マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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ふり返る令和2年8月の介護まとめ

2022年06月23日 07時14分46秒 | むびょうそくさい(おかん編)
この月もおふくろの介護の関係で大阪・住之江に行くこと度々。

記憶は記録。

ふり返る際に思い出したい事項は書き記しておく。

8月1日、待ちに待った退院の日。

3度目の圧迫骨折に入院した4月1日

その日から、コロナ禍の影響をまともに受けた関係もあって、なんと4カ月間も入院していたT病院に別れを告げる。

これまで何回も入院した病院であるが、4カ月に亘る長期間入院は、今回で終わりにしたい。

I看護師による退院説明。

お薬に請求書。

退院後にリハビリ兼ねて利用するデイサービス施設に提供するデイケア用看護サマリー在中(※未開封)封筒。

向こう半年間有効の、万が一T病院以外の医院に受診する場合に必要な退院証明書と診療明細書を受け取り、会計に支払い清算処理をした。

手続きを終えて病室に戻ったら、待ちきれずにいたおふくろ。

本人の意思によりコルセットを外し、ベッドに寝ていた。

さぁ、行くよ、と声をかけて杖搗き歩き。

とはいかず、院外に出るまでは車椅子移動。

安全を考えての第一歩。

病院玄関に移動してきた軽バンに乗る。

足元の動きに不安な点はない。

ひょこひょこ足を踏んで椅子に座った。



病院から5分程度で我が家に着く。

そのときにも使う乗り降りに補助する木製の台。

次男がつくってくれた花プランターボックスが役立つ。

家に着いたら、少しでも段差に支援する踏み台もある。

DCMダイキに売っていた木製の台が役立っている。

退院後の、経過観察の診察日は8月29日。

午前10時までに受付がある。

退院したその日の晩食は、まぐろの造り。

退院祝いに、いちばん好きなまぐろの造りをスーパートライアルで買ってきた本まぐろ。



これもまた、4カ月ぶりに味わう、とっておきのまぐろに舌鼓していた。

2日、退院した、その日の夜のトイレは午後11時に、午前3時、午前5時の3回。

ぐっすり寝て、朝に汗びっしょり。

寒い、寒いと訴えるから体温計測。

昔ながらの体温計は、4分間計測。

で、体温は、36.5℃。

微熱もないのに寒い、寒い。

しばらくしたら部屋の温度も夏の気温。

汗も拭いたから訴えは消えた。

退院したらすぐにはじまる、週3回のデイサービスがある。

施設の送迎車が来るまでに、長時間かかる体温計ではもう無理がある、と判断し、ココカラファインに出かけたが、在庫なし。

いつ入荷するや、わからんという品薄状況。

品薄に、DCMダイキも同じ状態に陥っていた。

キリン堂に電話して尋ねてみたら、ここも同じ。

体温計は売り切れ、在庫なし。

これはえらいことになった。

新型コロナウイルス対応に、国民はみな同じ行動をとる。

トイレットペーパーだけでなく、体温計もアウト状況に、さてどうするか。

ふと閃いたネット通販。

食べ物だけでなく、生活用品、用具もあるはず。

ぐぐった楽天市場に見つかったオムロン体温計は予測付きの15秒計測。

もっと早くに計測結果が出る体温計もあるが、これで充分と決断し、発注したオムロン電子体温計MC-687 けんおんくん。



色はエメラルドを選択する。

楽天市場なら、送料無料の4760円。

おふくろは、その後も横になり。

起床は9時前だった。

移動式手すりを自身の力で少しずつ動かしながら廊下を移動。

一旦リビングに座ったが、歯磨きも顔洗いも、したいというから、そーしぃや。

なんも声かけなくても、わが家ではえーんよ。

入院生活が長引いた関係もあり、看護師さんと同じように声かけなあかんと、思ったらしい。

ここは我が家。

気兼ねなく動いたらえーんよ、と伝えた。

なんどか動いているうちに、廊下移動の怖々感がやや緩んだように思える。

そのうち、体感が充足すれば、もっと慣れるだろう。

午前10時半のパン食している間に、車を走らせたDCMダイキ。

買い物目的は介護用の手すり用具。

これら、数本を購入し、廊下に設置したい。

そうすれば、廊下移動するおふくろも安心できるだろう。

そう思って再び出かけたDCMダイキ大和郡山店。

製造販売事業者は、大阪天王寺が所在地Nマツ六㈱。

廊下の手すり用途にストレートタイプ、長さが750mmを1本。



モノが試しに購入する1本が1780円もする。

と、いうのもよく見かける介護用途の手すりは、長―い1本仕立て。

我が家は、そんな長い手すりは無用。

右手、左手を交互に、壁伝いに歩くおふくろの動きに合わせて、掴まり支える手すり。

長短、長さ考えて、廊下、柱などの設置場所を決める。

柱用途の長さは450mm。



1本が1280円。

取りあえず、と思って設置した手すり。

設置する箇所の位置決め。

ポイントは、べこべこでない位置を選ぶこと。

柱はともかく、壁の向こう側にある桟の位置を確かめること。

桟がない、空洞の位置ならベコベコとか音が濁っている。

ベコベコ、ボコボコと聞こえるような位置は音が濁る。

音立てに用いる道具。

私の場合は金槌の槌の部分で打つのではなく、柄の部分でコツコツ当てる。

場合によっては重さのある鉄のくぎ抜きなども使う場合もあるが・・・

手すりは両サイドに留め具がある。

穴に入れて固定するのはネジくぎ。

買ってきた手すりに必要な本数のネジくぎがある。

そのネジ穴が、空洞なる部分であれば、ネジくぎはスカスカ。

前述したように、横、或は縦に通してる木材の桟にネジくぎを入れて固定するので、両サイドとも、その固い位置に印をつける。

先の尖がったボールペンでも構わない。

赤がわかりやすいが、黒でも構わない。

位置決めが決まれば、その印をつけたところにキリで穴をあける。

貫通させるのが目的でなく、印を付けた位置にネジくぎが埋まっていけば、佳しである。

両サイドのキリ穴が揃ったら、手すりの固定。

決まったいちにネジくぎは、プラスドライバーを廻して締めていく。

一つ、ひとつごとに固く締めるのではなく、ば4カ所あるなら、例えば右上、左下。

そのつぎが、左上に右下。

緩く締めたネジくぎを、今度は左上、右下、模擬上、左下を固く締める。

揺らぎなけりゃ手すり固定は完了だ。

ちなみに柱横に設置した手すりは、柱材に直截取り付けるのではなく、柱の傍てんにある、

縦位置桟にネジくぎを締めた。

水平位置に取り付けた手すり。



いずれも、おふくろに動いてもらって、身体の高さ、手が届く範囲を決めてもらってセッテイングした。

どう、使い心地は、と尋ねたら、良い、という。

据付方向が決まったら、もっと多くの手すりがほしい、という。

廊下は、リビング室から出てトイレまでの往復。

また寝室から出て廊下行き。

そして往復するトイレ行き。

これらも順次、設置していく考え。

追加に2本を購入し、明日以降に廊下の2カ所に設置することにした。

3日、奈良県はこの日、あらたに8人の感染者数が確認されたと発表した。

いずれも軽症の無症状感染者。

うち一人は院内感染の疑いがあると・・。

市内在住の80歳代の高齢女性。

おふくろが入院していたT病院。

同じ病棟ではないが、5月上旬から入院していた患者さんだった。

7月24日に発症・発熱、一昨日の1日も発熱に、昨日の2日になって陽性が判明した。

病院では、7月15日に病院に勤務する理学療法士の陽性が判明し、職員に患者など、合わせて32人を対象にPCR検査を実施。

その時点の結果は、すべてが陰性であった。

その検査対象にあったこの80歳代の高齢女性は、7月15日に陽性が判明した理学療法士が受け持つ患者さんも含んでいたが、検査時は陰性であった。

県は院内感染の疑いがあるとみて、感染経路について調査を進めている、と夕方のテレビニュースが報道していた。

7月24日の発症・発熱であるが、そのころは感染棟からすでに離れていた。

5月30日から西のリハビリ病棟に移っていたから、直接の感染は考えにくい。

なお、この日は、第5報を伝えていた。

当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告【第5報】。
「当院において、入院患者様1名(現在は退院/※1日に退院者)の感染が判明しました。
現在、感染経路や濃厚接触者等については調査中です。病院機能の制限については、奈良県と調整中であり、決まり次第、当院ホームページにてお知らせいたします。
病院機能の制限については、当院をご利用いただいている患者様、ご家族様、地域の皆様におかれましては、大変ご心配、ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。
感染拡大防止のため、奈良県、所轄の郡山保健所指導のもと対策に努めて参ります」、とあった。

4日の午前9時半。

はじめて体験する通所リハビリに行く予定の幸寿苑から事前の連絡があった。

U相談員が電話で伝えてくれた「当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告【第5報】」である。

「報道でご存知かと思いますが、T病院入院患者さんが当初検査結果は、陰性でしたが、退院してから陽性判定」、「お母さまが、入院していた棟は東棟4階であり、リハビリ療法士、看護師とも直接的な担当でなかったことから問題なしと判断。予定通りの明日5日の午前9時過ぎの送迎車で、お迎えします」と・・

その際に手渡したい資料がある。

退院時に手交された幸寿苑宛ての未開封封筒は、送迎担当者に渡してください、と・・・・

通所に必要な持ち物は、入浴に着替えに擦るタオルとか、昼間に服用する内服薬。

また、忘れないように検温は、15秒測定を購入したので、その体温計で測った体温を送迎担当者に、お伝えください、ということだった。

なお、この日に通知していた第6報である。



《当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告【第6報】》
「奈良県、所轄の郡山保健所、外部の感染症専門医からの助言を受け、今後の診療体制については原則として・・・
新規または初診患者の入院・外来ともに受け入れ中止、救急外来の受け入れ中止。なお、予約をされている方はご相談下さい。
奈良県、所轄の郡山保健所の指導のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止に全力で努めて参ります。
当院をご利用いただております患者様、ご家族、地域の皆様におかれましては、大変ご心配、ご迷惑をお掛け致しますがご理解賜りますようお願い申し上げます。」とあった。

5日は、初体験施設、幸寿苑の通所サービス行き。

すやすや寝た朝4時はトイレ。

それからもぐっすり寝たおふくろの起床は午前7時。

するする排便に、洗顔も歯磨きも済ませ、美味しく朝食を摂ってから薬を飲んだ。

髪の毛の櫛入れにお化粧も済ませて待つおふくろ。

持参する道具類のすべてにネーム入れ。

測った体温は36.4℃に家人も36.0℃台で問題なし。

午前8時50分にやってきた幸寿苑の送迎ドライバーは、九州出身「あか」さん。

今から行きますから、と事前連絡。

午前9時過ぎの着に表門前にて待つ。

幅広の靴を履いて、杖搗き歩行。



腕支えで歩くアプローチを下って門前からは、あかさんが補助席の乗車支援。

スムーズな動きだ。

すでに2人の高齢婦人が乗車していた。

施設からの出発時間は、朝礼、点呼からすぐに出発される午前8時40分。

乗車チェックに、体温、持参物、薬の有無に目薬などの有無確認も。

朝に着替えているので、入浴後の着替えはナシと伝える。

到着5分前に電話をいただき、午後4時出発の送りは電話無用と伝えた。

午後4時20分の送り着。

あかさんに伝達した本日レポに今後のリハビリ計画受け取り。

今日はよくお話しされる98歳の高齢女性と親しくなったそうだ。

玄関、上がるまでのアプローチ歩きがふらつき。



不安定な状態は、不安がかっているのかも・・

リビング室に座って語る幸寿苑の第一印象。

広くて奇麗でピカピカ。

病室から見ていた古い外観からは想像できないくらいの奇麗さにびっくりしたようだ。

浴槽はリビング室並みの広さ。

ゆったり入れた、と喜んでいた。

施設内の移動は、ケアワーカーの指導のもと、支援のバーに掴まっているから安心できる。

お昼はちらし寿司に穴子が乗っていたので、これ嫌いやねん、と伝えたら除けてくれた。

穴子以外は、みな美味しく食べられた、という。

で、その穴子は他の人が口にしていたらしい。

それってほんまか。

見るところ誤っていたら・・・うーん、なんとも。

上履き靴については、茶色の靴が馴染んでいるから動きやすい。

それなら、その靴で来てください、とリハビリ療法士が言ってくれた。

わが家の玄関の台はどんなんですか、にこんなん、と手で示したら、なんと入院中、お世話になっていたT病院・西棟に提供したリハビリ用途の室内動作環境写真集を提示してくれた。

その写真集は、私がつくった大阪・住之江の室内外環境と、わが家の室内外生活環境を整備したもの。

これですか、と見せてくれたので、そうです、と答えたそうだ。

午後3時のおやつは、クリームを載せたバームクーヘン。

これも美味しかった。

利用者紹介は、自己紹介でなくスタッフ紹介。

本日の来訪者は16人の男性に、27人の女性患者さん。

到着した送迎車から降りてすぐに車椅子移乗。

かなり広い4階へは、エレベータで上がった。

いやいや、初回体験の様子がよくわかるおふくろの報告である。

午後5時10分の電話は、幸寿苑リハビリ療法士のKさん。

「お疲れはないでしょうか」と心配してくださって電話したそうだ。

初回は、何かと気をつかう。

精神的なこともあるようだが、おふくろは元気で楽しかったと戻ってきました、と伝えた。

T病院からの通信を拝見したら、主治医コメントがあった。





装着しているにコルセットは、次回通院の8月29日まで、ずっとしているように、と書いてあった。

安全徹底のため、痛みはなくとも装着していただけますでしょうか、である。

装着してから丸々4カ月の期間。

以前、主治医のN医師の話では。基本3カ月までとあったが、前回のこと(※2度目の圧迫骨折退院後、すぐに発症した3度目の圧迫骨折を心配された上でのこと)もあり、安全性をとって主治医の指示にしたがうようおふくろを説得しなくちゃならん。

本人にとっては、もう動けるのに、まだアカンのや、とがっくりする指示であるが、本人に伝えた。

また、自宅訪問をし、実際の行動環境を拝見、状態を実見、相談の上、リハビリ上に必要な介護用具を整えたい。

特に、玄関アプローチが不安定で、危険性がみられるようなので・・、というが・・。

それは視覚に入れてなかったが、廊下は毎日少しずつの改善に、手すりを設置中。

戻ってきた今もできる範囲に、とリビング室の出入りに縦型手すりも取り付けた。

さっそく、掴まって動いたおふくろ。

ラクラクに動ける、と云ってくれた。

不安な箇所の動きが、みな安定していないから廊下手すりは今後も増設するが、玄関アプローチについては、専門性もあるし設置工事を伴うからなんとも言えない。

訪問日は、8月13日木午後3時に決まった。

駐車場はないが、先だっても植栽伐採にシルバーさんの軽トラも自宅前に駐車したが、事件はおきませんでした、と伝えた。

施設から戻って、ずっと座椅子に座り、リビングテレビを観ていたおふくろ。

疲れたから横になりたい、と申し出たので、ベッドに横になってもらった。

大勢の人たちと合流する通所デイサービス。

気をつかったから、ぐったり。

すぐに寝たが、晩飯できたら起こすけど、それでえーかと聞いたら、それでえーと、いう。

午後8時からの我が家の晩飯。

起きてきたおふくろは、パクパク食べる。

どれもこれも美味しい、といってくれるのが嬉しい。

しばらくテレビを観ていて、歯磨きしたい、と申し出。

手すりを助けに廊下を移動したおふくろ。

午後10時半には就寝した。

「お伝えしますから・・」はじまる毎夕のテレビニュース。

奈良県はこの日の5日に、あらたに9人の感染者数が確認されたと発表した。

県内感染者数の1月からの累計は286人。

発症患者に東部山間地や南部の奥吉野地方も発症例は未だない。

9人のうち一人が3日に発表した院内感染疑いのT病院の入院患者。

市内在住の90歳代の高齢女性。

同室に居た罹患者とともに2人目の陽性である。

県は、看護師ら8人を含む濃厚接触者はただちにPCR検査を実施する、と伝える。

なお、これを受けてT病院は、昨日の6日から新規の外来に入院、急患患者の受け入れを中止した。

5日に発表された、【第7報】
《当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告》

「当院入院患者様1名が新たに新型コロナウイルスに感染していることが8月4日(火曜)に判明しました。
それに伴い、現時点での当院の診療体制について以下の通りお知らせ致します。
新規または初診患者の入院・外来とも受け入れ中止。救急外来の受け入れも中止。なお、予約をされている方はご相談下さい。
今後のリハビリについては原則として、外来は、リハビリを受けていただく方は当院から連絡。入院は、新型コロナウイルスに感染された患者様が入院されていた病棟以外に限定し可能な範囲で実施致します。
また、リハビリの感染対策として、患者様、セラピストとともにマスク着用、リハビリ前後の手洗い及び手指消毒を徹底します。
訓練室では30分毎の換気や、ベッド、リハビリ機器の利用毎の消毒を実施します。
奈良県、所轄の郡山保健所の指導のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止に全力で努めて参ります。当院をご利用いただいております患者様、ご家族、地域の皆様におかれましては、大変ご心配、ご迷惑をお掛け致しますがご理解賜りますようお願い申し上げます。」

6日、昨日も今日も廊下手すりの設置工事。



工事中と、いってもたいそなもんではないが、壁に開けるネジ位置が空洞位置にならんように、ゲンノウで叩く壁打ち。

空洞であればボコボコ。

桟でもあればコツコツと音は高く、詰まった感じの音になる。



そこだと決定して開けるネジ穴開けの道具は木工用の錐。

水平位置を合わして穴位置を決定。

力で押しながら廻すネジ打ちに凹っとなったら外れであるが、最低2箇所でしっかり固定できれば問題なし。



設置してから歩いてもらったおふくろ。

これはえーわ、と云ってくれた。

数えた設置本数は9本。

なるほどである。

本数を数えることによって距離がわかるようだ。

トイレ、洗面所の位置もわかるからたいしたもんだ。

晩ご飯に粘りっけがない、といったおふくろ。

今まで言ったことのない不満の詞にふっきれたかーさん。

このお米は義弟のやっちゃんが送ってくれたもの。

住之江にあったお米を持ち帰って、これまでも食べていたご飯に、ねばり気がないという不満。

炊くほうの身になって、送ってくれたやっちゃんの身になって、と口に出かけたが、ご互いの言い分、思いが一致することもなく、同居世話に暮らせると思っていたが、もう無理。

予想していたことが一挙に爆発した。

大和川団地1階に、あのまま居てくれたらと思ってももうできない。

そうなれば高齢者施設に預けるしかない。

以前、1階を断ったときに通告した高齢者施設にもっていくにはどうしたらえーんや。

7日。今日で2回目の通所リハビリ行き。

幸寿苑行きのデイービスに、コルセットを装着した状態で行きはじめたおふくろ。

午前8時40分コールに到着したT送迎ドライバーは玄関ドアまで来てくれた。

靴履きに、かかとが上手い具合に入らずなんとか入れて歩きはじめたとき。

両腕を支えて歩行支援してくれた。

昨夜に起こったトラブル。

廊下に設置した水平手すりに、右手が掴み損ねて滑った。

だが、左手は垂直手すりをがっちり握っていたので倒れずに済んだ。

手に脂の少ない高齢者であっても、私たちの手も乾いた手では滑ることもあるとわかった。

滑る危険防止に、再び出かけたDCMダイキ。

介護用具の売り場に探し求めた滑り止めのテープ。



㈱マイストが製造販売する40mm幅が3mもある巻きテープ。

888円で売っていた。

購入し、持ち帰った滑り止めテープは、すぐさま作業に取りかかる。

幅から計算したら、手すりの径、半分を占めてくれる。

ものは試しと思って貼った場所は、水平手すり上部。

使い勝手はどうか。

しっかりホールドしてくれるから、正解だ。

実は、昨夜のつかみ損ねのトラブルに後方についていたかーさん。

倒れそうになったおふくろの身体を、慌てて支えようとした、そのときだ。

右足の指すべてが反り返った。

たかたか指と呼んでいる中指に痛みが走った。

入浴は諦めたかーさん。

中指をよくよく見れば、血豆のような痕がある。

ひと晩寝ても、腫れはみられなかったが、念のため検査を求めて角谷整形医院に診てもらった。

レントゲン撮影では、骨折は認められなかったが、小さな骨折であれば、映像に映るのは、2週間待ちになるそうだ。

それまでは指と指それぞれにシップ゚薬を貼付。一応は様子みい、になった。

送りの送迎に幸寿苑から指摘があった。



おふくろが、靴を履けないのは、浮腫みが酷いから。

ぷくぷく状態の浮腫み。昔からの持病に浮腫みが見られるおふくろ。

寒いから、穿いてしまう厚めの靴下。

それでは、靴を履くことは難しい。

リハビリ療法士からは、黒の大きめの靴にしてください、と伝えられたそうだ。



朝の迎えの際の電話コールは、わが家に到着前10分コールが望ましい。

今のおふくろ動きでは、電話コールがあってから十分な時間を要する身体になった。

靴履きだけでも、けっこーな時間がかかる。

焦らせない程度の、気持ち余裕も考慮した10分前コールにしてもらった。

食事は、入院していたT病院になかった漬物がでる。

しかも、味は濃い目の漬物。

気がつけば、食べていた、という漬物。

そりゃ美味しかったんや。

苑内でおふくろを紹介した男性職員は、名前を違えていた。

とみこなのに、としこ、としこと呼ぶので、返事はせなんだ、という。

それ、正解だよ、とおふくろに云ったら、なんと女性の職員さん。

3人の職員さんに、私の名前は・・・と強く訴えたそうだ。

私も、同じ体験をしたことがある。

数か月に一度は診察を受ける循環器検査の心電図計測担当技師。

過去、同姓同名の事例もあり、よく似た患者名に、間違えて呼び、それを間違いじゃないと判断した患者さんが間違う。

こういう危険性が孕んでいる。

特に病院は、気を払っているはずなのに、技師は間違いが多かった。

私も、おふくろ同様に、正当な名前でない限り、返事はしない。

介護施設でも当然である。

午後6時、コルセット装着が痛くて、痛くてたまらない、という。

どうにかして、と訴えるおふくろ。

もうこれ以上、コルセットをせよ、というのは無理がある。

過去に心臓手術をしたことがある私は、術後の3カ月間のコルセッ装着は苦しかった。

たまらんくらいにつらかった。

無理強いはしたくない。

なんなら主治医のN医師に、かけよって、タイマン張ってでも、「もうえーかんげんにしてくれ」と代弁したくなるつらさ。

ただ、系列であっても、幸寿苑は医師の指示に従わないとあかん。

月、水、金はやむなしの決断に、かーさんが伝えたらすぐにコルセットを外した。

その行為に、装着せなあかん、という言葉は出ない。

話題は替わって、中元に美味しい宮城県産の白謙蒲鉾を送ってくれた実弟次男のYに電話をかけた。

今、美味しい、美味しいといって食べている、と伝えた。

美味しい、といってるおふくろに、電話代わろか、と声をかけたら、すぐに代わりよった。

もう、何年ぶりになるか、わからんくらい。

次男の声を聞いて、変わってないわっ、と喜ぶ。

次男も、おふくろの声を聞いて、若いときと同じ、という。

口だけや、でと伝えたら笑ってた。

今日も手すりを1本、追加した。

買ってきた滑り止めテープを貼った手すり。



こうしてくれたから安心できるっ、という。

食事を前にトイレ行きたい、というので低床型の椅子から立ち上がろうとするが、できひんという。

何度も何度も、しとるが、身体が斜めになっとるから、力が入らんのや。

椅子の手すりを、両手で支える。

膝にぐっと力をつけて、伸びあがるように、手すりもつ腕をぐっと力いれてみ、と伝えたら、すっと上がれたやろ。

何度いうても理解せーへんからできひんのや。

身体は斜めにするんじゃなく、正面を向いて、腕にちょい力を入れただけで、すんなり立ち上がれるやろ。

今からでも遅くないから、絶えず守ってや、と云ったが、さてさてどうなることやら。

晩ご飯を一口食べたおふくろ。

粘りっけない、の一言にぷつんと切れたかーさん。

せっかく買った「ベストポット」炊きに美味しいご飯、と思って炊いたご飯が粘りっけがないって・・・

おふくろは、これまで不満なんて一度も云ったことがない、というが、ポロリと口にした。

廊下の手すりもちゃんとした。

安心できるように、なんとかしてきたことが、もう無理。

幸寿苑のデイサービス支援は、3カ月期間。

それまで、なんとかしてやりたい、気持ちは保てない。

リハビリ運動に支援をしてもらって、階段が登れるくらいに復帰できれば、またあらためて考えるが、大阪・住之江団地の1階が怖いからと、せっかく決まった移転を断ってなければ、また解決策は違ったかもしれないが・・・

介護にいつかは、心が破綻することもあるだろうと思っていたが、こうした形でくるとは、想定していなかった。

奈良の我が家から距離を離した住之江での入居介護施設行きの検討をしやなあかんようになってもうた。

それからの時間だ。

私は食事前に入浴するが、かーさんは食事を済ませて洗い物を整理したからの入浴がルーチン。

風呂から上がってきたかーさんは、ずっと娘やと思って接して来たけど・・・ふとつぶやいた。

その言葉、心中を白露した言葉である。

その言葉にふと我に返ったおふくろ。

そうやったんや・・・・嫁と姑の立場に、娘やと思って馴れ馴れしくしゃべっていた。

けど、長年に亘ってそうとらえてきたとは、思ってもみなかった。

考えこともない、決して娘じゃなかったんだ。

嫁だった、と今さらながらに気がついたおふくろは、すまんかった、と詫びる。

おふくろが、謝った心に、かーさんも折れて、話し合った。

その結果の和解。

おおかた40年もなろうとするこの日の和解に、義母-嫁から母親-娘になるのかどうかは別にして、我が家の介護暮らしは続行することになった。

翌日の8日、これまでと同じように、ふたりは普通に会話をしていた。

当院職員の新型コロナウイルス感染についての報告【第8報】》
「8月2日、4日に新型コロナウイルス陽性者が判明した以降、現在新たな陽性者は判明しておりません。
また、今回対象となった東3階病棟について、患者様、職員あわせて97名PCR検査を実施したところ、全員の陰性を確認しております。
このことから、当院の診療機能について以下の範囲で再開いたします。
東3階病棟を除く新規外来患者、新規入院患者、救急患者(※一部に限り)の受入。
原則として、リハビリについて受けていただく方は当院から連絡。入院については、新型コロナウイルスに感染された患者様が入院されていた病棟以外に限定し可能な範囲で実施致します。
今後の経過・対応については奈良県、所轄の郡山保健所の指導のもと、ホームページ等で案内させていただきます。
当院のご利用いただいております患者様、ご家族、地域の皆様におかれましては、大変ご心配、ご迷惑をお掛けいたしますがご理解賜りますようお願い申し上げます。」

9日、起きたて一番は新聞読み。

おふくろが何時もより早く起きてトイレに行く音が聞こえた。

時間は午前7時半。

ばたばた慌ててリビングに居た私に、かーさんが駆け寄り。

エアコン朝まで動いて寒かった。

とてもじゃないが寒かって、死にそうだった、と訴えたおふくろ。

すまん、すまんと謝っても・・まさかの発言が、死んでみたくなったとまで言い出す始末にカチンときた。

おふくろが寝るベッドのある部屋は、私の部屋。

パソコン作業をする部屋でもある。

昼間も夜も暑いから26度に設定したエアコンは稼働しぱなっし。

場合によっては扇風機も廻すが、ベッドに寝るおふくろに、風がいかんようにしている。

パソコン操作を終えて2階の床に就くのは午後11時過ぎ。

その際に廻す扇風機は6時間タイマー。

朝方5時には切れる。

部屋から離れる際には、パソコンなどすべての電源を切り、エアコンも切るのであるが、失念して寝床に入ってしまった。

詫びるしかないのだが、許さないという感じで寒さに耐えられなくて、死んでもいいという始末。

いいわけになるが、前夜のエアコンは27度に設定していた。

リビングから移動したベッドのある部屋。

移動してきた途端に訴える寒いの声に27度。

昨夜は28度にしていた。

温かい部屋に体感は、エアコンを切ったものと勘違いしていた。

それさえも許さない、もう死んでもえーというおふくろに切れた。

怖い形相で謝る姿に、なんでそんなコワイ顔になるんや、と云われたのも、私からしてみれば自然体。

おふくろからみたら不自然。

その胸の内はわからんだろう。

退院してからの毎日は、廊下の手すり設置はおふくろの身体状態、要望する位置に据え付け。

DCMダイキに出かけて購入。

すぐに戻ってきて、据え付け作業。

廊下移動に支障の有無は・・・。手すりを掴む腕の動作確認。

そしてまた据え付けを増やす毎日に、滑るからと滑り止めもしてきたが、ぶっち切れ。

今まで見ることなかったおふくろの言動。

何度も繰り返す訴え方も、今までとは違う。

もっとやわらかいいおふくろだったが・・・

かーさんが云った。

前夜のトラブルもまた同じ。

おふくろのために一所懸命にしてきたご飯炊き。

室内環境におふくろの思うように協力もしてきたが・・・

一言どころか何度も繰り返す言い方に、かーさんも切れた。

あれだけのことをしてきたのに、そのことがわかってくれなくて・・・

とにかく嫌なことはすぐに訴える。

会話でなく、訴えばっかりに同居はできない。

いずれはもっと爆発する気がしてならない。

コロナ感染に介護施設クラスターが出ている現状に受け入れは難しい。

どうすりゃいいんだろうか。

夕方、DCMダイキに出かけて、これがラストになる1本の垂直バーを買ってきた。

設置した箇所はトイレの出入り口。

ラストの取り付け廊下の北端。

ベッドを据えた部屋との間にある廊下跨ぎにしっかりと手で掴んでほしい長尺バー。

取り付けてからわかったドアノブの位置と一緒だった。

ガチンと当たるノブ。

夏場は良しとしても、冬場になればドアに隙間があってはスカスカ。

付け替えはもう一度あった。

10日、今日が3回目の幸寿苑行きのデイサービス。

午前8時55分のコールはMケアワーカー。



この日の、奈良市最高気温は37.8℃。

夜間のエアコン停止は命取りになる可能性も考えられる

11日。昨夜は、寒い寒いと訴えるおふくろに、セッテイングしたエアコン温度は28度。

高齢者が起こしやすい就寝中の熱中症対策である。

扇風機はいつも通りの6時間設定。

尤も扇風機の機能がそれまでしかできない自動タイマーによってぐっすり寝た、という。

寒くもなく、丁度いい室内温度に満足したもよう。

今日はデイサービスもなくゆっくり起きた、という午前8時半。

その間にかーさんが伝える今の意思。

きまぐれな上に頑固。

本人曰くそんなつもりはない、という言動に振り回される。

たぶんに我が家で一人暮らしをしているような感覚になっているのでは・・・

私の胸の内はもう決まっている。

このままではこちらが気遣いに疲れてしまう。

本人は至って嫌味などいったことはない、と思っているが、以前とまったく違う言動に、あのとき大阪・住之江の団地の1階移転を断ったのはおふくろ。

眺望が悪い1階。

誰かが覗き込むから怖い。

だから1階は住みたくない、と断った。

現状のリハビリでは元の状態に階段上り下りは不可。

上り下りのない老人介護施設に預かってもらうのが最適と決断した私。

かーさんに、そう伝えたら・・・そうだよね。

現在、私が寝ている部屋は2階。

遅かれ早かれ階段に手すりを据え付けたい、と思っている。

私だけでなく、かーさんもいずれは、と思って、早めに設置しておけば一安心できる。

そう伝えたら、これもまた、うんと頷いた。

12日は4回目のデイサービス行き。



午後9時前に従兄妹のYちゃんから電話があった。

旦那さんのNさんが好きなワインを製造販売している会社が栽培している上等もんの葡萄。



大阪柏原駒ヶ谷の葡萄(※サンシャインマスカット・巨峰・ピオーネ)を手配したから、明日の午前中に届くから食べてや、と伝えてくれた。

また、姉の旦那、Hさん。

この年末に70歳になるそうだ。さすがにしんどい、というてるんやったら、身体のこと。

もう辞めたら、と説得するが、仕事はレントゲン技師。

コロナ禍に、技師の人数が少ないから、と説得されて、出勤しているそうだ。

現況を伝えてくれたYちゃん。

おふくろに替わって、ということで、ほんま、お世話になっています。

13日の午後3時~4時過ぎ。



デイサービスに行っている幸寿苑のKリハビル療法士が自宅訪問してくれた。

介護要望などにヒアリング。

室内環境に動作確認。

かーさんが気になっている玄関アプローチの歩行支援。

後ろ向きにおふくろを支えているが、それでは危ないから、横からの援助で十分ではないでしょうか。

もしケアワーカーさんが後ろ向きに躓いたら、おふくろともども共倒れするんでは、と危惧している。

送迎ドライバーによって、門扉待ちか、玄関まで迎えなのか、施設としてはどうも基準はないようだ。

施設としては、こうしなさいと、いう視点はなく、ドライバー判断のようだ。

アプローチ用の支援手すり設置は、どうか、と聞かれたが・・・

おふくろの本来の居住地は大阪・住之江。

現在、私の家で介護しているのは、仮住まい。

ですから、設置工事は、高額費用になる。

仮の住まいなら、1割負担でなく、実費扱い。

廊下に据えた手すりは、すべてが実費負担でしている、と伝えた。

以前、1階に行くような話があったそうですが・・・

その件はおふくろの意思次第なので、本人に尋ねたら、以前と同じ考えだった。

1階では景観が見えない。

侵入者が怖いから絶対に行きたくない。

今の住居は4階。

見晴らしがえー、というが旧国道26号線を往来する車しか見えない。

それでも気持ちがおおらかになるらしく、4階に戻りたい、という。

4階までの階段の上り下りができるように、頑張るつもり、だという。

住居で炊事もしたい、というおふくろの希望を叶えるため、デイサービスの幸寿苑の階段を用いてリハビリする方向に、徐々に能力回復を上げる目標とした。

我が家で自前費用に据え付けた手すりの配置は巧く考えている。

滑り止めまでされているので安心できる、と高評価される。

また、お家では低床型椅子に長時間座ったままが実情。

自ら運動をすることもない。

だから、身体が固着する。

それをカバーできるように、軽い運動をお願いした。

足の浮腫みは血液の流れが悪いからそうなる、と説明した。

浮腫み排除に、穿いている靴下よりも、おふくろもT病院で穿いていたソックスタイプにしてもいい。

ベッドに横になる場合は、足元をあげる工夫をお願いする。

万が一、幸寿苑の職員・患者さんに新型コロナウイルス発症例が発生した場合は、どのような対策をされるのか、また考えておられるのか・・

Kリハビル療法士さんも心配されるる事業所としての取り組みは、そういえば・・・ないようだ。

14日、5回目の幸寿苑行きのデイサービス。

ダンボールなどで自作した足置き。

座椅子に座ったまま足出し、伸ばしを長時間してみたら、浮腫みがマシになった、という。

皺が出てきたって、いうけど、ほんとかよ。



17日、6回目の幸寿苑行きのデイサービス。特筆すべき点はない。

19日、7回目の幸寿苑行きのデイサービス。

ケアプランデイア1・ケアマネジャーのFさん宛の介護支援事業所変更及び委任状郵便局より送付。

と、同時に電話もする。

おふくろの現況は廊下すべてに滑り止め付き手すり設置。

幸寿苑のリハビリ療法士も驚くくらいの環境に、動く速度は緩いがトイレも着替えも難なく。

リハビリ目標点に大阪・住之江団地の階段の上り下りができるよう、それを目標、と伝えたら、やっぱり戻りたいんやね、と・・・

なんでも、担当する通所施設の患者さんが、コロナに発症したそうだ。

だが、何週間も通所してなくて施設関係者と濃厚接触もなかったからほっとした気もあるが・・・。

管轄する保健所は、それならPCR検査はしない、と云われて、逆に職員らは心配になり、より一層のコロナ対策をしているそうだ。

施設、契約者家の行き来によく利用しているコンビニの店員さんも発症した。

身近に感じるコロナ感染もあって大阪はもうたいへんですぅ、と近況のコロナ禍を伝えてくれた。

21日、8回目の幸寿苑行きのデイサービス。

午後5時、実弟三男からメールが届いた。

そのメールに「奈良瑞祥苑でクラスター発生近いやん。幸寿苑大丈夫!暑いし、コロナやし、大変やけど、おふくろの状況おしえて!」と、あったので、電話に切り替えて状況伝える。

それから、おふくろに電話は交替し、三男の嫁さんにも募る話をしていた。

22日、午後4時にかかってきた電話は実弟次男のYから。

すぐさま電話を取ったが、雑音ばかりで一向に返事なし。

二度、三度かけ直してみるが、出る気配もない。

放っておいた15分後にかかってきた電話。

その答えは、散歩中に服とすれたのか、それで発信してしまったようだ。

何故に散歩か、と尋ねたら胃のレントゲン撮影。

バリウムを飲んで下剤。

家のトイレに溜まったバリウムが流れなくて、往生したことがあり、ご近所のビルに入って用を足していた、という。

うちはトイレの掃除用具で貯まったバリウムをかき混ぜ、流したことはあるけど・・・その手があったか。

それにしても暑いな。

なんでも、ボランティア活動に週2回の子どもの学校行き帰りの見守り隊をしているそうだ。

日差しはキツイし、というから、今流行りの首掛け扇風機ででもして、身体は自分自身が防御しやんとアカンで、と伝えた。

ただ、警官のような制服スタイルで出動しているから、それはできん、という。

今の時代黙っていたら、こっちがやられてしまう。

そうなってもなんの保証もない。

意見を申し出ることも大切。

大事に至る前に答申すべき事項だから、上位者に伝えるだけでもしときや、と伝えた。

24日、9回目の幸寿苑行きのデイサービス。

正午にかかってきた電話は幸寿苑。

おふくろになにかがあったのでは、と思われる電話は、そうじゃなく9月よりはじめるリハビリ計画。

新型コロナウイルス対策に家族さんの面談もだが、ケアマネジャーも立ち入りもできない現状に、幸寿苑の職員、リハビリ療法士に医師の三者で検討させていただきます、との連絡だった。

26日、10回目の幸寿苑行きのデイサービス。

その間にしておきたい事項がある。

ずっと帰っていないおふくろの居住地。



なにかと用事がある。

今日の用事は、風呂用の椅子に入浴用の踏み台。



今はまったく使うことがない玄関置きの椅子も持ち帰る。

何に使っているか不明な六角レンチも、おふくろの要望でアマゾンに注文した鋏型爪切りも持ち帰る。



秋物の着替えも持ち帰る。

それらが整理できたら、団地自治会費の10月―12月分の支払い。

班長さんのお家。

許可を得て、玄関ポストに投函した。

また、ガス機器の安全点検調査員が、何度も訪ねてきたようだが、不在多いため、外にあるガスメーターのみ点検した、と通知があった。

冷蔵庫右下に塵が散乱していた。

不在の家に、誰かが侵入した?。

液漏れにもみ殻?らしきものも散乱しているが、これ直射日が当たったためにプラ製品が分解した事象である。

綺麗に清掃し、外ガス栓の開閉確認。

風呂釜手前は、ロック済だが、シャワー沸かし器の直管は固着していた。

固着した蛇口というのか、ソレは動かない。

力かけても回らないので開栓したままにしておく。

滞在時間は、午前11時ころから50分ほどだったが、予定していた件、すべて終わって帰路につく。

午後4時20分ころ、送りのケアワーカーさんが、伝えてくれた苑内の散髪。

コロナ禍の規制緩和が解け、9月1日より再開に予約してください、といわれたので、早速電話したかーさん。

予約出来て、ほっ。

28日、11回目の幸寿苑行きのデイサービス。特筆すべき事項はない。

29日は、T病院を退院後、初の診察に整形外科・N医師が診る。

骨折箇所は、完治しているが、なんせ高齢の94歳。



身体を動かす、予防のために動く場合はコルセットを要するが、寝るときは外しても構わない、とそれだけ・・・

次回診察は、11月14日の午前10時。

その次の診察は翌年の1月。

看護師の質問に、コルセットの痛み、擦り傷は、特に本人からのクレームはない、と伝えたが・・・

9月19日に診てもらうよう内科医師宛の紹介状送っている。

当日の午前中。

昼までの予定にできる時間に診察してもらってください、と伝えられた。

その日までの薬は、当科で出しておくので、薬局でこれまで通り、分包はします。

分包作業に多少のお時間をいただきますから、よろしく、と・・・

受取の際、存じている旧姓がH薬剤師は、えっ、大阪ですか、と驚かれた。

事情説明したら、お大事に、といわれた。



31日、12回目の幸寿苑行きのデイサービス。

送りドライバーは、なんと住まいする我が町。

旭ヶ丘自治会のNさん。

9月の自治会集会所が使えなくなった、と伝えてくれた。

(R2. 8. 1、 2、 4、 5、 6、 7、 8、 9、12、13、16、26、29 SB805SH撮影)