平成23年から始まった大和郡山市内の行事を語る講演会。
1回目のテーマは「大和郡山の祭りと行事写真展~豊作を願う春の祭り~」だった。
2回目は「大和郡山の祭りと行事写真展~夏祭りを中心に~」。
3回目は「大和郡山の祭りと行事写真展~秋祭りから正月迎え~」を語った。
3年間をかけて市内の年中行事を紹介してきた。
いずれも会場は在住する地元の集会所である。
今回も自治会長からお願いされた地域の行事を紹介するテーマは何にするかである。
市内で行われている行事はこれまで290行事を取材・記録してきた。
さまざまな行事は多方面に亘っている。
これまで紹介できなかった行事を二巡目の続編ということも考えたが、がらりとテーマを替えて「城下町・元藩医家の年中行事」とした。
郡山・城下町は城主、成立、形成、箱本十三町、外堀など広く知られており、多くの観光客が訪れているが、商い・町屋・医者などについてほとんど知られていない。
そう思って、今までに紹介されることもなかった元藩医家で行われている年中行事とした。
平成26年9月19日、20日の両日に亘って郡山城天守台発掘調査現地説明会が行われた。
調査によってこれまで幻とも思われていた「天守」の存在が明らかになった。
今後も、益々城下町に訪れる観光客が増えていくことになると思われるが、代々の殿さんや武家・町民を支えてきた医者の存在が表に出ることはないのでは・・・と考えて、今回のテーマに設定した。
元藩医家の歴史など、詳しく述べることはできないが、これまで取材させていただいた、「神農さん」、「三宝飾り」、「正月の膳」、「サンニンサン」、「先祖さん迎え」の5題。
家の行事の「お供え」を中心にスライドショーを用いて紹介する。
前回までは写真展を併設したが、今回はスライドショー「語り」とした。
この場に聴講してくださった若い男性がおられた。
例年には見られない若い男性が持ってこられた本。
なんと著書である『奈良大和路の年中行事』である。
回覧案内を見られた男性は当ブログを拝見されていた。
住まい近くにこんな人がおられたと思われてわざわざ啓林堂に足を運ばれて買ってきたと話す。
ありがたいことである。
さらにありがたい聴講者の特別参加。
なんと、である。
数々の家の行事を取材させていただいた元藩医家の婦人も来てくださった。
語る内容に誤りはないのか、それを心配されてこられたと思っていたがそうではなかった。
第三者的立場で客観的に我が家の行事を見て・聞いておられたのだ。
婦人が資料化していたお供えの祭り方。
始めて拝見させてもらったときに、これは役立つと思ったのだ。
おばあさんや旦那さんが主に行われている家の祭り方。
跡を継いでいくのが婦人の役目。
そう考えられて資料化されていた。
地元民も興味をもたれた後世に伝える資料にあらためて感服した。
(H26. 9.24 SB932SH撮影)
(H26.10. 7 SB932SH撮影)
1回目のテーマは「大和郡山の祭りと行事写真展~豊作を願う春の祭り~」だった。
2回目は「大和郡山の祭りと行事写真展~夏祭りを中心に~」。
3回目は「大和郡山の祭りと行事写真展~秋祭りから正月迎え~」を語った。
3年間をかけて市内の年中行事を紹介してきた。
いずれも会場は在住する地元の集会所である。
今回も自治会長からお願いされた地域の行事を紹介するテーマは何にするかである。
市内で行われている行事はこれまで290行事を取材・記録してきた。
さまざまな行事は多方面に亘っている。
これまで紹介できなかった行事を二巡目の続編ということも考えたが、がらりとテーマを替えて「城下町・元藩医家の年中行事」とした。
郡山・城下町は城主、成立、形成、箱本十三町、外堀など広く知られており、多くの観光客が訪れているが、商い・町屋・医者などについてほとんど知られていない。
そう思って、今までに紹介されることもなかった元藩医家で行われている年中行事とした。
平成26年9月19日、20日の両日に亘って郡山城天守台発掘調査現地説明会が行われた。
調査によってこれまで幻とも思われていた「天守」の存在が明らかになった。
今後も、益々城下町に訪れる観光客が増えていくことになると思われるが、代々の殿さんや武家・町民を支えてきた医者の存在が表に出ることはないのでは・・・と考えて、今回のテーマに設定した。
元藩医家の歴史など、詳しく述べることはできないが、これまで取材させていただいた、「神農さん」、「三宝飾り」、「正月の膳」、「サンニンサン」、「先祖さん迎え」の5題。
家の行事の「お供え」を中心にスライドショーを用いて紹介する。
前回までは写真展を併設したが、今回はスライドショー「語り」とした。
この場に聴講してくださった若い男性がおられた。
例年には見られない若い男性が持ってこられた本。
なんと著書である『奈良大和路の年中行事』である。
回覧案内を見られた男性は当ブログを拝見されていた。
住まい近くにこんな人がおられたと思われてわざわざ啓林堂に足を運ばれて買ってきたと話す。
ありがたいことである。
さらにありがたい聴講者の特別参加。
なんと、である。
数々の家の行事を取材させていただいた元藩医家の婦人も来てくださった。
語る内容に誤りはないのか、それを心配されてこられたと思っていたがそうではなかった。
第三者的立場で客観的に我が家の行事を見て・聞いておられたのだ。
婦人が資料化していたお供えの祭り方。
始めて拝見させてもらったときに、これは役立つと思ったのだ。
おばあさんや旦那さんが主に行われている家の祭り方。
跡を継いでいくのが婦人の役目。
そう考えられて資料化されていた。
地元民も興味をもたれた後世に伝える資料にあらためて感服した。
(H26. 9.24 SB932SH撮影)
(H26.10. 7 SB932SH撮影)