JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

紅茶党ですか、コーヒー党ですか BURGONING / JARRETT CHERNER

2007-12-13 21:16:38 | 聞いてますCDいいと思う


みなさんは紅茶党でしょうか、コーヒー党でしょうか。
なぜこんな題になったかというと、霞のかかったmonakaの思考回路はときに飛翔してしまうのです。
このアルバムの奏者についてはまるで知りません。ベースは1980年生まれ、ピアノも20代でしょうか、ドラムスはペルー生まれで年は解りません。2005年録音のピアノトリオアルバムです。
1曲目ドラムスの一音から始まる曲は、少し気負いの部分がありますが、タッチが美しいところに締めを入れているように思います。
2曲目ベースソロから入る、美しいバラッドすが手拍子の上にピアノのシングルトーンのソロはあふれるフレーズで素晴らしくておもいます。きれいな曲なのにアレンジが不必要に思うところがあり残念です。
3曲目エレベを使っていますが、ウッドでも良いような感じの曲ですが、4ビートに移ったときのエレベの音も面白く、ソロ部分も解らなくありません。ただ曲調はウッドの曲です。
4曲目はアコベースに戻って、ちょっとスパニシュな響きがある曲想です。このピアニスト、シングルの音がとてもソフトで美しく、そこに入れるハーモニーも柔らかく、とんがったピアニストでなく、ソフトに心を包みます。ベースも確りしたソロで良いと思います。
5曲目も音を多用しないテーマから、展開し始めるとシングルのフレーズが流れ出てよいと思うのです。
6曲目、4ビートにして古い感じのブルース、ピアノのフレーズは若い音ですが、そのバックに巧いアルコのベースソロがありレイ・ブラウンをもう少し軽くした感じです。
7曲目スタンダードのような落ち着いた曲で激しく、柔らかい響きのよさがあります。

このトリオはボストンで活動しているグループのようです。ボストンのジャズというものが、どのようなものか良く解りません。バークリー音楽院などがありその一門のちょっと高尚なものをいうのでしょうか、ジョージ・ガゾーンなどという硬派な人もいます。
ボストン、ボストンと考えていたら、お茶を飲みたくなりました。というのは嘘でボストン茶会事件と言うのがあったなと頭にうかびました。すっかり忘れているので調べてみました。
フランスとの戦争の費用負担として、イギリスは重い税金政策を植民地に課しました。イギリスは1773年に新たな茶法を制定しますが、これは、茶税を逃れようとして、植民地側がオランダ商人から茶を密輸入していたのを禁じ、イギリス東インド会社に茶の販売独占権をあたえるというものでした。
このような政策に反発した住人はインデアンに扮装して貿易船をおそい、荷揚げしようとしたイギリスよりの342ヶの茶箱を船より海になげすてたのでした。
これがボストン茶会事件でその後アメリカ独立戦争に発展していくのです。
また茶法に反発する植民地では、それまで愛飲していた紅茶をボイコットし、変わりにコーヒーを飲むことを植え付けることになりました。
と言うことでイギリスでは紅茶、アメリカはコーヒーを飲む人が多いということで、このお題に行き着くこととなりました。
ちなみに私は、午前はイギリス派、午後はアメリカ派です。

BURGEONING / JARRETT CHERNER

JARRETT CHERNER piano
JORGE ROEDER bass
JORGE PEREZ-ALBELA drums,percussion

1 THEME
2 SHAKE YOUR CAGE
3 STAND YOUR OWN
4 UNTITLED
5 BURGEONING
6 SUCKER PUNCH
7 SOMEBODY QUIETLY
コメント
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