マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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続、上深川八柱神社注連縄掛け

2008年01月27日 11時26分44秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
<七、五、三縄>

ひとりの長老は家に張るんだと、わっか様式の注連縄を作る。

ワラの茎を七筋、五筋、三筋に広げた注連縄。

七、五、三など、一から九までの奇数は古来中国で祝い事に用いられた陽の数。

七、五、三は「標:シメ」。

標は占めるの意であって注連と表記されるもので、目出度い新年を祝い悪鬼が入らぬようにと家の門口など出入り口に注連縄を張る。

(H19.12.20 Kiss Digtal N撮影)

上深川八柱神社注連縄掛け

2008年01月27日 11時16分49秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
奈良市都祁上深川の八柱神社では毎年20日に注連縄作りが行われる。

一人ずつひと束の藁を手に持ってやってくる。

今日は天気がいいからお寺前の境内で支度したいものだと話される男衆。

注連縄は新年を迎える大切なものだから、やはり例年通り夏も涼しい参籠所でするか、と早速持ってきたワラを木槌で叩いていく。

集まった男衆は地域の万年青年団と呼ばれている65歳以上の老人会の方々は分担して作業を進めていく。

手を水で湿らせてワラを撚って太くしていく。

房を三本作って注連縄に取り付ける。

出来上がった中型の注連縄は各所に取り付けられる。

一方の作業は鳥居に取り付けられる太い注連縄作り。

一握りのワラ束を継ぎ足して長く撚っていく。

房を三つ取り付けてシデ垂れを間に差し込む。雨にあたっても長持ちするようにとビニール袋の中に納めている。

(H19.12.20 Kiss Digtal N撮影)