ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

命あるものは必ず・・・

2008-05-31 21:07:44 | 日常
               
          遠い昔、両親がヨーロッパ旅行で買った人形

朝は比較的爽やかな目覚めで、起き上がりもスムーズ、着替え、清拭、朝食も問題なし。でも今日は一日冷たい雨の降る生憎の天気。「散歩にも行けなくて残念ね」と言い合って、「お散歩の代わりお茶の時間を充実させましょうね」ということで合意。退屈そうな様子の度に、どらやき、ロールカステラ、アーモンドサブレ、海老せんべい、など色々なお茶請けを一緒に食べてしまいました。う~、メタボが心配。

その他は、生協の申し込みの記入、百人一首1回、七並べ1回、後は居眠りとテレビ。夕食作りの段階で、「何も手伝えなくなっちゃって・・・」とメソメソしていましたが、夕食ができると元気になって「おいしい、おいしい」とほぼ完食。

夕食の後片付けと寝る準備に入ったところで、「もうすぐ死ななくてはならないと思うと寂しくて、悲しくて」とまた一人で涙、涙。すぐに寄り添って「死ぬのは本当に嫌だけど仕方ないのよね、『形あるものは必ず壊れる、命あるものは必ず死す』って昔おばあちゃんが言ってたじゃない」「そうなのよね」「でもどこも悪いところがないんですもの、当分先の話だと思うわよ」といったやり取りがあって、気持ちが落ち着いてきたところで、清拭、トイレ、着替え、ベッドイン。

8時過ぎ、「何時までも引き止めて置くわけにもいかないわ、もう大丈夫だから、お休み」ととても物分り良い言葉があり、「お休みなさい」「気をつけてね」「お母さまも転ばないようにね」ということで、本日はお開きとなりました。
比較的明晰だった分、なんだか切ない一日でした。
コメント
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