JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

2005年のREAL REAL JAZZ / Jan Ptaszyn Wroblewski

2007-01-16 20:50:14 | 聞いてますCDおすすめ
中古アルバムの新しい買い方を見つけましたが、まさにその方法で買ったアルバムです。調べれば、このテナーblogなかまオラシオさんは、大推薦の人でした。そしてこれがすばらしいアルバムで喜ぶというよりちょっと驚きになっています。
1曲目“BLUE SAND”落ち着いた語り口のテナーで始まり、ピアノソロ、ベースソロと、すごく良い雰囲気のライブをみている様です。2曲目は有名曲“ON GREEN DOLPHIN STREET”でロリンズぽっい長めの節回しはみだれません。バックのウォーキングベースに聞き惚れていると、ベースソロになります。このベースソロが良い。Jacek Niedielaという人です。3曲目でもすばらしいソロを聴かせます。ピッチ、タイム共に正確でメロディアス聴いている脳が気持ちよくなるベースです。4曲目もソロが有って、ベースばかりかというと、5曲目10分を超える“PROMENADE THROUGH EMPTY STREETS”では、正確の上にいろいろな仕掛けをするドラムがすばらしいソロをとります。ピアニストは早い曲では、少し性急なメロディラインになりますが、スローな6曲目“WE'LL BE TOGETHER AGEIN”ではクールな音で美しいメロディを聴かせます。言い方はおかしいのですが、この曲昔聴いたムード音楽みたいな節回しです。8曲目はコメダの“ローズマリーの赤ちゃん”からの曲でピアノとテナーの絡み合いが怪しい雰囲気を醸します。
どの曲もすばらしい出来で、それも全てのプレーヤーがすばらしい、アルバムです。
アルバムタイトルが“REAL JAZZ”でその名が付いた曲が有りませんから、アルバム全体を指すタイトルなのでしょう。録音をみると2005年9月、新しい録音です。これには驚きました。このような正調の美しいJAZZが2005年に録音されたとは。まさにREAL JAZZ。これがポーランドの現実。2005年すごいジャズが生きています。

  REAL JAZZ / Jan Ptaszyn Wroblewski

Jan Ptaszyn Wroblewski ts
Wojiela Niedziela piano
Jacek Niedziela bass
Marcin Jahr drums

1 BLUE SANDS
2 ON GREEN DOLPHIN STREET
3 INSTEAD
4 UNCLE'S DANCE
5 PROMENADE THROUGH EMPTY STREETS
6 WE'LL BE TOGETHER AGAIN
7 MORNING THUNDER
8 SLEEP SAFE AND WARN
コメント (2)
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