先週に見かけた中山田の植え初めはオコナイのウルシ棒に、3枚の幣と三つのフキダワラをぶら下げたクリの木であった。
下山田もそれがあるのだろうかと思って、付近の田んぼを巡ってみた。
前週にされたと思われる田植え初めの儀式の「植え初め」がそこにあった。
閏年であるゆえ、田んぼに挿したカヤは13本である。
田の角には地蔵寺で行われた正月オコナイのウルシ棒とごーさん札が挿されていた。
中山田と同じようにクリの木もある。
す
幣は風雨で飛ばされていた。
フクダワラは落ちてはいるものの3個である。
一つはカヤが13本、地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、クリの木、地面に3個のフキダワラ。
二つ目はカヤが13本、地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、水引したクリの木に3個のフキダワラ。
三つ目は地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、クリの木に半紙で包んだゴク(コメとダイズ)であった。
これらのことを清水と東村に住む婦人たちは「植え初め」と呼んでいた。
例年のカヤは12本。
一年間の月の数だ。
閏年の場合はこれが13本になる。
その年の月数を現す月の数というから閏年は閏月を入れて13カ月となるのだ。
東村のS家では正月のモチに月の数のモチを家に供えるという。
それも閏年は13個となる。
月の数の民俗はそれに限らずカラスノモチとか勧請掛けにも見られるので興味つきない。
その場から川を下っていけば堤に挿してあるお札があった。
上流は福住。
そこから下っていく川は布目川。
上山田、中山田、下山田を経由して奈良市の都祁馬場、荻。
そして的野、大君、津越の大字がある山添村へと流れる渓流だ。
その布目川沿いで田の虫送りがされているのは山田だけである。
下流へと虫を送った際に祈祷されたお札は昨年のものであろう。
(H24. 5.20 EOS40D撮影)
下山田もそれがあるのだろうかと思って、付近の田んぼを巡ってみた。
前週にされたと思われる田植え初めの儀式の「植え初め」がそこにあった。
閏年であるゆえ、田んぼに挿したカヤは13本である。
田の角には地蔵寺で行われた正月オコナイのウルシ棒とごーさん札が挿されていた。
中山田と同じようにクリの木もある。
す
幣は風雨で飛ばされていた。
フクダワラは落ちてはいるものの3個である。
一つはカヤが13本、地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、クリの木、地面に3個のフキダワラ。
二つ目はカヤが13本、地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、水引したクリの木に3個のフキダワラ。
三つ目は地蔵寺オコナイのウルシ棒とごーさん、クリの木に半紙で包んだゴク(コメとダイズ)であった。
これらのことを清水と東村に住む婦人たちは「植え初め」と呼んでいた。
例年のカヤは12本。
一年間の月の数だ。
閏年の場合はこれが13本になる。
その年の月数を現す月の数というから閏年は閏月を入れて13カ月となるのだ。
東村のS家では正月のモチに月の数のモチを家に供えるという。
それも閏年は13個となる。
月の数の民俗はそれに限らずカラスノモチとか勧請掛けにも見られるので興味つきない。
その場から川を下っていけば堤に挿してあるお札があった。
上流は福住。
そこから下っていく川は布目川。
上山田、中山田、下山田を経由して奈良市の都祁馬場、荻。
そして的野、大君、津越の大字がある山添村へと流れる渓流だ。
その布目川沿いで田の虫送りがされているのは山田だけである。
下流へと虫を送った際に祈祷されたお札は昨年のものであろう。
(H24. 5.20 EOS40D撮影)