マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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クラブツーリズム主催の美し国相差の浜の雅亭一井で食す海幸づくしツアー・前編

2021年03月08日 08時11分55秒 | もっと遠くへ(三重編)
チラシにある一日ツアーに行きたいと申し出たかーさん。

異論もないので大いに賛成したクラブツーリズム主催のツアーは「瀬戸内産海の幸グルメを1日で食す岡山倉敷ごちそうツアー」。

電話で問い合わせしたら受け付けてくれた。

一人当たりの旅行代金は7990円。

クレジットカード支払いで済ました。

海の幸グルメのお品書きは、瀬戸内産ばかりの料理。

旬を迎える鱧3品は、梅肉和え湯引きに吸い物、天ぷらだ。

また、捕れたて刺身に西京焼き、タタキ、木の芽和え、蒲鉾もある。

蛸グルメは天ぷらに蛸飯、柔らか煮、酢味噌和え。さらに穴子の4品も。

タレ焼き、玉子とじ、佃煮に天ぷらもあれば、ボイル海老に刻み穴子入り素麺に、岡山倉敷名物の祭り寿司に野菜の天ぷら。

盛りだくさんの料理に滞在する児島の1時間。

散策コースは鷲羽山展望台。

瀬戸内の島々と瀬戸大橋を眺めて倉敷美観地区を愉しむツアーだったが、最少携行人員に達しなかったと契約は取りやめ、旅行代金は払い戻しの連絡にがっくりしても仕方ないので、他のツアーを探してみる。

代わりに選んだツアーは、一人1万円の「※豪快!伊勢海老・鮑・栄螺・雲丹 美し国三重の旅館で食する海幸づくしツアー」。

2000年前に伊勢神宮を五十鈴川畔の現在地に定めた、と云われている美し国。

美し国といえば、三重県・伊勢志摩周辺を思い起こす海や山の自然に恵まれ、心が満たされる地域。

内宮参拝に相差の石神神社参拝もある美し料理をいただくツアー。

チラシに掲載されている料理に圧倒されて決めたツアー。



地元の駅から集合地の近鉄西大寺駅まで乗り継いでやってきた。

いち早く運航バスが来ている、と思ったが別のツアー行きだった。

案内人がもうしばらくしたら到着しますと伝えられて待った。



ほぼ予定時間に出発したツアーバス。

生駒駅では1組。

西大寺駅は5組。

次の集合地になるJR奈良駅では9組。



ほぼ満席状態のバスツアーが出発した時間は午前8時20分。

天理インターから入って名阪国道を走るトイレ付き大型バス。



最初のトイレ休憩は午後7時まで営業する大内にある名阪上野の忍者ドライブイン



うどん、ラーメンなどの軽食は午前10時に開店

着いた時間はまだ9時過ぎだったから、利用時間までまだまだである。



トイレ休憩は20分間。



その間に美味しいものを試食する。

販売店員お奨めの美味し一品が山葵入りあおさ海苔佃煮。

一口ちょっといただいて酒の肴に欲しいと思ったが、帰りの際にと伝えた珍味のアクアエイト。



もう一品のお奨めはてんこ盛りのししゃもきくらげ。

これもまた美味い

ツアーバスは一路、相差(おうさつ)を目指す。

名阪国道から伊勢自動車道への分岐点は亀山ICでなく伊勢関IC

そこから東南の方角になる相差の料理旅館までの行程は・・。

芸濃IC、安濃SA、津IC、久居IC、一誌嬉野IC、嬉野PA、松阪IC、勢和多気JCT、多気PA、玉城IC・・宮川・・伊勢西IC・・伊勢鳥羽二見ライン・・伊勢IC、朝霧IC、松下JCT・・第二伊勢道路・・鳥羽南白木IC入口・・国道167号線・・松尾信号南折れ・・国道47線合流・・鳥羽磯部線・・相差浜の雅亭一井ルート

大内から相差までの総距離は129km。

片道所用平均時間が1時間40分。

いや、ほんまに遠いから、どうしても気になる利尿効果。

なんとかならん場合はバストイレが利用できるから安心だ。

相差に到着した時間帯は午前11時15分。

目の前に広がる千鳥ヶ浜は海水浴場。



大内を出発した時間は午前9時25分。

途中休憩もなく一直線。



予定時間丁度の1時間40分だった。

お食事処は相差浜の雅亭一井の2階にある大宴会場翔の間。

食後は出発時間の午後1時半までは自由行動。

ガイドラインは当地から歩きで参拝する石神神社参拝か、浜の雅亭一井の温泉にゆっくり寛ぐか。

まず選んだ行先はトイレであるが・・。

用を済ませて上がってきた会場。

扉の向こうから廊下に漂う美味しい匂い。

翔の間に入ったとたんにお腹が反応する美味しい匂いは海鮮料理の目玉になる鮑のおどり焼き。

席に着くまでに火入れをしていたようだ。



かーさんはすでに座っていて箸がもう動いている。

宴会場にちゃちゃか動く仲居さんが運んでいるアレは・・。

生ビールジョッキ。

早々と注文するツアー客に私も一杯頼んだ生ビールジョッキの中。

普段なら850円のところ入館時に手渡された特別割引チケットの提示で、本日木曜日限り有効の700円で飲める。

トイレに行きたくなっても、生ビールが動く誘惑に勝てん。

小さなテーブルにあれもこれもと所狭しに並べた海の幸づくし海鮮料理。



お品書きに、1.蒸し雲丹 2.サザエの壺焼き 3.ローストビーフ(梅ドレッシング和え野菜サラダ) 4.鮑のおどり焼き 5.伊勢海老のコキール焼き 6.伊勢海老の陶板焼き 7.真鯛・烏賊・鰤・鮪の造り盛り合わせ 8.鮑のお造り 9.海老と野菜の天ぷら 10.車海老の塩焼き 11.海鮮鍋→小鍋の海鮮寄せ鍋 12.山菜の釜飯 13.前菜三種盛り(稚鮎干瓢巻き+彩玉子+和餡饅頭) 14.小鉢(旬の和え物鮑昆布卵和え) 15.酢の物(季節の物もずく) 16.海老と南瓜の煮物 17.山葵入り蕎麦 18.茶碗蒸し 19.お吸い物(和布の赤出汁) 20.水菓子・・・の他に三種の香の物や季節の果物も。


                   ・


どれから手を付けるかといえば、美味しそうな匂いに誘われる鮑のおどり焼きしかない。

食べようとしたら男性カメラマンが1ショット。

後でわかったカメラマンは浜の雅亭一井の職員。

食後に売り出すお持ち帰り写真は1枚が千円だった。

スマホが流行る時代に、昔ながらの商売は今も現役活動中だった。

これら料理の数々を撮ったカメラはガラホのSB805SH。

テーブルいっぱいに写すのもラクではない。

左上から順に鮑のおどり焼き、小鍋の海鮮寄せ鍋、伊勢海老の陶板焼き、山菜の釜飯、鮑のお造り、真鯛・烏賊・鰤・鮪の造り盛り合わせ、梅ドレッシング和え野菜サラダ添えローストビーフ、伊勢海老のコキール焼き。



一段下がって、海老と南瓜の煮物、旬の和え物鮑昆布卵和えの小鉢、稚鮎干瓢巻き、彩玉子、和餡饅頭の三種盛り前菜、季節の酢の物のもずく、同じ皿に盛った蒸し雲丹とサザエの壺焼き(※お品書きを置いたものだから見えないが・・)。



一番下の段に、車海老の塩焼き、水菓子、三種の香の物が・・。

なんせ狭い食卓。

会場は椅子に座って食べられるのはラクでいいが、この狭さはなんとかならんだろうか。

追加で注文した生ビールジョッキを置くスペース確保をなんとかしなければ・・・。

宴会場の窓から浜の景色を眺めながらいただくなんととてもじゃないがまったく余裕のない食事のあり方にまいった。

小鍋の海鮮寄せ鍋は煮えてきたが熱々料理にはーふー。



団子になった海鮮小鍋は冷ましてから食べることにしよう。

尤も、急がされたのは山菜の釜飯。



湯気が吹きあがって炊き立ての釜飯は茶碗によそう。



その間にできがった伊勢海老の陶板焼きも冷ましてからにしよう。



あれこれ撮ってようやく口にした鮑のおどり焼き。

ナイフで切って口にする。



あー、なんと、美味しい鮑。

柔らかく焼きあがった鮑が実に美味いが、隣の席で食べているツアー客にカチャカチャ。

お客さんがだす音でなく仲居さんの動きによって発生する音。

そのうちこちらの席にも寄ってきて次の料理を配膳しようとする仲居さんに思わず口に出たのは「もっとゆっくり落ち着いて食べさせてよ」。

美味しい料理は味わって食べたい。

そんなせかすような配膳はお断り。

済ませた皿や椀は床置きしておくから・・と伝えて食に集中する。

鮑の次は雲丹。

生雲丹、いや焼き雲丹でなく蒸し焼きとある雲丹。

箸を入れても身は取りにくい。



棘を手にして持ってみて口元まで。

箸をつついて身を摘まもうとするがつるつるの箸では身を取るのが実に難しい。

スプーンでもと思ったが先が尖がっていないし、雲丹口より大きいスプーンだから入りもしない。

なんとか食べたが雲丹の味がしない。

潮の味がない雲丹は美味くない。

1個食べて2個目はお預け。



横にあるサザエの壺焼きに味替え。

小ぶりのササエであるがしっかりした味。

肝も美味い。

ぺろっと食べた次はどれにしようか。

まずは釜飯。

意外と美味いが2杯目がキツイ。

ローストビーフは厚め。



噛んだら肉汁がジュワ。

これって美味いね。

サダダは梅ドレッシング。

さっぱりした味わいに食がすすむ。

そのうちに空きスペースが出だした。

まずは山葵入り蕎麦。



意外と美味かった山葵入り。

出汁も良かったからすぐになくなった小鉢蕎麦。

次は味噌汁でなく赤出汁。



新鮮ワカメがつるつると喉を通る。

これも美味い。

撮っても結局はピントが合わなかった山葵入り蕎麦。

味はそこそこ美味かった。

忘れていた前菜の稚鮎干瓢巻き、彩玉子、和餡饅頭。



彩玉子の味は良い。

稚鮎干瓢巻きも美味いが、和菓子は口に合わない。

口直しに和食必須の煮物。

あんかけ料理の煮物はカボチャに小海老。

とろっと溶けそうなカボチャに小海老が美味し。

美味しかった鮑にサザエですっかり忘れていたお造り盛り。

真鯛・烏賊・鰤・鮪のどれをとっても新鮮で美味い。

厚みのある海鮮もんは海辺の食事処で食べるのがイチバン。

なのに鮑は何故に不味いのか。



鮑の味がまったくしないうえにコリコリ感もない。

海の味にがっくりして食べたもずく酢の美味いこと。

酢は強調、でなく協調する出汁の味。

お酒が欲しいところだが・・。

次に選んだメニューは海老、海老、海老・・。

手が汚れるからどうしても後回しになる。



伊勢海老のコキール焼きは美味い。



陶板焼きの伊勢海老も美味いし、車海老の塩焼きも。



もう1杯追加に生ビールを頼みたいが・・・。

ここらあたりでお腹がパンパンに膨れ上がっていた。

どうしても残ってしまった場合に備えてタッパーウェアを持ってきたが、腹の中に入ってしまったあと。

うまいものは先に食べろ、であるがお腹のパンパンさは尋常じゃないが、2杯の釜飯は三種の香の物でかき込むようにして食べた。

ところで揚げ物はどこにある。

いつのまにか置いてあった天ぷらはラスト。

えび天に野菜天。

塩も添えてあったようが、もひとつ。

揚げる天ぷら油の味がどうにもこうにも。

えび天なぞプリプリ食感もなく・・。

概ね良好な味具合。

海鮮ものも差異がある。

お品書きに料理長の名が記載されていたが、ここでは伏せておこう。

食べ終わった時間は正午の25分。



ほぼ1時間も食卓についていたことになる。

ここで午前の部を終えて午後の部に・・・

(R1. 5.20 SB805SH撮影)
(R1. 6.20 SB805SH撮影)