JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

踊るベース PEGE HUNGARIAN JAZZ WORKSHOP No.2

2007-01-19 21:53:41 | 聞いてますCDいいと思う
ポーランドのPTASZYN WROBLEWSKI Quartet“Real Jazz”というアルバムで聴いた素晴らしいベースの後で聴くアルバムを選ぶことは大変です。でもこの人ならばと思うのがPEGEです。以前から欲しかったら中古屋さんで出会いました。ベルギー1995年の録音で、PEGEのカルテットを中心にギター、ピアノ、サックスなどが入れ替わります。
1曲目ソプラノを吹くLAKATOSはアコーステックトリオでも聴きましたが、ここでは軽やかなバップです。2曲目メンバーのCSEJTEYのテナーとの2管ユニゾンにギターが絡むとジャージーなモダンな曲です。3曲目はエレベのようなラインに、ジョー・ヘンダーソンのようなテナーのあと、ベースソロはペデルセンも時々アコで弾いていたエレベラインを思い出します。
4曲目はGyula Babosという人のギターとのトリオ。正調のギターの後のベースソロ、このベーシスト歌心充分なソロですが、それにとどまらない超技巧で、まるでベースソロを聴きながらダンサーの踊りも見ているような充実が有ります。
5曲目、6曲目はピアノのGeoge Vukanという人とのデュオですが、これはアウト。ピアノの調律が狂っているようで残念です。7曲目から9曲目、JAZZロック調の曲、Akos CSEJTEYは亡くなったCTIでのジョー・ファレルの演奏を思い出しました。軽さも同じぐらい。そう思っているとギターもE・ゲイルに聴こえてきました。
11曲目ではそのCSEJTEYがソプラノに持ち替えて、メローな美しいメロディを拭きます。JAZZロックの時代の後の美しさを思い出します。12曲目はベースソロから始まり、フリー・インプロヴィゼーションの後新主流派的な新しいアプローチをしています。
こうして聴いてくると,PEGEが色々なJAZZの流れを見せてくれている気もしますが、テクニックの話しばかり先にたつPEGEに身構えず、演奏を楽しめるアルバムに感じます。

  PEGE HUNGARIAN JAZZ WORKSHOP No.2 / PEGE

Aladar PEGE bass
Ablakos LAKATOS SS
Gyula BABOS g
Sandor HORANYI g
Imre KOSZEGI dr
Ferenc CSOMOS dr
George VUKAN P


1 EVENING DATE
2 DAWN
3 VICY STREET
4 DEBRECEN BLUES
5 CLOUDS
6 WALTER
7 WALK STREET
8 ECKART
9 EASTERN EGG
10 SKATEBOARD
11 ORCHIDEA
12 WATERSKI


コメント
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