリー・セイントが私の好みでは無かったのが少し残念ではあったが・・・・。

(了)



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