ただいま、滋賀県草津市にある琵琶湖博物館にて施設内展示されているテーマ企画展の湖国の食事を見学中。
情報量は多い。
前半は、生業に使われた本ものの道具やレプリカ製の郷土食などを拝見してきた。
同じ会場に、まだまだ見せてくれる展示物。
ここからは、行事や、その行事において特別な神饌・御供ならびに氏子たちが食べる行事食の展示に移る。
解説によれば、「湖国の行事を彩る食事」として、川島朱実さんが県内各地域に取材慣行された祭りや念頭に行われる地区の五穀豊穣を願う伝統行事、オコナイのときに食べる行事食の写真も展示している。
栗東市大橋の三輪神社の「ドジョウのなれずし」や東近江市の日枝神社の「ちん」と呼ばれる動植物を模したもち菓子などの模型も展示している。
新しくつくったカンジョウナワに旧いカンジョウナワは燃やし・・・は、とんどであろう。
背景に展示した数々の民俗行事写真。
行事写真は、写真家の川島朱実さんがとらえた映像作品。
これはなんだろうか。はじめて見る膳の盛り。
長浜市湖北町延勝寺で行われるオコナイ行事にもてなす料理。
長方形に切り揃えた大根を重箱に詰める大根の”重引き”。
他に、鮒の荒汁や鮒の子まぶしに、イサザと大根の煮物などたくさんの調理を「本膳」と呼ぶ年頭の会食にふるまわれる。
リアルに見える栗東の三輪神社の大祭にどじょうのなれずし。
東近江市黄和田・日枝神社の敬宮神事に栗東・三輪神社のどじょうのなれずし。
リアルにつくられた大祭に奉納されるどじょうのなれずし。
黄和田の日枝神社の敬宮神事に男性たちがカタチつくる14種類の神饌「ちん」。
木を削ってつくった14種類の「ちん」は、氏子の男性が初老記念に奉納したもの。
うるち米粉で捏ねて茹で。
その生地を成型し、いわゆる餅菓子をつくるが、目は小豆。
そのカタチ、大きさは原寸大の「ちん」はひな形を基につくるようだ。
おこぜ(※別途山の神に供える)、さる、子犬、うす、うさぎ、志な(※支那か?)の犬、びわの葉、ひよどり、はしづな、かめ、いのしし、むすび、きくざ、ぶとの14種。
堂々たる、大屏風。
湖国に春を告げる豪華絢爛図。
大津市の無形民俗文化財に指定されている日吉山山王祭をとらえた祭礼図屏風(当館撮影?)。
多数の舟がある。どれもこれも神輿を乗せた廻船。
岸辺の舟にも神輿。
琵琶湖を渡る舟神輿図は江戸時代中期に描かれたもの。
併せて展示していた粟津の御供。
この図絵の左上に「ぶとまがり」なる食べ物がある。
米粉でつくった「ぶとまがり」。
奈良の漢國神社(かんごうじんじゃ)・林神社(りんじんじゃ)行事に饅頭祭がある。
祭礼を終えて後日に訪問し、あらためてご挨拶した宮司より、こちらには挙げた「ぶと」菓子がある、と教えてくださった。
その「ぶと」菓子」の形はねじりん棒のように見えた。
味はない、という「ぶと」菓子」。
実は、春日大社にもる、という。
油で揚げた「ぶと」菓子。
甘くもない「ぶと」菓子。
一ついただき口にした感想は、宮司の云われたとおりだったことを思いだす。
粟津の御供にある「ぶとまがり」とも、よく似ている。
奈良の和菓子屋さんのお店に餡子を包んでいるぶと饅頭が売られているが、私が口にした「ぶと」菓子に餡はない。
(R3.10.26 SB805SH 撮影)
情報量は多い。
前半は、生業に使われた本ものの道具やレプリカ製の郷土食などを拝見してきた。
同じ会場に、まだまだ見せてくれる展示物。
ここからは、行事や、その行事において特別な神饌・御供ならびに氏子たちが食べる行事食の展示に移る。
解説によれば、「湖国の行事を彩る食事」として、川島朱実さんが県内各地域に取材慣行された祭りや念頭に行われる地区の五穀豊穣を願う伝統行事、オコナイのときに食べる行事食の写真も展示している。
栗東市大橋の三輪神社の「ドジョウのなれずし」や東近江市の日枝神社の「ちん」と呼ばれる動植物を模したもち菓子などの模型も展示している。
新しくつくったカンジョウナワに旧いカンジョウナワは燃やし・・・は、とんどであろう。
背景に展示した数々の民俗行事写真。
行事写真は、写真家の川島朱実さんがとらえた映像作品。
これはなんだろうか。はじめて見る膳の盛り。
長浜市湖北町延勝寺で行われるオコナイ行事にもてなす料理。
長方形に切り揃えた大根を重箱に詰める大根の”重引き”。
他に、鮒の荒汁や鮒の子まぶしに、イサザと大根の煮物などたくさんの調理を「本膳」と呼ぶ年頭の会食にふるまわれる。
リアルに見える栗東の三輪神社の大祭にどじょうのなれずし。
東近江市黄和田・日枝神社の敬宮神事に栗東・三輪神社のどじょうのなれずし。
リアルにつくられた大祭に奉納されるどじょうのなれずし。
黄和田の日枝神社の敬宮神事に男性たちがカタチつくる14種類の神饌「ちん」。
木を削ってつくった14種類の「ちん」は、氏子の男性が初老記念に奉納したもの。
うるち米粉で捏ねて茹で。
その生地を成型し、いわゆる餅菓子をつくるが、目は小豆。
そのカタチ、大きさは原寸大の「ちん」はひな形を基につくるようだ。
おこぜ(※別途山の神に供える)、さる、子犬、うす、うさぎ、志な(※支那か?)の犬、びわの葉、ひよどり、はしづな、かめ、いのしし、むすび、きくざ、ぶとの14種。
堂々たる、大屏風。
湖国に春を告げる豪華絢爛図。
大津市の無形民俗文化財に指定されている日吉山山王祭をとらえた祭礼図屏風(当館撮影?)。
多数の舟がある。どれもこれも神輿を乗せた廻船。
岸辺の舟にも神輿。
琵琶湖を渡る舟神輿図は江戸時代中期に描かれたもの。
併せて展示していた粟津の御供。
この図絵の左上に「ぶとまがり」なる食べ物がある。
米粉でつくった「ぶとまがり」。
奈良の漢國神社(かんごうじんじゃ)・林神社(りんじんじゃ)行事に饅頭祭がある。
祭礼を終えて後日に訪問し、あらためてご挨拶した宮司より、こちらには挙げた「ぶと」菓子がある、と教えてくださった。
その「ぶと」菓子」の形はねじりん棒のように見えた。
味はない、という「ぶと」菓子」。
実は、春日大社にもる、という。
油で揚げた「ぶと」菓子。
甘くもない「ぶと」菓子。
一ついただき口にした感想は、宮司の云われたとおりだったことを思いだす。
粟津の御供にある「ぶとまがり」とも、よく似ている。
奈良の和菓子屋さんのお店に餡子を包んでいるぶと饅頭が売られているが、私が口にした「ぶと」菓子に餡はない。
(R3.10.26 SB805SH 撮影)