マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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チマキ

2006年06月09日 09時42分49秒 | もらいもの・おくりもの
先日、早朝に行われる野神さんに取材敢行。

突然現れた私に「なんでっかー」と、皆さんの目が一点に集まる。

どこの誰べーと名乗り、取材目的を伝える。

初めて訪ねるところは断られるのが普通でいつも不安だ。

主旨を話すと、行くとこ行くとこみなさんは快く承諾してくださる。

ありがたいことです。

大慌てでカメラを準備して写真を撮らせていただいた。

祭事を終えると、「これもってけー」とお下がりをいただくことも多い。

今日は端午の節句の野神さん祭事。

参加された方々は野神塚の前でチマキをほうばる。

懐かしい味だと。

今はお店で購入しているが、昔は実家で作られたチマキを送ってもらったそうだ。

その供えられた沢山のチマキをいただいた。

多くいただいたので帰宅してから隣家にもおすそ分け。

息子らにチマキ食べたかと聞けば「それなんや?」と。

えー!、チマキ知らんのか。

「そんなん知らんで」

”はしらーのキーズは、おととしのー・・・チマキ食べ食べ”という唄あるやんか。

「そんな唄知らんで、聞いたことないで」

うひゃーえらいこっちゃ。

学校で習わんかったんかいな。

チマキが死語になってしまってますやん。

まぁーいっぺん食べてみー。

そんなにいうなら食べてみるわとほうばる。

「なんやこれっ」

「味無いやん。うまないなー」とこぼす。

そういや、柏餅は食べとるけどチマキは食べさせてなかったんだ。

柏餅はモチが柔らかくて中に餡が入っていて美味しい。

チマキは米粉を塩で練って笹の葉に包んで蒸したものでどちらかといえば堅め。

子どもの舌にあうのはやはり柏餅だろうね。

私もそうだが、隣家のご主人も懐かしいと食べられたそうだ。

チマキは柏餅よりも高価だったのでなかなか口に入らんかったことも一因だろうか。