JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

記憶の中から Jean Pierre Come / Storia・・・

2006-06-23 13:54:15 | 聞いてますCDおすすめ
このアルバムに付いて書こうと思ってからだいぶ時間がたってしまった。ジャケットをみるとメンバーの古い写真と生い立ちが書いてあるようで(フランス語なので全然読めないから不明)かなり思い入れのあるアルバムだと思うのですが、インパクトがはっきりとしなかったのです。
今回やっとアルバムにたどり着いたようでホットしています。ずっとそばにいたのに今になり、その魅力にきがついて愕然とするような状態です。でもCDって取り返しがつかない過去になりませんから。やれやれ。
2曲目ドラムはガンガンしっかり叩いて、それに対するピアノもすごい事をやっています。それが当たり前のようにまとまっているので驚くべきところでおどろかない。4曲目ハーモニーを探る中からメロディが生まれ、そこにリズムが入ってくるあたりゾクッとしますが驚かない。6曲目も大変美しい曲です。美しい曲は多くがプツリと切れたように終わります。7曲目のピアノアドリブもすばらしいし、8曲目のベースソロも構成されたしっかり流れのある曲になっています。
9曲目、パリの街、窓に雨がつたう室内ではある女性が鍵盤でメロディをつま弾いている。そして思いは・・・ 映像的です。
10曲目のボラーレや5曲目のはっきりしたメロディ、11曲目のイントロの印象にとらわれがちですが、それがこのアルバムのわなです。このアルバムは美しい過去を綴っている思い出集。だからぷつりと切れる記憶もあるのです。曲が一枚一枚の写真だとわかったときこのアルバムは落ちつくべきところに落ち着きました。
このピアニストの特徴としては独特の左手の柔らかい和音、右手の美しいトーンです。そんな演奏に派手なところのない曲の演奏が、すごい事をしてるのに強いインパクトを与えない落ち着いたものにしています。ドラムもしっかりした内容なのに押さえて聴かせています。録音レベルを変えて聴いたらドラム演奏としてかなり興奮する演奏ですね。生で聴いたら全然違う印象でしょう。
ここで演奏されているの曲は、一つ一つまるで古いアルバムの中の1枚の写真のようです。
そう思えたらすばらしいアルバムになりました。12曲目目のピアノソロ“post seripyum"が終わったあとしばらくの間があり演奏されるセカンドバージョン、この隠れピアノソロがComoの現在を表現しているのだと感じました。

Jean Pierre Come / Storia・・

Jean Pierre Como piano
Andre Ceccqarelli drums
Thomas Bramerie bass

1 primavera
2 le pluz beru tango du Monde
3 Lwtgs Mare
4 Eestate
5 Giarno Di Festa
6 Lea
7 Allegria
8 Syragria
9 valse du premuier Jour
10 Vdare
11 Storia
12 Post seriptum
コメント (12)
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