知人の雑賀耕三郎さんが古本屋で見つけた『季刊明日香風』のことをFBで伝えていた。
これは、と思われた雑誌は一冊が70円。
即座に一括購入した冊数は60冊。
カルチャーで話すことにもなると購入された。
とにかくものすごく勉強されている方である。
雑賀さんのFBに若林梅香さんがコメントを書いていた。
「創刊から10号までは近鉄広報室で社内報を編集していたご縁で編集指導をしていた・・特に1号~10号は基調・・・蔵書しているが1号だけは誰に貸したか行方不明のまま・・・あればほしい」とあった。
そのコメントを拝読して思いだした我が家の書庫。
たいそうなものではいが、買い溜めた本が、書架にぎっしり埋まっている。
そこにあったのが懐かしい『季刊明日香風』だ。
発刊されたときの第1号を買ってから・・・25号まで買いそろえたつもりが、書架にあったものを再確認したら18号は欠番だった。
背表紙が日焼けしてすっかり色褪せて文字が見えない。
明日香に魅入られて10号辺りまで読んでいたが、中身はすっかり記憶にまったくなく・・・思い返しても思い出せない。
こんなもんである。
これも記念にと思って撮った本の並びを雑賀さんのFBに投稿して、「もっててもしゃあないんで、入用な方は差し上げます」と書いた。
と、したら「1号だけ誰かに貸して戻らない・・・お渡ししたい」と書いてこられたので返答した。
「1号だけじゃアレなんで、25号までの全24冊(欠損18号)、もってけー。と、お伝えください」と書き込んだら雑賀さんが受け取りに伺うということになった。
若林さんはその行為に喜ばれて話はとんとん拍子。
そのような経緯を見た借りた本人さんが若林さんにお詫びと返却の電話があったという。
そういうことがあって行方不明になっていた1号が戻ってきたと云う。
そういう経過があって我が家の『季刊明日香風』の嫁入り先は消えた。
一旦は嫁入りすることになりかけた『季刊明日香風』をあらためて見れば、9号も欠損していた。
なんとも、である。
文字を拝読するには膨大な量。
古代史に関する件は私にとっては必須でなくなった。
文字を読むことなく掲載写真だけをぱらぱら捲る。
すると、だ。13号に載っていた写真に手が止まった。
森本富雄写真集「しめかざり つなかけ とんど」である。
次の頁は飛鳥民俗調査会代表の柏木喜一氏がまとめた「飛鳥の風習 正月の行事」であった。
細目は正月準備、餅搗き、正月三ケ日、七草、トンド、綱掛け、上平田の十六日講、ロクヤハンとサンヤサン。
じっくり読ませていただいて今後の副読書に残しておきたい。
また、16号には飛鳥研修宿泊所研修主幹の阿部乾六氏執筆の「なもで踊り 雨乞いの行事」もある。
サブテーマのひでりの災厄、降水量、地形、地質、歴史、雨乞いの儀式、絵馬、絵馬所有社、曲名や詞章、なもで踊りの記事も大いに助かる。
気になる行事の紹介もある。
カンジョカケやトンドの季節の風情を載せた17号の「季節のまつり」は日本民俗学会の野掘正雄氏がとらえた写真がある。
19号には同じく野掘正雄氏が取り上げた飛鳥川東岸にあるミロクさんの祭り。
20号は大字越の亥の子の弁天さん。
21号はトンドの風習になるビワの葉に載せた御供のアズキガユ。
22号は田植え終了後のサナブリの御供。
23号は下平田にある耳なし地蔵の立御膳の様相。
24号はマツリに於ける特殊神饌の立て御膳。
いずれも現地を訪れて現況を調べて拝見してみたくなった伝統行事である。
こうように我が家の表舞台に出た『季刊明日香風』が伝える明日香村の伝統行事。
キッカケを作ってくださった雑賀耕三郎さんと若林梅香さんにこの場を借りて感謝申し上げる。
(H28. 4.27 SB932SH撮影)
これは、と思われた雑誌は一冊が70円。
即座に一括購入した冊数は60冊。
カルチャーで話すことにもなると購入された。
とにかくものすごく勉強されている方である。
雑賀さんのFBに若林梅香さんがコメントを書いていた。
「創刊から10号までは近鉄広報室で社内報を編集していたご縁で編集指導をしていた・・特に1号~10号は基調・・・蔵書しているが1号だけは誰に貸したか行方不明のまま・・・あればほしい」とあった。
そのコメントを拝読して思いだした我が家の書庫。
たいそうなものではいが、買い溜めた本が、書架にぎっしり埋まっている。
そこにあったのが懐かしい『季刊明日香風』だ。
発刊されたときの第1号を買ってから・・・25号まで買いそろえたつもりが、書架にあったものを再確認したら18号は欠番だった。
背表紙が日焼けしてすっかり色褪せて文字が見えない。
明日香に魅入られて10号辺りまで読んでいたが、中身はすっかり記憶にまったくなく・・・思い返しても思い出せない。
こんなもんである。
これも記念にと思って撮った本の並びを雑賀さんのFBに投稿して、「もっててもしゃあないんで、入用な方は差し上げます」と書いた。
と、したら「1号だけ誰かに貸して戻らない・・・お渡ししたい」と書いてこられたので返答した。
「1号だけじゃアレなんで、25号までの全24冊(欠損18号)、もってけー。と、お伝えください」と書き込んだら雑賀さんが受け取りに伺うということになった。
若林さんはその行為に喜ばれて話はとんとん拍子。
そのような経緯を見た借りた本人さんが若林さんにお詫びと返却の電話があったという。
そういうことがあって行方不明になっていた1号が戻ってきたと云う。
そういう経過があって我が家の『季刊明日香風』の嫁入り先は消えた。
一旦は嫁入りすることになりかけた『季刊明日香風』をあらためて見れば、9号も欠損していた。
なんとも、である。
文字を拝読するには膨大な量。
古代史に関する件は私にとっては必須でなくなった。
文字を読むことなく掲載写真だけをぱらぱら捲る。
すると、だ。13号に載っていた写真に手が止まった。
森本富雄写真集「しめかざり つなかけ とんど」である。
次の頁は飛鳥民俗調査会代表の柏木喜一氏がまとめた「飛鳥の風習 正月の行事」であった。
細目は正月準備、餅搗き、正月三ケ日、七草、トンド、綱掛け、上平田の十六日講、ロクヤハンとサンヤサン。
じっくり読ませていただいて今後の副読書に残しておきたい。
また、16号には飛鳥研修宿泊所研修主幹の阿部乾六氏執筆の「なもで踊り 雨乞いの行事」もある。
サブテーマのひでりの災厄、降水量、地形、地質、歴史、雨乞いの儀式、絵馬、絵馬所有社、曲名や詞章、なもで踊りの記事も大いに助かる。
気になる行事の紹介もある。
カンジョカケやトンドの季節の風情を載せた17号の「季節のまつり」は日本民俗学会の野掘正雄氏がとらえた写真がある。
19号には同じく野掘正雄氏が取り上げた飛鳥川東岸にあるミロクさんの祭り。
20号は大字越の亥の子の弁天さん。
21号はトンドの風習になるビワの葉に載せた御供のアズキガユ。
22号は田植え終了後のサナブリの御供。
23号は下平田にある耳なし地蔵の立御膳の様相。
24号はマツリに於ける特殊神饌の立て御膳。
いずれも現地を訪れて現況を調べて拝見してみたくなった伝統行事である。
こうように我が家の表舞台に出た『季刊明日香風』が伝える明日香村の伝統行事。
キッカケを作ってくださった雑賀耕三郎さんと若林梅香さんにこの場を借りて感謝申し上げる。
(H28. 4.27 SB932SH撮影)