めいすいの写真日記

いつもご訪問ありがとうございます
500万アクセスを達成しました

ラリック美術館 ・・・ 箱根を訪れる (5)

2010-05-11 | 旅の写真
 箱根駒ヶ岳のロープェィを降りてから、バスを乗り継いで仙石原に向かいました。最初の目的は「箱根ラリック美術館」を見ることです。
 ガラス工芸品など装飾美術工芸家のフランス人、ルネ・ラリック (1860-1945) の多くの作品が展示されています。



 仙石原の美しい自然に囲まれ、みどりの芝生の見事な庭園にも惹きつけられます。



 着いた時間が、ちょうどお昼ということもあり、ここのカフェレストラン「LYS}で昼食を取ることにしました。
 ふだん私がほとんど入ることのない洋風のしゃれたレストランです。



 前菜は「北京ダック」、まずは生ビールを一杯。



 つぎはローストポークとキスの天ぷら、地場の野菜サラダに手作りパン。そして最後にコーヒー。

 

 ここでは、ルネ・ラリックの創作活動の軌跡を知ることが出来、たとえば、フランスの貴婦人を魅了した香水瓶、それまでは量り売りで
ただの容器に入れていたに過なかったものを宝飾細工の世界に導きました。
 また、魅惑的なデザインのブローチなど数々の芸術的な作品を作り続けました。美術館内は壁などにもラリックの美術工芸品が
埋め込められ、飾られています。しかし、写真の撮影は禁止です。
 フランスの有名なガラス工芸家としてはエミール・ガレ(1846-1904)がいますが、彼はラリックの影響を強く受けているのかもしれません。

 そこで、ラリックの作品を紹介した絵はがきを2枚、載せることにします。



 この美術館のラリックの代表的な作品「ブローチ シルフィード」。女性の体と蝶の羽を持つ妖精を表現しています。



 もう一つ「香水瓶 牧人の接吻」、現代にも十分通用する見事なデザインです。



エントランス・ゲートに飾られたクラシックカー。カーマスコット(左端)として、当時としては珍しい、ラリックの作品である
ガラス製のトンボが飾られました。



 最後に「オリエント急行」( コートダジュール号 ) として実際に走っていた列車に乗りました。



 なぜ、この列車がはるばるヨーロッパから、この地に運ばれてきたのかというと、ラッリックの「彫像とブドウ」のガラスレリーフが156枚も
列車にはめ込まれているからです。

 乗車して、ケーキ付きのコーヒー (2100円) を飲みながら「オリエント急行」の雰囲気を楽しみましたが、残念ながら、こちらも内部は撮影禁止でした。 

PENTAX K7 + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC で撮影

にほんブログ村 写真ブログへ  「にほんブログ村」人気ランキングに参加しています。バナー(左のボタン) をクリックしていただければ幸いです。 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ラリックのデザイン (うたぴよ)
2010-05-10 07:29:07
ガレのランプを上野で見ましたが、人が多くて
小さい作品が良く見られなかったことを思い出しました。
このラリックと言う方の作品も本島にエミール・ガレに似ていますね。
繊細な表現が素晴らしい。
めいすいさんの写真で美術本を見ているように味わいました。
PCをあまり覗きませんでしたら、その間に箱根の写真がいっぱいで、今箱根に行った気分です~♪
返信する
エミール・ガレ展 (めいすい)
2010-05-10 13:49:26
 うたびよさんもガレ展をご覧になったのですね。
 私が「エミール・ガレ展」を見たのは、5年前で、両国の江戸東京博物館でした。
 その時は、空いていて、じっくり見ることができました。なかなか良い展覧会だったことを覚えています。
 その時の感想を「めいすいの音楽随想」に載せていますので、よろしかったら、ご覧になって下さい。

http://www.justmystage.com/home/mizukawa01/galle/galle.html
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。