マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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櫟本・南小路の水口まつり

2018年05月03日 09時39分04秒 | 天理市へ
勾田町から自宅までの帰り道。

特に、というわけでもなく、目指していたわけでもない。

帰り道はどのルートを選ぶかは気分次第。

急に機嫌が替わる場合もある。

そうだ、ここに苗代があったはずだ。

そう思ってハンドルを切った。

その地は天理市櫟本の南小路。

希に5月に入ってからになる場合もあるが、ほとんどの年が4月29日

何度も訪れてお話を伺ったことがあるので日にちも場所も覚えてしまった。

それからは、この場所を通るたびに2軒の家族のことを思い出す。

ちなみに松苗やヤナギの枝は治道和爾下神社で行われた御田植祭に奉られたもの。

その2品は「治道」を記した牛玉宝印を摺った祈祷札である。

ヤナギの枝はもう芽吹いている。

ヤナギの木は芽吹きの姿も良いことから、稲の芽吹きも良いと信ぜられていた。

尤も、ここは神社行事の御田植祭であるが、寺行事の場合もある。

その寺行事であれば、初祈祷或いはオコナイ行事である。

その行事にヤナギの木があれば、ごもっともな祭り方なのだ。

苗代田にごーさん札や松苗があれば、上流工程の行事を探し出す。

これが大事だと思って、苗代の時季はあっちこちへ下見に出かけたこともあった。

(H29. 4.30 EOS40D撮影)


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