5日の日に映画を見たあと、食事もしていこうということになりましたが、まだ4時すぎです。少し早いので目的方向に歩いていくとHMVがありました。時間つぶしに奥さんと30分別れてみているとTERJE RYPDALの見たことのないアルバムがあります。裏を見ると1999年Universalとあります。その下には1998年とありますから録音年だとおもいました。値段も安いのでそれをY楽器に追加で購入しました。
ところが悲しいかな、目が悪いだけで下の年は1968年、なんとRYPDALのデヴューアルバムでした。
参ったなと思いながらも気になります。帰って音を出すとこれが面白い、カッコ良い。
1曲目、最初に鳴り出すギターの音は、あのRYPDALの音ではなく、昔の北欧のバンド“ザ・スプートニクス”みたいな感じ、そしてロックのvocalが楽しい。
編成はブラスがしっかりそろえた編成で若き日のガルバレクも入っています。
2曲目は“WES”とあるようにRYPDALが書いたウエス・モンゴメリーに捧げた曲で、ウエスの奏法を取っているところ嬉しくなってきます。
3曲目は一変、前衛的なサウンドを出しますが、あくまで北欧風で聴きやすい。
4曲目エコーを聞かせたギターに、テナーサックスはガトー、バルビエリみたいなガルバレクです。ギターがこの後吼えだす気持ち良さ、40年昔の演奏です。
5曲目静かなブラスハーモニーに乗せて昔の音色のギターが懐かしい。
最後はアコギターでボッサを弾きながらスキャットです。昔こうゆうのありました。ギター弾きの必須項目みたいに、これは爆笑。
間違えって買ったアルバムでオジサンは突然40年も昔の若造に戻る事ができました。
30分ちょっと、トリップ可能な長さの若返りでした。
BLEAK HOUSE / TERJE RYPDAL
Terje Rypdal(g,fl)
Kare Furuholmen,Jarl Johansen,Ditlef Eckhoff(tp)
Kjell Hauger,Oeivind Westby,Tore Nilson(tb)
Calle M. Neumann(as,fl)
Jan Garbarek(ts,fl,bells)
Hans Knudsen(bs)
Christian Reim(org,p)
Terje Venaas(b)
Jon Christensen(ds)
Knut Riisnaes(arr,cond)
1 Dead Man's Tale
2 Wes
3 Winter Serenade
4 Bleak House
5 Sonority
6 A Feeling Of Harmony