JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

触発があります Well' be together again/Giuseppe Bassi

2008-01-14 12:05:04 | 聞いてますCDいいと思う


Giuseppe Bassiというベーシストがリーダーの2000年のイタリアのアルバムです。
このベースは、イタリアの新人トランペッターANDREA SABATINOの“Pure Soul”で弾いていますし、同じレーベルのNICOLA ANDRIOLIのピアノトリオでも弾いていました。どちらのアルバムでも不可でないと思う、でも特に凄いとは思わない人でした。このアルバムでもそこのところは変わりませんが、集まった他のメンバーが凄い。
High Five のボッサとD・スカナピエコ、それにピアノがD・Moroniです。色々なアルバムで絡んでいますがこの人たちがそろうとこれは良い。
もちろん一番いいのはBossaの入った曲、1曲目、テーマの後のボッソのソロはさすがとしか言いようがない。いつも想像を超えたフレーズを持っていて驚かされます。
そしてアルバム通じて一番凄いのがDado Moroniで曲によって表情を変える演奏です。
2曲目はスローバラッドでテナーのスカナピエコの音色がとても良い感じの曲になります。
3曲目は表題作、ベースソロから始まってスカナピエコが雰囲気のあるしっとりしたサックスを吹きます。
Dado Moroniのピアノは、芯があり、エッジが立って曲をキッと引き締めています。このピアノがあるからスカナピエコのテナーが生きてくるのです。4曲目も良いブルース演奏です。
このあとギターが入ってちょっとおとなしい演奏でスイング系の演奏が続きます。
7曲目はバップ調に戻りそれぞれのソロの交換もなかなか、ベースの結構良い感じです。
最後の曲でバップ爆発です。ピアノのダッドがちょっと走ると抑えていたバッソが思い切りよく吹きはじめる、テナーがまるで待っていたかのように急激に絡み付いて行きます。ドラムスがガァーときて、プッツリと終わります。
このテイクのそこまでが凄く良かったのでアルバムに入ったのではと思います。少し唐突ではありますが、満足です。
ベーシストは技量、いまいちに思いましたがこの人はこう言いたいと思います。
“Well' be together again” 
言いたくなりますよね。

We'll be together again / Giueppe Bassi

Giuseppe Bassi(b)
Dado Moroni(p)
Daniele Scannapieco(ts except 6,9)
Lorenzo "Sabre" Tucci(dr except 6)
Fabrizio Bosso(tp,flh on 1,2,7,8,10)
Guido Di Leone(g on 6,7,8)

1.L'ANGELO CHE VOLA PIU IN ALTO
2.LOVE WALKED IN
3.WE'LL BE TOGETHER AGAIN
4.HAZE
5.PARLA PIU PIANO
6.ROMA NUN FA LA STUPIDA STASERA
7.MEMORY OF A DREAM
8.BASS TUNE
9.GOOD MORNING HEARTACHE
10.JEHU
コメント (2)
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