JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ずっと踊れたら  TANGO !

2007-12-28 22:50:25 | 聞いてますCDいいと思う


TANGOとアルバムに名前があるとつい買ってしまう事は続いています。ところが中古屋さんでは、JAZZではないのにJAZZの棚に紛れ込んでいるのがあります。ちょっと疑問に思いながら買ったのがこのアルバム。良く観れば、どのようなものか解るのでしょうが、細かい字を見るのは面倒、大きな字でTANGOとあり、jazzのたなにあるのだからいいじゃんともちかいりました。

1932年から1938年ぐらいまで、みなさんはいかにお過ごしででしたが。
そんな時代には生まれてないという方がほとんどでしょうが、
このアルバムは、その当時のBIG BANDでの演奏を集めたものです。
JAZZとはなれているTANGO演奏ですが、BIG BAND演奏が元気だった時代、ダンスフロアーで色々な音楽が交錯していた事を優しく感じます。
流れる歌は、もちろん遠い昔のマイクを通していながら、朗々と歌う美声が今聴くと安心できる柔らかさです。
中にはちょっと知った曲があり、“ムーチョ・ムーチョ”と聴こえて知っていたり名曲“青空”が入っていて驚きます。1938年の録音です。
たとえばその後の曲“If The World Were Mine”は1937年の録音で、Monte Reyという人が美声を聴かせます。この時代がどうだったのでしょうか、現代が良いは言えませんが、この時代も刹那を感じます。
17曲目はおなじみ“国境の南”1939年の演奏ですが、とても素晴らしい演奏です。
Jack Haeeis and his Orchestraというバンドですが知っているバンドは皆無です。
18曲目の“EL Pescador”という曲もなかなか美しい曲です。
とんでもなく古い演奏、それも凄い録音状態ですが、フィルターをかけてここまできたのでしょう(ヴォーカルの声はすばらしく良い)
この時代にダンスフロアで踊っていた人となると今にはほとんどいないのでしょうね。私がこのような物もすきなのは、古い映画を母と観た思い出があるからかも知れません。

コメント
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