旧暦十月の最初の亥の日に行われる亥の子まつりにはクルミモチと呼ばれるイノコモチが作られます。
搗きあがったできたてのモチを優しくくるむ磨りつぶしたエダマメ。
青エダマメや白エダマメが用いられるクルミは茹でたあと少しずつ投入して石臼で挽いて磨りつぶす。
昨今は作業効率のためミキサーで挽いていきます。
綺麗なウグイス色になる青エダマメが喜ばれるが、収穫の関係で今回は白エダマメが選ばれた。
一方、ベースとなるモチは一昼夜浸したお米。
これを簾が下に敷かれた上に湿らした晒し布を設えた蒸し器に入れお釜の上に載せる。
モチを蒸す竃は昔懐かしいオクドサン。
マキで火をくべて炊いていく。
手間暇かかるけど今でも現役のオクドサンは手放せないんじゃとおっしゃる奈良市茗荷町在住の当主。
スギ葉に火を着け雑木の芝でメラメラと赤い火に染まる。
使われたお釜には煤がたくさん付着する。
これを再利用したのが煤炭団。
お孫さんと一緒に作った炭団は大きくなってしまうんじゃといわれるが懐かしさが蘇る姿になっています。
モチ米が炊きあがると石臼に広げて千本杵でモチ搗き。
歌う唄は「田原のモチ搗き唄」。
アァ (ヨ)イントーセー、(ヨ)イントーセー 杵を揃えて真ん中ドッサリコー (ヨ)イントーセー、(ヨ)イントーセー アァ 目出た目出たの若松さまよ 枝も栄えて葉も茂る オモシロヤ の台詞は祝いの唄。
搗きあがったモチにクルミで包む。
砂糖をどっさり、少々の塩を入れてまぶしたクルミはとろけるような甘さに香ばしい豆香り。
モチにくるんでできあがり。
箸を持つ手がついつい伸びてイノコモチを次から次へとほおばってしまう。
亥の日は田の神さんが山へ帰る日。
玄関入った右横のカマタテの場所にケヤキの辺りにクワ、スキを飾って、穂付き稲藁とこのイノコモチを供えて祀っていたが今は見られない。
(H19.12. 1 Kiss Digtal N撮影)
搗きあがったできたてのモチを優しくくるむ磨りつぶしたエダマメ。
青エダマメや白エダマメが用いられるクルミは茹でたあと少しずつ投入して石臼で挽いて磨りつぶす。
昨今は作業効率のためミキサーで挽いていきます。
綺麗なウグイス色になる青エダマメが喜ばれるが、収穫の関係で今回は白エダマメが選ばれた。
一方、ベースとなるモチは一昼夜浸したお米。
これを簾が下に敷かれた上に湿らした晒し布を設えた蒸し器に入れお釜の上に載せる。
モチを蒸す竃は昔懐かしいオクドサン。
マキで火をくべて炊いていく。
手間暇かかるけど今でも現役のオクドサンは手放せないんじゃとおっしゃる奈良市茗荷町在住の当主。
スギ葉に火を着け雑木の芝でメラメラと赤い火に染まる。
使われたお釜には煤がたくさん付着する。
これを再利用したのが煤炭団。
お孫さんと一緒に作った炭団は大きくなってしまうんじゃといわれるが懐かしさが蘇る姿になっています。
モチ米が炊きあがると石臼に広げて千本杵でモチ搗き。
歌う唄は「田原のモチ搗き唄」。
アァ (ヨ)イントーセー、(ヨ)イントーセー 杵を揃えて真ん中ドッサリコー (ヨ)イントーセー、(ヨ)イントーセー アァ 目出た目出たの若松さまよ 枝も栄えて葉も茂る オモシロヤ の台詞は祝いの唄。
搗きあがったモチにクルミで包む。
砂糖をどっさり、少々の塩を入れてまぶしたクルミはとろけるような甘さに香ばしい豆香り。
モチにくるんでできあがり。
箸を持つ手がついつい伸びてイノコモチを次から次へとほおばってしまう。
亥の日は田の神さんが山へ帰る日。
玄関入った右横のカマタテの場所にケヤキの辺りにクワ、スキを飾って、穂付き稲藁とこのイノコモチを供えて祀っていたが今は見られない。
(H19.12. 1 Kiss Digtal N撮影)