JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

軽イ~の、快イ~の  A FIFFERENT VIEW / ltc

2008-01-18 21:33:34 | 聞いたけどCDどちらでも


つい最近にFavrizio Bossの演奏がカッコイイ、ベーシストのGiuseppe Bassiのアルバムでもドラムスを叩いているLorwnzo Tucciが入っているアルバムです。っというかこのトリオの3人は2007年11月にはニコラス・コンテのバンドのメンバーとして来日、12月にはhight five quintetのメンバーとしてドラムスとベースはブルーノート東京に来ている安定した人たちです。
このアルバムフィンランドにあるクラブ系を録音するRieky Tick Recordsがリリースしたもので、録音はイタリアです。
hight five quintetのドラムスとベースですから、それは安定しています。ピアニストはニコラス・コンテのグループだそうで、実はまるで知りません。
全てピアノトリオとして演奏されます。
ピアノのフレーズとしては創造性に富んだ、フレーズがあふれるというよりか、雰囲気を大切に、盛り立てるピアノです。ニコラス・コンテのグループの演奏がどのようなものか知りません。その人にあったピアニストなのでしょう。クラブ系の要素があるためかバラエティに欠ける所があります。
その点、シリアスに考えたり、しないで聴くといい演奏です。
タッチとか乗りのパターンの作り方が同じようで、引き出しは多くないところがあり、興に乗ったら受けるという感じで、イタリアハードバップの一つの受け部分と感じます。
1曲目ちょっと硬質な音ながら軽快にはじまります。
3曲目ファンキーな感じはレス・マッキャンのようですが、4,5,6とラテンフレーバーと同じようなリズム取りで、クラブ系などに近いと必要なところを選ぶとこうなるのでしょうか。
このピアニスト左手のブロックコードの付け方がだいたい同じで、フレーズも似ているので変化に乏しくかんじます。
7曲目になるとメロディアスでゆったりして、このアルバムのなかでは目立つ曲です。曲が良いのは“スパルタカスのテーマ”の作曲者アレックス・ノースの曲でうなずけます。
8曲目は、コルトレーンの曲のような感じの渋谷の交差点を表現した曲で、ピアノもマッコイ・タイナーを感じます。
9曲目はエレピも使って変化を付けますが、曲としてはあまりおもしろくない。
10曲目黒人霊歌のような、ニーナ・シモンの得意曲で、O・ピーターソンを思わせて良いと思います。
11曲目ホレス・シルバーみたいなファンキータッチなボーナス・トラック。
オリジナルがちょっと単調に成るところがあるので、もう2,3曲良い曲を選べば良かったと思うアルバムです。
こうゆうの題も付けずらい。馬鹿にするつもりはありません。軽快と言うのが第1印象で、軽と快が段々離れていったら、どこかのお笑い芸人がやるギャグみたいに成ってしまいました。
私、ついまじめになって聴いてしまう癖があるみたいでが、軽く楽しんで、快イ~のと身もだえてる方が良いのかも知れません。

A FIFFERENT VIEW / ltc

Piertro Lussu      piano
Lorenzo Tucci      drums
Pitro Ciancaglini    bass


1 Just Give Me Time
2 Different View
3 The Holy Ghost
4 Magic Mirror
5 Menino das Laranjas
6 Easy Does It
7 Anthony and Cleopatra's Love
8 Shibuya Crossing
9 Breakfast with Silvia
10 I Wish I Knew How It Would Feel to be Free
11 Japanese Crowd - bonus track -


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする